ミリモスチム
Japanese Journal
- ロイコプロ-ルの薬理作用 (特集 サイトカインと細胞分化)
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- ロイコプロール点滴静注用800万単位,ミリモスチム注射用.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ロイコプロール点滴静注用400万単位
組成
有効成分
- ミリモスチム:400万単位
備考:ヒト生体由来成分抽出物(尿)
添加物
添加物
添加物
添加物
禁忌
効能または効果
骨髄移植後(同種・同系)の顆粒球数増加促進
下記疾患並びに状態における顆粒球数増加促進
- 卵巣癌[抗悪性腫瘍剤(シクロホスファミド水和物,ドキソルビシン,シスプラチン)を繰り返し投与することにより,顆粒球数1,000/mm3(白血球数2,000/mm3)以下が観察された顆粒球減少症]
- 急性骨髄性白血病[抗悪性腫瘍剤(シタラビン,エノシタビン)を投与することにより,顆粒球数500/mm3(白血球数1,000/mm3)以下が観察された重度の顆粒球減少症]
- 本剤は日本薬局方生理食塩液の適量に溶解した後,輸液200〜500mLに希釈して,100mL当たり30分以上かけて点滴静注する。
○骨髄移植後(同種・同系)の顆粒球数増加促進
- 通常,成人には骨髄移植直後よりミリモスチムとして1日1回800万単位を,2週間連日投与する。
○卵巣癌[抗悪性腫瘍剤(シクロホスファミド水和物,ドキソルビシン,シスプラチン)を繰り返し投与することにより,顆粒球数1,000/mm3(白血球数2,000/mm3)以下が観察された顆粒球減少症]
- 通常,成人には抗悪性腫瘍剤投与後よりミリモスチムとして1日1回800万単位を,1週間連日投与する。
○急性骨髄性白血病[抗悪性腫瘍剤(シタラビン,エノシタビン)を投与することにより,顆粒球数500/mm3(白血球数1,000/mm3)以下が観察された重度の顆粒球減少症]
- 通常,成人にはミリモスチムとして1日1回800万単位を,1〜2週間連日投与する。
- なお、いずれの場合も年齢,症状により適宜増減する。
慎重投与
重大な副作用
ショック
頻度不明
- ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
顆粒球増加作用
正常動物における顆粒球-単球系造血作用
- 正常動物(マウス)の骨髄及び脾臓の単球系前駆細胞(CFU-M)を用量依存的に増加させた。しかし,末梢血白血球数及び白血球分画に対し,影響を与えなかった12)。
抗癌剤投与動物における顆粒球-単球系造血作用
- シクロホスファミド水和物投与白血球減少症マウスにおいて,骨髄及び脾臓の顆粒球・単球系前駆細胞(CFU-C)の増殖を促進するとともに,顆粒球の増加による末梢血白血球数の回復を促進した13)。
- 5-FU投与白血球減少症マウスにおいて,末梢血白血球数の回復を促進する傾向を示した14)。
- アドリアマイシン投与白血球減少症サルにおいて,顆粒球を主とする末梢血白血球数の回復を促進し,その減少を抑制した15)。
骨髄移植動物による顆粒球-単球系造血作用
- 致死量の60Co照射後,骨髄移植を行ったマウスにおいて,骨髄及び脾臓のCFU-Cの顕著な増殖促進作用を示すとともに,顆粒球を主とする末梢血白血球数の回復を促進した16)。
白血球減少症患者血清中のコロニー形成能(CSA)増加作用
- 抗癌剤投与による白血球減少症患者の血清中CSAを増加させることが認められた17)18)。
作用機序
- ヒト単球系前駆細胞に作用して,その分化,増殖を促進し,単球・マクロファージから成るコロニーを形成させた19)。
- ヒト末梢血単球及び骨髄細胞の単球・マクロファージに作用して,G‐CSF,GM-CSFの産生を刺激した19)。
- ヒト非分画骨髄細胞に作用して共存する単球・マクロファージのG-CSF,GM-CSF産生作用を介して,顆粒球,顆粒球-単球,単球コロニーの形成を刺激,促進した20)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
本質
- ヒト尿より精製される214個のアミノ酸残基からなる蛋白質のホモ2量体で構成される糖蛋白質(分子量:約84,000)である。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- mirimostim
- 商
- ロイコプロール
- 関
- その他の血液・体液用薬
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- 英
- pro
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- 英
- leuko、leuco
- 関
- 白