- 英
- nucleoside
- 関
- 核酸
WordNet
- a glycoside formed by partial hydrolysis of a nucleic acid
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/13 21:37:50」(JST)
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核酸塩基 |
リボヌクレオシド |
デオキシリボヌクレオシド |
アデニン
|
アデノシン
A |
デオキシアデノシン
dA |
グアニン
|
グアノシン
G |
デオキシグアノシン
dG |
チミン
|
5-メチルウリジン
T[1] |
チミジン
dT[1] |
ウラシル
|
ウリジン
U |
デオキシウリジン
dU |
シトシン
|
シチジン
C |
デオキシシチジン
dC |
ヌクレオシド (nucleoside) は塩基と糖が結合した化合物の一種。塩基としては、アデニン、グアニンなどのプリン塩基、チミン、シトシン、ウラシルなどのピリミジン塩基、ニコチンアミド、ジメチルイソアロキサジンなどを含む。糖としてはデオキシリボースやリボースが結合する。
アデノシン、チミジン、グアノシン、シチジン、ウリジンなどが代表的なヌクレオシドである。このほか、ジメチルイソアロキサジンとリボースからなるヌクレオシドはビタミンB2として有名である。
リン酸と結合するとデオキシリボ核酸 (DNA) やリボ核酸 (RNA) を構成するヌクレオチドとなるほか、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドやフラビンヌクレオチドは脱水素補酵素として多くの生体反応に関与する。
註
- ^ a b Abbreviations and Symbols for Nucleic Acids, Polynucleotides and their Constituents N-1.1
関連項目
- ヌクレオチド
- TAS-102 - ヌクレオシド系抗悪性腫瘍剤
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ウィキメディア・コモンズには、ヌクレオシドに関連するメディアがあります。 |
核酸の構成要素 |
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核酸塩基 |
プリン (アデニン、グアニン、プリン類縁体) · ピリミジン (ウラシル、チミン、シトシン、ピリミジン類縁体)
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ヌクレオシド |
リボヌクレオシド
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アデノシン · グアノシン · 5-メチルウリジン · ウリジン · シチジン
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デオキシリボヌクレオシド
|
デオキシアデノシン · デオキシグアノシン · チミジン · デオキシウリジン · デオキシシチジン
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ヌクレオチド
(ヌクレオシド一リン酸) |
リボヌクレオチド
|
AMP、GMP、m5UMP、UMP、CMP
|
|
デオキシリボヌクレオチド
|
dAMP、dGMP、dTMP、dUMP、dCMP
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|
環状ヌクレオチド
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cAMP、cGMP、c-di-GMP、cADPR
|
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ヌクレオシド二リン酸 |
ADP、GDP、m5UDP、UDP、CDP · dADP、dGDP、dTDP、dUDP、dCDP
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ヌクレオシド三リン酸 |
ATP、GTP、m5UTP、UTP、CTP · dATP、dGTP、dTTP、dUTP、dCTP
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|
主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |
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核酸 |
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構成要素 |
核酸塩基 · ヌクレオシド · ヌクレオチド
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リボ核酸 |
mRNA (pre-mRNA/hnRNA) · tRNA · rRNA · aRNA · gRNA · miRNA · ncRNA · piRNA · shRNA · siRNA · snRNA · snoRNA · stRNA · ta-siRNA · tmRNA
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デオキシリボ核酸 |
cDNA · cpDNA · gDNA · msDNA · mtDNA
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核酸アナログ |
GNA · LNA/BNA · PNA · TNA · モルホリノ
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クローニングベクター |
ファージミド · プラスミド · ラムダファージ · コスミド · P1ファージ · フォスミド · BAC · YAC · HAC
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主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |
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Japanese Journal
- エイズ治療・予防薬(熊本大学、鹿児島大学、JT、ディナベック、タカラバイオなど) 死の病、「治癒」への挑戦
- 日経ビジネス (1718), 82-84, 2013-12-02
- … 例えば、1985年に当時米国の研究所に在籍していた熊本大学の満屋裕明教授が開発した世界初のHIV治療薬「AZT」は、「ヌクレオシド(核酸)系の逆転写酵素阻害薬」というカテゴリーに属する。 …
- NAID 40019883322
- P-026 ヌクレオシドのUV反応におけるサリチル酸の影響(ポスターセッション)
- 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤RPV(エジュラント^【○!R】錠25mg)の薬理学的特徴および臨床試験成績
- 岩田 理子,敷波 幸治,梛野 健司,原田 寧
- 日本薬理學雜誌 = Folia pharmacologica Japonica 141(4), 205-211, 2013-04-01
- NAID 10031165477
Related Links
- その中で,プリンあるいはピリミジン塩基の N 原子が糖と結合している化合物はヌクレオシドと呼ばれ,生体内でとりわけ重要な役割を果たしている(ボタン【ヌクレオシド】).すなわち,ヌクレオシドは糖部分が D-リボースの場合 ...
- 核酸、ヌクレオシド、ヌクレオチド 遺伝情報であるDNAはA(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)の組み合わせによって決定する。ただし、RNAの場合はチミンではなくU(ウラシル)である。 DNA中の塩基:アデニン、グアニン ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- thymine Thy
- 同
- 5-メチルウラシル 5-methyluracil
- 関
- ピリミジン、塩基、核酸
派生化合物 FB.29
[★]
- 英
- adenosine
- 同
- 6-アミノ-9-β-D-リボフラノシル-9H-プリン, Ado
- 商
- Adenocard
- 関
- プリンヌクレオチド
神経伝達物質
代謝産物
- 運動により筋肉より乳酸、二酸化炭素と共に放出され、筋血管の拡張を引き起こす
薬理
概念
- 海外では上室性頻拍の薬物治療として用いられる。日本ではATPが用いられる。(用量:ATP 10mg⇔アデノシン6mg (改訂3版 救急蘇生法の指針 2005 医療従事者用))
構造
作用機序
- アデノシンを結合するGタンパク質共役型受容体に結合→心房、洞房、房室結節でアセチルコリン感受性のK電流を増加→膜の過分極→活動電位持続時間を短縮。
- Ca電流を減らす
薬理作用
心血管における作用
SP.590
適応
- 上室性不整脈 (GOO.917)
- first drug for most forms of stable narrow-complex SVT. Effective to reentry involving AV node or sinus node. AF, AFL, VTは適応外。(Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
用法
- ACLS:アデノシン6mgを急速静注(1-3秒)、次いで生食を20ml入れる。その後、注射した肢を挙上。必要があれば2回目の投与は12mgを1-2分かけて静注。(Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
- PALS:1回目 0.1mg/kgを急速静注/骨髄内投与(max 6mg) 2回目 0.2mg/kgをを急速静注/骨髄内投与(max 12mg)
禁忌
- 薬剤誘発性の頻拍、二度房室ブロック、三度房室ブロック(Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
注意
- Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
- テオフィリン・カフェインを摂取・投与されている場合、効果が低下する。
- ジピリダモール、カルバマゼピン、心臓移植、あるいは中心静脈ルートが確保されている患者では投与量を3mgとする。
副作用
- Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
妊婦
- Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
[★]
- 英
- nucleotide
- 関
- ヌクレオチド
- 核酸塩基+糖+リン酸
- ヌクレオシドの糖の部分に1個以上のリン酸基がエステル結合した物質
生合成
-
- アミノプテリンが途中の合成系路を阻害する ← モノクローナル抗体の作成における選抜に利用される (関:HAT培地)
-
- thymidine kinase(TK)が触媒
- hupoxanthine guanine phosphoribosyl transferase(HGPRT)が関与
[★]
- 英
- normal、N
- 関
- アスパラギン、正常、窒素、直鎖状、通常、ヌクレオシド、ノルマル、普通、正規、正常型
[★]
- 英
- 5'-nucleotidase
-5'-nucleotidase
[★]
- 英
- dideoxyribonucleoside
- 関
- ジデオキシヌクレオシド
[★]
非核酸系逆転写酵素阻害薬