ピコスルファート
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- スルチミンとは。効果、副作用、使用上の注意。大腸を刺激してその運動を促し、飲食物からの水分の吸収を抑えて、自然な排便に近い効果を現す薬です。副作用も少ないので、高齢者や妊婦にも使用できます。各種の便秘のほか ...
- スルチミンは沢井が製造販売するピコスルファートナトリウム水和物です。効果効能は便秘症/術後排便補助/造影剤(硫酸バリウム)服用後の排便促進/[液剤]手術前または大腸検査(X線,内視鏡)前処置における腸管内容物の排除。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- スルチミン錠2.5mgは、1錠中に日局ピコスルファートナトリウム水和物2.5mgを含有する。
添加物として、カルメロースCa、結晶セルロース、ステアリン酸Mg、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロースを含有する。
禁忌
- 急性腹症が疑われる患者〔腸管蠕動運動の亢進により、症状が増悪するおそれがある。〕
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 通常、成人に対して1日1回2〜3錠(ピコスルファートナトリウム水和物として5〜7.5mg)を経口投与する。7〜15才の小児に対しては、1日1回2錠(ピコスルファートナトリウム水和物として5mg)を経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 術後排便補助、造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進
- 通常、成人に対して1日1回2〜3錠(ピコスルファートナトリウム水和物として5〜7.5mg)を経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
- 胃・小腸ではほとんど作用せず、大腸にて大腸細菌叢由来のアリルスルファターゼにより加水分解され、活性型のジフェノール体となって腸管粘膜を刺激し、大腸の蠕動運動を亢進させ水分吸収を抑制することにより緩下作用を示す。1)
- 薬効比較試験:体重3〜5kgの雌雄ネコ(各群5匹)にスルチミン錠2.5mg10錠又は対照品3.3mL(ピコスルファートナトリウム水和物として25mg)を水30mLとともに経口投与し、比較群には水30mLのみを経口投与したところ、当社品群及び対照品群は比較群に比べて腸管蠕動運動の亢進作用を反映すると考えられる初回排便時間、排便回数が有意に亢進し、また、腸管内での水分吸収阻害作用を反映する便硬度が有意に軟化した。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ピコスルファートナトリウム水和物
(Sodium Picosulfate Hydrate)
化学名
- Disodium 4,4'‐(pyridin‐2‐ylmethylene)bis(phenyl sulfate)monohydrate
分子式
分子量
性状
- ピコスルファートナトリウム水和物は白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。水に極めて溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。光により徐々に着色する。1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.4〜9.4である。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 緩下薬
商品
[★]
- 英
- picosulfate
- 化
- ピコスルファートナトリウム sodium picosulfate
- 商
- アペリール、コンスーベン、シンラック、スナイリン、スルチミン、チャルドール、ピコダルム、ピコベン、ピコルーラ、ファースルー、ファレスタック、フルレール、ベルベロン、ヨーピス、ラキソデート、ラキソベロン
- 関
- 緩下薬。下剤,浣腸剤
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2359005S1240_1_03/2359005S1240_1_03?view=body
[★]
- 英
- thymine Thy
- 同
- 5-メチルウラシル 5-methyluracil
- 関
- ピリミジン、塩基、核酸
派生化合物 FB.29