イコサペント酸エチル
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
エパフィールカプセル300
組成
- エパフィールカプセル300は1カプセル中イコサペント酸エチル300mgを含む軟カプセル剤である。
- 添加物としてトコフェロール,カプセル本体にパラオキシ安息香酸エチル,パラオキシ安息香酸プロピル,ゼラチン,コハク化ゼラチン,濃グリセリンを含有する。
禁忌
- 出血している患者(血友病,毛細血管脆弱症,消化管潰瘍,尿路出血,喀血,硝子体出血等)〔止血が困難となるおそれがある。〕
効能または効果
- ◇閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍,疼痛および冷感の改善
- ◇高脂血症
●閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍,疼痛および冷感の改善
- イコサペント酸エチルとして,通常,成人1回600mg(2カプセル)を1日3回,毎食直後に経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
●高脂血症
- イコサペント酸エチルとして,通常,成人1回900mg(3カプセル)を1日2回又は1回600mg(2カプセル)を1日3回,食直後に経口投与する。
ただし,トリグリセリドの異常を呈する場合には,その程度により,1回900mg(3カプセル),1日3回まで増量できる。
慎重投与
- 月経期間中の患者〔出血を助長するおそれがある。〕
- 出血傾向のある患者〔出血を助長するおそれがある。〕
- 手術を予定している患者〔出血を助長するおそれがある。〕
- 抗凝血剤あるいは血小板凝集を抑制する薬剤を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
薬効薬理
- プロスタサイクリン(PGI)は血管壁で作られ,血小板の凝集を抑制し,一方,トロンボキサン(TXA)は血小板で作られ,血管収縮,血小板の凝集を引き起こし,互いに拮抗的に作用する。
イコサペント酸エチル(EPA-E)の投与は第3系列のPGI3とTXA3の濃度を上昇させる。このPGI3とTXA3はリン脂質からのアラキドン酸の遊離を抑え,アラキドン酸からの第2系列のPGI2とTXA2の生成を阻害する。PGI3とPGI2は同様に強力な血小板凝集抑制作用を持つのに対し,TXA3は血小板凝集作用を有するが,TXA2に比べ,その作用は弱い。EPA-Eの投与がこの2つの作用のバランスを血小板凝集抑制の方向に働かせ,血栓形成を防ぎ,動脈硬化の進展を抑制すると考えられている。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- ethyl(5Z,8Z,11Z,14Z,17Z)-icosa-5,8,11,14,17-pentaenoate
分子式
分子量
性状
- 無色〜微黄色の澄明な液で,わずかに特異なにおいがある。エタノール(99.5),酢酸(100),ヘキサンと混和する。水又はエチレングリコールにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- ethyl icosapentate, EPA
- 商
- アテロパン、アンサチュール、イコペント、エパキャップソフト、エパデール、エパフィール、エパラ、エパロース、エメラドール、クレスエパ、シスレコン、ソルミラン、ナサチーム、ノンソル、メタパス、メルブラール、ヤトリップ
[★]
- 英
- puffing、puff
- 関
- ひと吹き、バルビアニ環