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- 関
WordNet
- (virology) a complete viral particle; nucleic acid and capsid (and a lipid envelope in some viruses)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/21 10:28:28」(JST)
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この項目では、virionと表記される微生物学上の概念について記述しています。billionと表記される欧米式の数の表記法については「西洋の命数法」を、T.M.Revolutionのベスト・アルバムについては「1000000000000 (アルバム)」をご覧ください。 |
ビリオンの基本構造
(上)エンベロープを持たないビリオン
(下)エンベロープを持つビリオン
ビリオン (virion) は、細胞外におけるウイルスの状態であり、完全な粒子構造を持ち、感染性を有するウイルス粒子のことをいう。ビリオンはその種によって様々な大きさと形があり、その大きさは20~300nm程度である。ビリオンにはその種により、核酸(DNAあるいはRNAの一方)とカプシドからなるものと、その外側がさらにエンベロープと呼ばれる外被に覆われるものとがある。エンベロープを持たないビリオンは、裸のウイルスと呼ばれる場合もあり、ヌクレオカプシドと同義である。エンベロープを持つビリオンはエンベロープ保有粒子あるいは被膜粒子と呼ばれる場合もある。一般にエンベロープを持つビリオンは持たないビリオンに比べて消毒薬に対する抵抗力が弱い。ウイルスの分類にはビリオンの性状が用いられることが多い。
参考文献[編集]
- Michael T. Madigan他著 室伏きみ子他監訳 『Brock微生物学』 オーム社 2003年 ISBN 4274024881
- 東匡伸、小熊惠二編集 『シンプル微生物学 改訂第3版』 南江堂 2000年 ISBN 4524220577
- 大里外誉郎編集 『医科ウイルス学 改訂第2版』 南江堂 2000年 ISBN 4524214488
- 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編集 『最新家畜微生物学』 南江堂 1998年 ISBN 4254460198
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- セラミックハイドロキシアパタイトクロマトグラフィーによる日本脳炎ウイルス粒子の精製方法
- トリレオウイルスの蛋白質分解酵素処理による感染価上昇
- 高瀬 公三,直原 良子,岩瀬 夏代 [他]
- 鹿児島大学農学部学術報告 (62), 59-64, 2012-03
- … められたが, パパイン, カルボキシラーゼおよびトロンビンでは観察されなかった。トリプシン処理による感染価上昇は用いた4株のARV全てで確認でき, この作用はトリプシンインヒビターによって阻止された。また, フィルター濾過試験の結果から, 感染価上昇は酵素作用によるウイルス粒子凝集の解離によるものではないと考えられた。The influence of six proteinases on the infectivity of avian reovirus (ARV) was …
- NAID 40019245009
- ウイルスキナーゼおよびウイルス粒子成熟を標的とした新規抗ウイルス剤の開発
Related Links
- 第11章 ウイルスとは 細菌でも動物細胞でも、遺伝情報は、DNA にあり、RNA に転写され、さらに蛋白に翻訳されて、その発現に至る。即ち、 DNA → RNA → protein である。 ウイルスは宿主のこの遺伝情報 ...
- (表2 HA滴定およびCSクロマトグラフ分析によるウイルス粒子濃度の測定結果) 個々のウイルスピークのピーク面積は、共通の方法で測定した試料中のウイルス粒子および/またはウイルス抗原の濃度と強い相関関係があることを ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
インフルエンザHAワクチン「北里第一三共」シリンジ0.25mL
組成
製法の概要
- 本剤は、厚生労働省より指定されたインフルエンザウイルスをそれぞれ個別に発育鶏卵の尿膜腔内に接種して培養し、増殖したウイルスを含む尿膜腔液をとり、ゾーナル遠心機を用いたしょ糖密度勾配遠心法により精製濃縮後、エーテルを加えてウイルス粒子を分解してHA画分浮遊液を採取する。これをホルマリンにより不活化した後、リン酸塩緩衝塩化ナトリウム液を用いて各株ウイルスのHAが規定量含まれるよう希釈調整した液剤である。
組成
- 本剤は、0.25mL中に下記の成分・分量を含有する。
有効成分(製造株)
- A型株
A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09 HA含有量(相当値)は、1株当たり7.5μg以上
A/ニューヨーク/39/2012(H3N2) HA含有量(相当値)は、1株当たり7.5μg以上
B型株
B/マサチュセッツ/2/2012 HA含有量(相当値)は、1株当たり7.5μg以上
安定剤
緩衝剤
- リン酸水素ナトリウム水和物 0.63mg
リン酸二水素カリウム 0.10mg
塩化ナトリウム 2.08mg
分散剤
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 1歳以上3歳未満のものには0.25mLを皮下に、3歳以上13歳未満のものには0.5mLを皮下におよそ2〜4週間の間隔をおいて2回注射する。13歳以上のものについては、0.5mLを皮下に、1回又はおよそ1〜4週間の間隔をおいて2回注射する。
本剤の使用
接種間隔
- 2回接種を行う場合の接種間隔は、免疫効果を考慮すると4週間おくことが望ましい。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患を有する者
- 本剤の成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
(0.1%未満)
- ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
(0.1%未満)
- 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)があらわれることがある。通常、接種後数日から2週間以内に発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害等があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
ギラン・バレー症候群
(頻度不明)
- ギラン・バレー症候群があらわれることがあるので、四肢遠位から始まる弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失等の症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
けいれん
(頻度不明)
- けいれん(熱性けいれんを含む)があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
喘息発作
(頻度不明)
- 喘息発作を誘発することがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
血小板減少性紫斑病、血小板減少
(頻度不明)
- 血小板減少性紫斑病、血小板減少があらわれることがあるので、紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等の異常が認められた場合には、血液検査等を実施し、適切な処置を行うこと。
血管炎(アレルギー性紫斑病、アレルギー性肉芽腫性血管炎、白血球破砕性血管炎等)
(頻度不明)
- 血管炎(アレルギー性紫斑病、アレルギー性肉芽腫性血管炎、白血球破砕性血管炎等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
(頻度不明)
- 間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の臨床症状に注意し、異常が認められた場合には、胸部X線等の検査を実施し、適切な処置を行うこと。
脳炎・脳症、脊髄炎
(頻度不明)
- 脳炎・脳症、脊髄炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
(頻度不明)
- 皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
ネフローゼ症候群
(頻度不明)
- ネフローゼ症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- インフルエンザHAワクチンを3週間間隔で2回接種した場合、接種1ヶ月後に被接種者の77%が有効予防水準に達する。
接種後3ヶ月で有効予防水準が78.8%であるが、5ヶ月では50.8%と減少する。効果の持続は、流行ウイルスとワクチンに含まれているウイルスの抗原型が一致した時において3ヶ月続くことが明らかになっている。基礎免疫を持っている場合は、ワクチン接種群における有効予防水準は、3ヶ月を過ぎても維持されているが、基礎免疫のない場合には、効果の持続期間が1ヶ月近く短縮される。8)
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- viral particle、virus particle
[★]
- 関
- virion、virus particle
[★]
- 関
- viral particle、virion
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
- particle、grain、particulate
- 関
- 木目、穀物、子実、グレイン、微粒子、粒子性、粒状
[★]
- 英
- child
- 関
- 子供、雑種、小児、小児用