ピコスルファート
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Japanese Journal
- 排便障害に対する治療--薬の使い方と注意すべきこと (排便のコンチネンスケア)
 
- ピコスルファートナトリウム(大腸検査前処置の効能を有する製剤) (医薬品・医療機器等安全性情報(No.227)) -- (重要な副作用等に関する情報)
 
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- 総称名 ピコスルファートナトリウム 一般名 ピコスルファートナトリウム水和物, ピコスルファートナトリウム 欧文一般名 Sodium Picosulfate Hydrate 製剤名 ピコスルファートナトリウム水和物製剤 薬効分類名 緩下剤・大腸検査前処置用下剤
 
- 各種便秘症..通常、成人は1日1回ピコスルファートナトリウム水和物として5.0~7.5mgを経口服用する。小児は1日1回、次の基準で経口服用する。6ヶ月以下:ピコスルファートナトリウム水和物として1.0mg、7~12ヶ月:1.5mg、1~3 ...
 
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- ヨーピス内用液0.75%は、1mL中にピコスルファートナトリウム水和物7.5mgを含有する。
 
- 添加物としてD-ソルビトール、パラオキシ安息香酸メチル及びpH調整剤を含有する。
 
禁忌
- 急性腹症が疑われる患者[腸管蠕動運動の亢進により、症状が増悪するおそれがある。]
 
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
 
- 腸管に閉塞のある患者又はその疑いのある患者 (大腸検査前処置に用いる場合)[腸管蠕動運動の亢進により腸管の閉塞による症状が増悪し、腸管穿孔に至るおそれがある。]
 
効能または効果
- ○各種便秘症
 
- 各種便秘症の場合、通常、成人に対して1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。
 
小児に対しては1日1回、次の基準で経口投与する。
  年齢が6ヵ月以下の場合、2滴(0.13mL)
  年齢が7〜12ヵ月の場合、3滴(0.20mL)
  年齢が1〜3歳の場合、6滴(0.40mL)
  年齢が4〜6歳の場合、7滴(0.46mL)
  年齢が7〜15歳の場合、10滴(0.67mL)
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- ○術後排便補助
 
- 術後排便補助の場合、通常、成人に対して1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。
 
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- ○造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進
 
- 造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進の場合、通常、成人に対して6〜15滴(0.40〜1.0mL)を経口投与する。
 
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- ○手術前における腸管内容物の排除
 
- 手術前における腸管内容物の排除の場合、通常、成人に対して14滴(0.93mL)を経口投与する。
 
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- ○大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除
 
- 大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除の場合、通常、成人に対して検査予定時間の10〜15時間前に20mLを経口投与する。
 
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
大腸検査前処置に用いる場合
- 腸管狭窄及び重度な便秘の患者[腸管蠕動運動の亢進により虚血性大腸炎又は腸閉塞を生じることがある。また、腸閉塞を生じた場合には腸管穿孔に至るおそれがある。]
 
- 腸管憩室のある患者[腸管蠕動運動の亢進により病態が増悪するおそれがある。]
 
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
 
重大な副作用
腸閉塞、腸管穿孔
(頻度不明)
- 大腸検査前処置に用いた場合、腸管に狭窄のある患者において腸閉塞を生じ、腸管穿孔に至るおそれがあるので、観察を十分に行い、腹痛等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
 
虚血性大腸炎
(頻度不明)
- 大腸検査前処置に用いた場合、虚血性大腸炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
 
薬効薬理
- ピコスルファートナトリウム水和物は小腸では作用せず、大腸において腸内細菌叢由来のアリルスルファターゼにより加水分解され活性型のジフェノール体となり、腸管粘膜を刺激し大腸の蠕動運動亢進作用と水分吸収抑制作用により緩下作用をあらわす。
 
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- ピコスルファートナトリウム水和物 (Sodium Picosulfate Hydrate)
 
化学名:
- Disodium 4,4'-(pyridin-2-ylmethylene)bis(phenyl sulfate)monohydrate
 
化学構造式:
分子式:
分子量:
性状:
水に極めて溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は光により徐々に着色する。
本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.4〜9.4である。
★リンクテーブル★
  [★]
- 関
 
- 緩下薬
 
商品
  [★]
- 英
 
- picosulfate
 
- 化
 
- ピコスルファートナトリウム sodium picosulfate
 
- 商
 
- アペリール、コンスーベン、シンラック、スナイリン、スルチミン、チャルドール、ピコダルム、ピコベン、ピコルーラ、ファースルー、ファレスタック、フルレール、ベルベロン、ヨーピス、ラキソデート、ラキソベロン
 
- 関
 
- 緩下薬。下剤,浣腸剤
 
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2359005S1240_1_03/2359005S1240_1_03?view=body
 
  [★]
- 英
 
- sodium, natrium, Na
 
- 関
 
- Na+
 
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
 
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
 
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
 
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
 
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
 
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
 
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
 
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
 
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
 
臨床関連
  [★]
- 英
 
- thorium、Th
 
- 関
 
- トロトラスト、232Th
 
概念
- 参考1
 
- 原子番号:90
 
- 元素記号:Th
 
- アクチノイド元素の一つ
 
- 銀白色の金属。
 
- 安定同位体は存在しない。
 
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
 
同位体
- 参考1
 
| 同位体
 | 
NA
 | 
半減期
 | 
DM
 | 
DE (MeV)
 | 
DP
 | 
| 228Th
 | 
trace
 | 
1.9116 y
 | 
α
 | 
5.52
 | 
224Ra
 | 
| 229Th
 | 
syn
 | 
7340 y
 | 
α
 | 
5.168
 | 
225Ra
 | 
| 230Th
 | 
trace
 | 
75380 y
 | 
α
 | 
4.77
 | 
226Ra
 | 
| 231Th
 | 
trace
 | 
25.5 h
 | 
β
 | 
0.39
 | 
231Pa
 | 
| 232Th
 | 
100 %
 | 
1.405 × 1010 y
 | 
α
 | 
4.083
 | 
228Ra
 | 
| 234Th
 | 
trace
 | 
24.1 d
 | 
β
 | 
0.27
 | 
234Pa
 | 
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
 
  [★]
- 英
 
- bird、avian
 
- 関
 
- 鳥類
 
  [★]
- 英
 
- sulfa
 
- 関
 
- サルファ