- 英
- mania
- 同
- マニア
- 関
- 抗躁薬、気分障害
ICD-10
- F30.1 Mania without psychotic symptoms
- F30.2 Mania with psychotic symptoms
- F30.8 Other manic episodes
- F30.9 Manic episode, unspecified
WordNet
- a mood disorder; an affective disorder in which the victim tends to respond excessively and sometimes violently (同)manic_disorder
- an irrational but irresistible motive for a belief or action (同)passion, cacoethes
PrepTutorEJDIC
- 躁病(そうびょう)(極度の興奮と,時に狂暴性を伴う錯覚症) / 〈C〉《話》(…への)熱狂,(…)狂,(…)マニア《+『for』+『名』(do『ing』)》
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/28 23:41:42」(JST)
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躁病(そうびょう、Mania)は、精神疾患の気分障害の一つ。気分が異常に高揚し、支離滅裂な言動を発したりする状態になる。ただし躁状態は他の疾患でもみられるため、躁状態だけで躁病や躁うつ病と断定することはできない。
患者自身は病気として治療する必要を感じていないことがほとんどであるが、躁病の症状は人間関係を著しく損ねる可能性があるため、その社会的予後はうつ病よりも悪いとされる。放置しておくと極端なうつ状態に落ち込むこともあるため、早期の治療が必要である。(→双極性障害を参照)
DSM-IV-TRでは単極性の躁状態をも双極性障害(躁うつ病)とするため、うつ病と異なり、「躁病」が診断名として使われることはなくなっている。
目次
- 1 診断
- 2 分類
- 3 症状
- 4 関連項目
- 5 脚注
診断
- 気分が良すぎたり、ハイになったり、興奮したり、調子が上がりすぎたり、時には怒りっぽく不機嫌になったりして、他人から普段のあなたとは違うと思われる
- 自分が偉くなったように感じる
- いつもよりおしゃべりになる
- 色々な考えが次々と頭に浮かぶ
- 注意がそれやすい
- 活動性が高まり、ひどくなると全くじっとしていられなくなる
- 後で困ったことになるのが明らかなのに、つい自分が楽しいことに熱中してしまう
上記1~7の症状のうち、少なくとも、1を含む4つ以上(1. 怒りっぽく不機嫌な場合は、5つ以上)の症状が、1週間以上続く場合、「躁状態」の疑いが高くなり、さらに、仕事や人間関係に差し支えたり、入院が必要になるほどであれば、「躁状態」と診断される[1]。
分類
躁状態は、抗うつ薬などの副作用として起こることもある。
症状
躁病の主な症状を以下に挙げる。
感情障害
思考障害
- 観念奔逸(かんねんほんいつ:考えが次から次へと浮かび、話題の方向性が変わる)
- 錯乱
- 妄想(誇大妄想、血統妄想、発明妄想、宗教妄想など)
欲動障害
- 多動・多弁
- 行為心迫(何か行動しなければと急いている状態)→行為未完成
- 作業心迫(何か作業しなければと急いている状態)→作業未完成
その他
- 睡眠障害(早期覚醒、睡眠時間減少、不眠の訴えなし)
- 食欲・性欲の亢進
- 錯覚(幻覚なし)
- 集中力がなくなる
関連項目
- 双極性障害
- うつ病
- 軽躁病
- 気分障害
- 運転免許に関する欠格条項問題
脚注
- ^ “「躁状態」とはどういう症状?”. 2015年8月31日閲覧。
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精神と行動の障害(ICD-F - 290-319) |
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器質性 / 症状性 |
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認知症
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- 軽度認知症
- アルツハイマー型認知症
- 多発性脳梗塞認知症
- ピック病
- クロイツフェルト・ヤコブ病
- ハンチントン病
- パーキンソン病
- AIDS認知症症候群
- 前頭側頭型認知症
- 日没症候群
- 認知症徘徊
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その他
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- せん妄
- 脳振盪後症候群
- 器質脳症候群
- 他の症状性を含む器質性精神障害
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精神作用物質使用、薬物乱用による障害 |
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- 薬物中毒 / オーバードース
- 身体依存
- 薬物依存症
- 反跳作用
- 二重反跳
- 離脱
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気分障害(感情障害) |
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- 躁病
- 双極性障害(I型 - II型 - 気分循環症)
- 抑うつ症状(大うつ病 - 気分変調症 - 季節性情動障害 - 非定型うつ病 - メランコリー型うつ病)
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神経症 - ストレス関連 - 身体表現性障害 |
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不安障害
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恐怖症
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- 広場恐怖症
- 社会恐怖 / 社交不安障害(対人恐怖)
- 単一恐怖(閉所恐怖症)
- 単一社会恐怖
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その他
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- パニック障害
- 全般性不安障害
- 強迫性障害
- ストレス(急性ストレス障害 - PTSD)
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適応障害
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身体表現性障害
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- 身体化障害
- 身体醜形障害
- 心気症
- 疾病恐怖
- ダ・コスタ症候群
- 疼痛性障害
- 機能性神経症状症(ガンザー症候群 - 咽喉頭異常感症)
- 神経衰弱
- Mass Psychogenic Illness
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解離性障害
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- 解離性同一性障害
- 解離性健忘
- 解離性遁走
- 離人感・現実感消失障害
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生理的・身体的 |
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摂食障害
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- 神経性無食欲症
- 神経性大食症
- 反芻性障害
- 特定不能の摂食障害
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非器質性睡眠障害
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- 過眠症
- 不眠症
- 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害 - 夜驚症 - 悪夢)
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性機能障害
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- 性的欲求(性欲低下障害 - 性欲亢進)
- 性的関心・興奮 (女性の性的関心・興奮障害)
- 勃起障害
- オルガスム(無快楽症 - 射精遅延 - 早漏 - 性的冷感)
- 疼痛(膣痙 - 性交疼痛)
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産後
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成人のパーソナリティと行動 |
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性と性同一性
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- 性成熟障害
- 自我異和的性的志向性
- 性的関係機能障害
- 性的倒錯(性依存症 - 窃視症 - フェティシズム)
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その他
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- パーソナリティ障害
- 衝動制御障害(窃盗症 - 抜毛症 - 放火癖)
- 体を対象とした反復的行動
- 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)
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小児の精神障害 |
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精神遅滞
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精神発達(発達障害)
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感情・行動の障害
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- ADHD
- 行為障害(反抗挑戦性障害)
- 情動障害(分離不安症)
- 社会的機能(場面緘黙症 - 愛着障害 - 脱抑制性愛着障害)
- チック症(トゥレット障害)
- 言語障害(吃音症 - 早口症)
- 運動障害(常同運動症)
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未分類 |
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- 緊張病
- 想像妊娠
- 間欠性爆発性障害
- 精神運動性激越
- 常同症
- 心因性非てんかん性発作
- Kluver-Bucy症候群
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 10.慢性疲労症候群(CFS)として治療中10年目に軽躁病エピソードを生じた双極II型障害の1例(一般演題,第62回日本心身医学会中部地方会演題抄録)
- 高齢者の躁状態--二次性躁病とその周辺 (特集 超高齢社会における精神病像の新しい側面)
- 統合失調症治療薬・うつ病治療薬・躁病治療薬 抗うつ薬 (ナースのためのハイリスク薬30 知っておきたいガイド) -- (中枢神経疾患に対する薬)
Related Links
- 躁病の特徴 ・躁病はたいていはうつ状態に前後して現れる双極性感情障害のタイプで、 躁状態だけが現れるのはまれらしい。また、1年を通じていつの時期でも 発症するが、特に日照時間の長くなる春や初夏に多いらしい。
- 現代病といってもいいほど患者数が増えているうつ病。躁病・躁うつ病も含め、その症状、脳の中の変化、治療法などを紹介しています。
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★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104E002]←[国試_104]→[104E004]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G083]←[国試_100]→[100G085]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111H016]←[国試_111]→[111H018]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- psychiatric disorder
- 関
- 向精神薬
精神状態と神経伝達物質 (BEHAVIORAL SCIENCE 4TH EDITION, p.32)
[★]
- 英
- bipolar disorder、manic-depressive psychosis
- 同
- (日本での呼称)躁鬱病、躁うつ病、双極性うつ病
- 関
- 狂躁、躁状態、躁病、、うつ病
治療
- 病相に合わせて薬剤を変える。うつ病相に対しては抗うつ薬を、躁病相に対しては気分安定薬を用いる。
うつ病相
- 抗うつ薬として三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬、SSRI、SNRIがあるが、三環系抗うつ薬は抗コリン作用が強く重症例のために用いられ、軽度~中等度の例ではSSRI、SNRIが第一選択となる。
- 効果の出現に時間がかかるために抗不安薬(ベンゾジアゼピン)を併用することが多い。
- 抗うつ薬の使用は症状消退後4ヶ月は持続する。
- 不安や焦燥が強いうつ病では抗うつ薬で症状が改善しにくい事があるため、鎮静効果のある抗精神病薬(レボメプロマジン)を併用してみる。
躁病相
参考
- 1. [charged] 成人における双極性障害:急性躁病、混合状態および軽躁病に対する薬物療法 - uptodate [1]
- 2. [charged] 成人における双極性障害:疫学および診断 - uptodate [2]
- 3. [charged] 成人における双極性障害:維持療法 - uptodate [3]
- 4. [charged] 成人における双極性障害:急性うつ病の薬物療法 - uptodate [4]
- 5. [charged] 成人における双極性障害の治療:リチウム - uptodate [5]
[★]
- 英
- chlorpromazine, CPZ
- 同
- 塩酸クロルプロマジン
- 商
- コントミン、ウインタミン、Thorazine、ベゲタミン-A配合
- 関
- 精神神経用剤
特徴
- 抗ヒスタミン薬の開発の過程で見いだされた
- 統合失調症患者に強い鎮静、睡眠作用を必要とする場合に使う
構造
作用機序
- →錐体外路症状は少ない。末梢性抗コリン作用による副作用が生じやすい
- →鎮静、催眠作用:強。興奮や不眠を示す患者によい。
薬理作用 (SPC.193)
- 鎮静作用(ノルアドレナリンが関与)
- 抗幻覚・抗妄想作用(ドーパミンが関与)
- 感情の安定化
- 賦活作用(セロトニンが関与)
動態
適応
注意
禁忌
副作用 (SPC.193)
- 抗コリン作用(口渇、かすみ目、便秘、尿閉、発汗減少)
- α-ブロック作用(頻脈、起立性低血圧、射精障害)
- 内分泌作用
- 体温調節以上
- けいれん誘発
- 錐体外路症状
末梢
相互作用
[★]
- 英
- carbamazepine, CBZ
- 商
- Epitol, テグレトール Tegretol、レキシン、テレスミン、Epitol
- 関
- 抗痙攣薬、抗てんかん薬、抗躁薬
特徴
構造
作用機序
- フェニトインに似る
- Naチャネルをブロックする (SPC.187)
薬理作用
- 鎮静作用、抗コリン作用、骨格筋弛緩作用、抗不整脈作用、抗利尿作用
適応
[★]
- 英
- nymphomania
- 同
- ニンホマニア
- 関
- サチリアージス satyriasis
概念
- 女性における性欲亢進症。
- 性的興奮を生じる頻度の異常。
- 異なった男性と頻回かつ強迫的に性行為を行う。
原因 PSY.52
[★]
- 英
- hypomania
- 関
- 軽躁
- 気分障害
ICD-10
- A. The mood is elevated or irritable to a degree that is definitely abnormal for the individual concerned and sustained for at least 4 consecutive days.
- B. At least three of the following signs must be present, leading to some interference with personal functioning in daily living:
- (1) increased activity or physical restlessness;
- (2) increased talkativeness;
- (3) distractibility or difficulty in concentration;
- (4) decreased need for sleep;
- (5) increased sexual energy;
- (6) mild over-spending, or other types of reckless or irresponsible behaviour;
- (7) increased sociability or over-familiarity.
- C. The episode does not meet the criteria for mania (F30.1 and F30.2), bipolar affective disorder (F31.?), depressive episode (F32.?), cyclothymia (F34.0), or anorexia nervosa (F50.0).
- D. Most commonly used exclusion clause. The episode is not attributable to psychoactive substance use (F10?F19) or to any organic mental disorder (in the sense of FOO?F09).
[★]
- 英
- manic episode
- 関
- 気分障害
- 同
- 病相
- F30.0 Hypomania
- F30.1 Mania without psychotic symptoms 普通の躁病
- F30.2 Mania with psychotic symptoms
- .20 With mood-congruent psychotic symptoms
- .21 With mood-incongruent psychotic symptoms
- F30.8 Other manic episodes
- F30.9 Manic episode, unspecified
[★]
- 英
- hypomanic episode
- 関
- 軽躁状態
[★]
- 英
- antimanic
- 関
- 抗躁薬
[★]
- 英
- disease、sickness
- 関
- 疾病、不調、病害、病気、疾患