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Japanese Journal
- P1-27-9 当院における筋腫分娩症例の臨床検討(Group61 不妊症・子宮筋腫・卵管性,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 中江 華子,廣井 久彦,藤本 晃久,大須賀 穣,百枝 幹雄,藤井 知行,矢野 哲,上妻 志郎,武谷 雄二
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 657, 2011-02-01
- NAID 110008509395
- 症例 分娩後に筋腫分娩に伴う大量出血を来たした1例
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- 実は、筋腫分娩には“分娩”というネーミングがついていますが、出産の分娩とは全く 異なります。 筋腫分娩とは、子宮筋腫の筋腫が子宮口の外に飛び出してきて、まるで 分娩をしているような状態になる事を指している婦人系疾患なのです。 子宮筋腫のなか でも、 ...
- 筋腫分娩と子宮筋腫の症状について解説します。子宮の内側に筋腫ができた場合筋腫 分娩の可能性が高くなります。
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- 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
- 39歳の初産婦。妊娠41月2週 陣痛発来のため入院した。
- 現病歴 妊娠初期から定期的に妊婦健康診査を受けている。これまでの超音波検査で子宮体部右側に直径5cm大の漿膜下筋腫を指摘されている。その他には妊娠経過に特記すべきことはない。本日午前1時から10分周期の規則的な陣痛が発来したが自宅で待機していた。午前9時に来院した。
- 既往歴 15歳で虫垂炎手術。
- 家族歴 母親が2型糖尿病。
- 月経歴 初経12歳。周期28日、整。
- 現症 意識は清明。身長162cm、体重71kg(非妊時63kg)。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧124/76mmHg。子宮底長37cm、腹囲96cm。下腿に浮腫を認めない。Leopold触診法で児背を母体の左側に触れる。陣痛周期は3分。内診所見:先進部は小泉門で母体の左後方に触れる。子宮口5cm開大、展退度60%、児頭下降度SP+1cm。子宮口の位置は中央、硬さは軟である。未破水である。
- 検査所見 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。超音波検査では羊水ポケット1cm、胎児推定体重3,500 g。胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数パターンに異常を認めない。
- 胎盤娩出直後から持続的な出血を認めている。原因として考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G060]←[国試_105]→[105G062]
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- 26歳の女性。未経妊。過多月経を主訴に来院した。半年前から月経量は極めて多く、凝血塊の排出も自覚していた。1か月前の健康診断で著明な貧血を指摘された。身長 158 cm、体重 48 kg。尿所見: 蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 312万、Hb 6.8 g/dl、 Ht 24%、白血球 5,800。子宮頸部細胞診はクラスII、子宮内膜細胞診は陰性。腟鏡診では、外子宮口から突出する暗赤色の腫瘍を認める。内診で子宮は正常大で可動性良好。骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像を以下に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I042]←[国試_103]→[103I044]
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- 同
- 陣痛様下腹痛
- 関
- 陣痛
概念
陣痛様疼痛が見られる病態
- 流産:妊娠初期の流産の主症状は、性器出血と、ときとしてみられる陣痛様下腹痛、腰痛などである。進行すれば、子宮頸管の開大を伴って進行性流産に移行し、胎児等子宮内容物は排出されてしまう。(参考1より抜粋)
- 子宮留膿腫
- 処女膜閉鎖
- 筋腫分娩 粘液下筋腫
- 子宮体癌
参考
- http://eisei.sempos.or.jp/doc/book3/6hen/6-1-5.html
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- 英
- delivery, labor
- 関
- 異常分娩
分娩の前兆
- 子宮底:前傾、子宮の高さの低下
- 胎動減少:児頭の骨盤入口部固定
- 頻尿:胎児による膀胱圧迫
- 下腹部緊満感
- 前駆陣痛
- 子宮頸管の熟化
- 恥骨の痛み:児頭による圧迫
- 産徴:卵膜が子宮壁から剥がれて出血し、子宮頚管粘液とともに排出される
臨床関連
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- 英
- myoma、leiomyoma
- 関
- 平滑筋腫