メトクロプラミド
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- ネオプラミール注射液10mg,メトクロプラミド注射液. ... 安定性試験:最終包装製品を 用いて長期保存試験(室温、5年間)を実施した結果、外観及び含量等は規格の範囲内 であり、ネオプラミール注射液10mgは通常の市場流通下において5年間安定である こと ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分(1管(2mL)中)
- 塩酸メトクロプラミド(メトクロプラミドとして):10mg(7.67mg)
添加物
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 褐色細胞腫の疑いのある患者[急激な昇圧発作を起こすおそれがある。]
- 消化管に出血、穿孔又は器質的閉塞のある患者[本剤には消化管運動の亢進作用があるため、症状を悪化させるおそれがある。]
効能または効果
- 次の場合における消化器機能異常(悪心・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感)
- 胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆のう・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐、薬剤(制癌剤・抗生物質・抗結核剤・麻酔剤)投与時、胃内・気管内挿管時、放射線照射時、開腹術後
- X線検査時のバリウムの通過促進
- メトクロプラミドとして、通常成人1回7.67mg(注射液:1管)を1日1〜2回筋肉内又は静脈内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 小児(「小児等への投与」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 腎障害のある患者[高い血中濃度が持続するおそれがある。]
- 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者[悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、喉頭浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
悪性症候群(Syndrome malin)
(頻度不明)
- 悪性症候群があらわれることがあるので、無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
意識障害
(頻度不明)
- 意識障害があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
痙攣
(頻度不明)
- 痙攣があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
遅発性ジスキネジア
(頻度不明)
- 長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれ、投与中止後も持続することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 塩酸メトクロプラミド(Metoclopramide Hydrochloride)
化学名
- 4-Amino-5-chloro-N-(2-diethylaminoethyl)-2-methoxybenzamide dihydrochloride monohydrate
分子式
分子量
性状
- 本品は白色〜淡黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかにアミン臭があり、味は極めて苦い。
本品は水、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、アセトンに溶けにくく、クロロホルムに極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品の水溶液(1→10)のpHは約1である。
★リンクテーブル★
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商品
[★]
- 英
- metoclopramide
- 関
- ベンズアミド
- 商
- Reglan、プリンペラン、エリーテン、テルペラン、プロメチン、アノレキシノン、ネオプラミール、フォリクロン、プラミール、ペラプリン、プリンパール
特徴
構造
薬理作用
- 消化器機能をつかさどる脳幹部に作用し、食道から近位小腸までの平滑筋の運動を増強し、胃内容物の排出、腸管内での移動を促進する
- 中枢性のみならず末梢性の嘔吐を抑制する。
適応
- プリンペラン錠
- 次の場合における消化器機能異常(悪心・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感)
- 胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆嚢・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐、薬剤(制癌剤・抗生物質・抗結核剤・麻酔剤)投与時、胃内・気管内挿管時、放射線照射時、開腹術後
禁忌
- プリンペラン錠
- 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2. 褐色細胞腫の疑いのある患者[急激な昇圧発作を起こすおそれがある。]
- 3. 消化管に出血、穿孔又は器質的閉塞のある患者[本剤には消化管運動の亢進作用があるため、症状を悪化させるおそれがある。]
副作用
- 長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれ、投与中止後も持続することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。(プリンペラン錠)
添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2399004F1200_1_02/