リマプロスト
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オプチラン錠5μg
組成
- 1錠中:リマプロスト アルファデクス…0.17mg
(リマプロストとして5μg)
〈添加物〉
結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物
禁忌
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
オプチラン錠5μg
- 1.閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善
- 2.後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で、両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善
オプチラン錠10μg
- 閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善
オプチラン錠5μg
- 1.閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善には、通常成人に、リマプロストとして1日30μgを3回に分けて経口投与する。
- 2.後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で、両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善には、通常成人に、リマプロストとして1日15μgを3回に分けて経口投与する。
オプチラン錠10μg
- 通常成人に、リマプロストとして1日30μgを3回に分けて経口投与する。
慎重投与
- 出血傾向のある患者[出血を助長するおそれがある]
- 抗血小板剤、血栓溶解剤、抗凝血剤を投与中の患者 (「相互作用」の項参照)
重大な副作用
- 肝機能障害、黄疸 AST(GOT)、ALT(GPT)の著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- リマプロストはプロスタグランジンE1(PGE1)を化学的に安定化した誘導体で、リマプロスト アルファデクスはリマプロストのα-シクロデキストリン包接化合物であるが、作用の本質はPGE1と同一である。PGE1の主な作用は、血管拡張作用と血小板凝集抑制作用であり、これらを利用して、本薬は閉塞性血栓血管炎に用いられる。なお、PGE1はプロスタグランジンIP受容体に作用して細胞内cyclic AMPを上昇させると考えられている。2)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
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商品
[★]
- 英
- limaprost
- 化
- リマプロストアルファデクス limaprost alfadex
- 商
- オパプロスモン、オパルモン、オプチラン、ゼフロプト、プロレナール、リマルモン
- 関
- プロスタグランジンE1、プロスタグランジン
効能又は効果
- オパプロスモン錠5μg
- 1. 閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍,疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善
- 2. 後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で,両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛,下肢しびれ)および歩行能力の改善
薬効薬理
- オパプロスモン錠5μg
- リマプロストはプロスタグランジンE1を化学的に安定化した誘導体で,本薬はリマプロストのα-シクロデキストリン包接化合物であるが,作用の本質はプロスタグランジンE1(PGE1)と同一である。プロスタグランジンE1の主な作用は,血管拡張作用と血小板凝集抑制作用であり,これらを利用して,本薬は閉塞性血栓血管炎に用いられる。なお,PGE1はプロスタグランジンIP受容体に作用して細胞内cyclic AMPを上昇させると考えられている。2)
ADME
代謝
- α鎖のβ酸化、ω鎖末端の酸化、五員環の異性化、C-9位のカルボニル基の還元等を受けて代謝される。(ラット)(プレナール添付文書)
排泄
- 排泄経路:胆汁中及び尿中(ラット)(プレナール添付文書)
- 排泄率:肝クリアランスを受けて投与量の75~80%が胆汁中に排泄されるが、腸肝循環して投与後72時間までに糞便中に約70%、尿中に約30%が排泄された。(ラット)(プレナール添付文書)
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3399003F1065_1_09/3399003F1065_1_09?view=body