ドンペリドン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※ フォリメジン錠5
組成
組 成
- ※ フォリメジン錠5は1錠中ドンペリドン5mgおよび添加物として乳糖水和物、バレイショデンプン、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタンを含有する。
禁忌
- (1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- (2)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- (3)消化管出血、機械的イレウス、消化管穿孔の患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- (4)プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)の患者〔抗ドパミン作用によりプロラクチン分泌を促す。〕
効能または効果
下記疾患および薬剤投与時の消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、あい気)
成人:
- ○慢性胃炎、胃下垂症、胃切除後症候群
○抗悪性腫瘍剤またはレボドパ製剤投与時
小児:
- 成人:通常、ドンペリドンとして1回10mgを1日3回食前に経口投与する。ただし、レボドパ製剤投与時にはドンペリドンとして1回5〜10mgを1日3回食前に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 小児:通常、ドンペリドンとして1日1.0〜2.0mg/kgを1日3回食前に分けて経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
ただし、1日投与量はドンペリドンとして30mgを超えないこと。
また、6歳以上の場合はドンペリドンとして1日最高用量は1.0mg/kgを限度とすること。
慎重投与
- 1)小児(「小児等への投与」の項参照)
- 2)肝障害又は腎障害のある患者〔副作用が強くあらわれるおそれがある。〕
重大な副作用
1.ショック、アナフィラキシー様症状:
頻度不明
- ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、発赤、呼吸困難、顔面浮腫、口唇浮腫等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.錐体外路症状:
頻度不明
- 後屈頸、眼球側方発作、上肢の伸展、振戦、筋硬直等の錐体外路症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。なお、これらの症状が強い場合には、抗パーキンソン剤を投与するなど適切な処置を行うこと。
3.意識障害、痙攣:
頻度不明
- 意識障害、痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4.肝機能障害、黄疸:
頻度不明
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ●in vitroでドパミン受容体と特異的に結合することが示されている。
- ●モルモット胃でドパミン投与による弛緩反応に拮抗する。
- ●イヌで胃運動に対して促進作用を示すが、この作用は主として胃の収縮力に対する増強で、収縮頻度やトーヌスに対してはほとんど影響しない。
- ●イヌでアポモルフィンによる嘔吐に対し、メトクロプラミドより強くハロペリドールと同程度の制吐作用を示し、レボドパによる嘔吐に対してもメトクロプラミドより強い抑制を示すが、硫酸銅による嘔吐に対しては抑制作用を示さない。
有効成分に関する理化学的知見
- ドンペリドンは白色〜微黄色の結晶性の粉末又は粉末である。
本品は酢酸(100)に溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)に溶けにくく、2-プロパノールに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点:約243℃(分解)。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- domperidone
- 商
- アースレナン、ジャックマール、ドンペリン、ナウゼリン、ナシロビン、ノーゼア、ハドドリン、フォリメジン、ペリゼリン、ペロリック、ミオナゼリン、モンロビア
- 関
- ドーパミン受容体。その他の消化器官用薬
構造
薬理作用