墨汁法
Japanese Journal
- Aureobasidium pullulansにおける機能性β-グルカン生産と細胞形態の関係
- 宮脇 香織,寺尾 啓吾,山北 真一,高橋 佐知,池上 裕倫,藤井 昇,尾仲 隆,村松 久司,永田 信治
- 生物工学会誌 : seibutsu-kogaku kaishi 88(12), 634-641, 2010-12-25
- … 変化した.定常期初期には膨張細胞が増加し,次いで厚膜胞子へと変化したが,その後,生育環境の変化に応じて発芽し,再増殖を開始した.顕微鏡下の膨張細胞において,β-グルカンが形成する多糖層の観察には,墨汁染色法が有効であった.米糠培地では,本菌株はプルランを生産せずにβ-グルカンを生産し,菌糸形と酵母形の両膨張細胞が関与していることが明らかになった.本菌株を用いて効率よくβ-グルカンを生産するため …
- NAID 110008007022
- 自己免疫性溶血性貧血に対して副腎皮質ステロイド投与中に全盲,難聴を伴うクリプトコッカス髄膜炎を発症した一症例
- 安達 真由美,松井 久未子,中林 容子,近藤 学,富永 貴元,松田 万幸,篠原 健次
- 山口医学 57(1), 9-14, 2008-02-29
- … ,を合併した.貧血はm-PSLによるパルス療法により改善した.クリプトコッカス髄膜炎に対してはAMPH-B(注射用dAMPH-B,リポゾーム化剤,L-AMB),5-FC,アゾール剤であるFLCZおよびVRCZなどの投与により髄膜炎症状は消失した.抗真菌剤を1年半投与し,髄液中のクリプトコッカス抗原量は著明に減少したが陰性化せずまた墨汁染色ではクリプトコッカスの数は減少したが未だ完全には消失しておらず難治性であり視力障害,難聴は残存した. …
- NAID 110006646113
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★リンクテーブル★
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- 次の文を読み、66~68の問いに答えよ。
- 42歳の男性。息切れを主訴に来院した。
- 現病歴:先週から労作時に息切れがしていた。食欲も低下し仕事も休んでいたが、息切れが次第に悪化したため来院した。
- 既往歴:この1年間で帯状疱疹を3回発症し、いずれも抗ウイルス薬で治療した。
- 生活歴:1人暮らし。喫煙は10本/日。飲酒は機会飲酒。
- 社会歴:職業はコンサルタント会社勤務。
- 家族歴:父は肝癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 175cm、体重 44kg。体温 37.8℃。脈拍100/分、整。血圧 124/60mmHg。呼吸数 32/分。SpO2 92%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。舌に腫瘤状病変を認める。心音に異常を認めない。両側上胸部で吸気終末にfine cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 390万、Hb 10.0g/dL、Ht 32%、白血球 8,200、CD4陽性細胞数 35/μL(基準 800~1,200)、血小板 12万。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dL、総ビリルビン 1.0mg/dL、直接ビリルビン 0.6mg/dL、AST 22U/L、ALT 16U/L、LD 380U/L(基準 120~245)、CK 30U/L(基準 30~140)。CRP 7.3mg/dL、抗HIV抗体スクリーニング検査 陽性、Western blot法によるHIV-1抗体確認検査 陽性。喀痰抗酸菌染色は3回陰性。クリプトコックス血清抗原 陰性。動脈血ガス分析(room air):pH 7.48、PaCO2 30Torr、PaO2 68Torr、HCO3- 24mEq/L。胸部CT(別冊No. 13)を別に示す。
- 肺病変の確定診断のために気管支肺胞洗浄を行った。
- 得られた検体の病理診断をする際に、最も有用な染色法はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114F066]←[国試_114]→[114F068]
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- 英
- fungus, (pl.)fungi
- 同
- かび、菌類 Mycota
- 関
- 微生物学、真菌症、抗真菌薬
細菌、真菌、藻類、原虫
- いずれも単細胞生物
- 細菌は核を持たないが、それ以外は核を持つ
- 細胞壁の多糖:細菌はペプチドグリカンなど。真菌はβグルカン、キチン。藻類はセルロース。原虫は細胞壁を持たない
- 栄養獲得様式:藻類は光合成独立栄養生性。
大きさ
細胞膜
細胞壁
線維状多糖
- 細胞壁の骨格となる
- キチンとβ-グルカンからなる。
- 特殊な多糖にキトサンがある
- グルコースのホモ重合体
- β(1→3)結合、β(1→6)結合
- 酵母では細胞壁成分にβ-1,3-グルカンが多い
糖タンパク質
形態による分類
- Coccidioides immitis
- Histoplasma capsulatum
- Sporothrix schenckii
- Candida albicans
培養と感染組織における形態
菌糸の構造
- 接合菌などの下等真菌にのみ見られる
菌糸の機能
-
生殖方式による分類
有性生殖と無性生殖
-
有性胞子形成
無性胞子形成
培養
種類
真菌の染色法(SMB.358)
- 細胞壁の多糖を染色:コットンブルー(cotton blue)、グラム染色(全ての真菌はグラム陽性)
- 真菌細胞壁多糖を特異的に染色:PAS染色、Grocottメテナミン銀染色、ファンギフローラY
参考
病原体としての真菌
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- ラ
- Cryptococcus neoformans, C. neoformans
- 同
- Filobasidiella neoformans、クリプトコッカス・ネオフォルマンス
- 関
- クリプトコッカス症
- 厚い莢膜
- 不完全菌酵母
- 担子菌
- 感染組織内、培地でも莢膜を持つ単細胞(酵母)として増殖
- 中枢神経系に強い親和性を有する。
分布
- ミルク、加重、健常者の皮膚、消化管
- 土壌特にハトその他の鳥類、コアラの糞などで汚染された土壌に豊富に存在
分離培養
染色
感染症
- 感染経路は空気感染 → 肺クリプトコッカス症
- 細胞免疫能低下患者 → 髄膜や脳に二次感染
- HIV患者では高頻度にクリプトコッカス髄膜炎
参考
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- 英
- India ink method
- 同
- 墨汁染色、インディアインク法、インドインク法、墨汁莢膜染色法 India ink capsule stain、ブリー墨汁法 Burri method
- 関
- 墨汁、莢膜染色法
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- 英
- 関
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- 英
- india ink
- 関
- 墨汁法
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- 英
- staining
- 関
- 染色法