トリメブチン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※サキオン錠100mg
効能または効果
慢性胃炎における消化器症状(腹部膨満感、腹部疼痛、悪心、あい気)
過敏性腸症候群
慢性胃炎における消化器症状に使用する場合
- トリメブチンマレイン酸塩として、通常成人1日量300mg(本剤3錠)を3回に分けて経口投与する。
年齢、症状により適宜増減する。
過敏性腸症候群に使用する場合
- トリメブチンマレイン酸塩として、通常成人1日量300〜600mg(本剤3〜6錠)を3回に分けて経口投与する。
重大な副作用
- 肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST(GOT)、ALT(GPT)、Al−P、LDH、γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
作用機序
- トリメブチンマレイン酸塩は、消化管平滑筋に直接作用して消化管運動の調節を行い、消化管運動亢進状態では抑制的に働き、逆に低下状態では亢進的に働く。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- トリメブチンマレイン酸塩
(Trimebutine Maleate)
化学名
- (2RS)‐2‐Dimethylamino‐2‐phenylbutyl 3,4,5‐trimethoxybenzoate monomaleate
分子式
分子量
性 状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品はN,N−ジメチルホルムアミド又は酢酸(100)に溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けやすく、水又はエタノール(99.5)に溶けにくい。
本品は0.01mol/L塩酸試液に溶ける。
本品のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(1→20)は旋光性を示さない。
融 点
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- trimebutine
- 化
- トリメブチンマレイン酸塩、マレイン酸トリメブチン trimebutine maleate
- 商
- サキオン、サペスロン、サルナチン、セエルミート、セレキノン、テフメチン、トライシー、ニチマロン、ネプテン、ピレマイン、ブチキノン、ベーエム、マストリック、メブコロン、メブチット