アスピリン、炭酸マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- 1錠中:アスピリン…………………… 330mg
炭酸マグネシウム…………… 100mg
ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート……………50mg
〈添加物〉
アルファー化デンプン、軽質無水ケイ酸、硬化油、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、部分アルファー化デンプン、プルラン
禁忌
- 本剤及び本剤の成分又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 消化性潰瘍のある患者 (ただし、「慎重投与」の項参照)[胃出血の発現又は消化性潰瘍が悪化するおそれがある]
- 重篤な血液の異常のある患者[血液の異常をさらに悪化させ、重篤な副作用が発現するおそれがある]
- 重篤な肝障害のある患者[血中濃度が上昇し、重篤な副作用が発現するおそれがある]
- 重篤な腎障害のある患者[血中濃度が上昇し、重篤な副作用が発現するおそれがある]
- 重篤な心機能不全のある患者[血中濃度が上昇し、重篤な副作用が発現するおそれがある]
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある]
- 出産予定日12週以内の妊婦 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- スルフィンピラゾンを投与している患者 (「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 頭痛、歯痛、月経痛、感冒の解熱、関節リウマチ、リウマチ熱、症候性神経痛
頭痛、歯痛、月経痛、感冒の解熱
関節リウマチ、リウマチ熱、症候性神経痛
- 通常、成人1回2〜4錠、1日2〜3回を経口投与する。
- なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍が再発するおそれがある]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[副作用が強くあらわれることがある]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[副作用が強くあらわれることがある]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[副作用が強くあらわれることがある]
- 心機能異常のある患者[副作用が強くあらわれることがある]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[喘息発作が誘発されるおそれがある]
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
- 妊婦(ただし、出産予定日12週以内の妊婦は禁忌)又は妊娠している可能性のある婦人 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 小児 (「重要な基本的注意」及び「小児等への投与」の項参照)
- 手術、心臓カテーテル検査又は抜歯前1週間以内の患者[失血量を増加させるおそれがある]
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること]
- アルコール飲料の常用者[胃出血の危険性が増加することがある](「相互作用」の項参照)
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー様症状 ショックやアナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 出血
脳出血等の頭蓋内出血 脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛、悪心・嘔吐、意識障害、片麻痺等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血等 肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少 再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 喘息発作の誘発 喘息発作を誘発することがある。
- 肝機能障害、黄疸 AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
- 消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍 下血(メレナ)を伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化性潰瘍があらわれることがある。また、消化管出血、腸管穿孔を伴う小腸・大腸潰瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- バッサミン配合錠A330は、アスピリンと制酸緩衝剤である炭酸マグネシウムおよびジヒドロキシアルミニウム アミノアセテートを配合した解熱鎮痛消炎剤である。アスピリンはプロスタグランジン生合成抑制作用や中枢作用等により、解熱・鎮痛・抗炎症効果をあらわすとされている。炭酸マグネシウムおよびジヒドロキシアルミニウム アミノアセテートは胃内pHを上昇させ、アスピリンの溶解・吸収を促進するとともにアスピリンの胃障害発生を軽減する。
有効成分に関する理化学的知見
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アスピリン、炭酸マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート