イムノマックス-γ

インターフェロン


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イムノマックス-γ注50,インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)注射用.


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適応となるがん

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 遺伝子組換え型インターフェロン-γ製剤

販売名

イムノマックス-γ注50

組成

成分・含量(1瓶中):

  • インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)
    50万国内標準単位(JRU)

添加物:

  • L-システイン塩酸塩水和物0.22mg
    マルトース水和物26.3mg
    マクロゴール4000 1.0mg
    リン酸二水素ナトリウム,リン酸水素ナトリウム水和物

禁忌

本剤又は他のインターフェロン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者

ワクチン等生物学的製剤に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

腎癌

慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減


腎癌

  • 生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,1法又は2法により点滴静注する。
    1法:連日投与
    通常,成人には1日1回200万〜300万国内標準単位/m2(体表面積)を連日投与する。
    2法:間欠投与
    通常,成人には1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を5日間連日投与し,9日間休薬する。これを2回繰り返す。
    その後,1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を隔日3回投与し,9日間休薬する。これを2回以上繰り返す。
    なお,年齢,症状により適宜増減する。

慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減

  • 通常,1日1回25万国内標準単位/m2(体表面積)を週1〜3回皮下注射する。
    なお,安全性からみて上記投与量の継続が困難と判断されたときは適宜減量又は中止する。
    1回25万国内標準単位/m2(体表面積)を超える高用量の投与は望ましくない。
    上記の投与量を超える用量を投与した場合の安全性及び有効性は確立されていない。

参考:注射液の調製方法

1瓶あたり,添付の日局注射用水(イムノマックス-γ注50:0.5mL,イムノマックス-γ注100:1mL)をゆっくり加え,激しい振盪を避けて溶解する。(「適用上の注意」の項参照)


慎重投与

間欠投与又は一時中止し,再投与する場合

薬物過敏症の既往歴のある患者

アレルギー素因のある患者

心疾患又はその既往歴のある患者[心疾患が悪化することがある。]

重篤な肝障害又は腎障害のある患者[症状が悪化することがある。]

高度の白血球減少又は血小板減少のある患者[白血球減少又は血小板減少が更に悪化することがある。]

精神神経障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化することがある。]

自己免疫疾患又はその素因のある患者[症状が悪化又は顕性化することがある。]

重大な副作用

間質性肺炎(0.1〜1%未満):間質性肺炎があらわれることがあるので,患者の状態に十分注意し,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。また,咳嗽,呼吸困難等があらわれた場合には直ちに連絡するよう患者に対し注意を与えること。

ショック(0.1%未満):ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。

重篤なうつ状態(1〜5%未満):重篤なうつ状態があらわれることがあるので,患者の精神状態に十分注意し,不眠,不安,焦燥等があらわれた場合には投与を中止するなど,投与継続の可否について慎重に検討すること。また,投与にあたってはこれら精神神経症状発現の可能性について患者及びその家族に十分理解させ,不眠,不安等があらわれた場合には直ちに連絡するよう注意を与えること。
なお,類薬(インターフェロン-α,β製剤)で,自殺企図,躁状態,攻撃的行動の症例が報告されている。

急性腎不全(0.1%未満):急性腎不全を起こすことがあるので,定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

心不全(0.1〜1%未満):心不全を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

白血球減少(2000/mm3未満),血小板減少(50000/mm3未満)(1〜5%未満),汎血球減少(頻度不明):これらの副作用があらわれることがあるので,定期的に血液学的検査を行い,治療の継続が困難と認められた場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。

自己免疫現象(0.1%未満):自己免疫現象によると思われる症状・徴候(肝炎,潰瘍性大腸炎の悪化等)があらわれることがあるので,自己免疫性疾患の患者又はその素因のある患者には慎重に投与すること。

糖尿病(頻度不明):糖尿病が増悪又は発症することがあるので,定期的に検査(血糖値,尿糖等)を行い,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • 薬理作用

抗腫瘍効果(in vitro

  • ヒト腎癌由来細胞(Caki-1,A-498)に対して,インターフェロン アルファ,ベータよりも強い細胞増殖抑制作用を示した 13)

抗腫瘍効果(in vivo

  • ヌードマウスに移植したヒト腎癌由来細胞(A-498)に対して,有意な細胞増殖抑制作用を示した 14)

BRM作用

  • 腫瘍細胞に直接作用し細胞増殖を抑制する作用と共にヒト末梢血リンパ球に作用してNK細胞活性の増強作用,抗体依存性細胞障害活性の増強作用,マクロファージの活性化等の免疫反応を介した間接的な腫瘍細胞傷害作用が報告されている 15),16)

活性酸素産生能

  • ヒトマクロファージの活性酸素産生能の増加が認められた 17)

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称:

  • インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)(JAN)
    Interferon Gamma-1a(Genetical Recombination)

略号:

  • IFN-γ-1a

分子式:

  • C761H1206N214O225S6

分子量:

  • 17145.41

化学構造式:

  • アミノ酸146個からなるポリペプチドである。
     

性状:

  • 原液は無色の液で,澄明か又はわずかに濁りを認める。

★リンクテーブル★
リンク元インターフェロン」「その他の生物学的製剤
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インターフェロン」

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interferon interferons IFN
オーアイエフIFNβモチダアドバフェロンアボネックスイムノマックス-γ、イントロンA、スミフェロンフエロンベタフェロンペガシスペグイントロン

概念

  • サイトカインの一種で抗ウイルス作用、免疫修飾作用、抗増殖活性を有する。(GOO.1261)

種類

  • I型インターフェロン
ウイルスに感染して誘導され、強い抗ウイルス作用を有する
  • II型インターフェロン
非ウイルス誘導性

表(SMB.426)

    産生細胞 種類 誘発因子 作用
I型インターフェロン IFN-α 好中球マクロファージなど 14種類以上 ウイルス細菌内毒素 抗ウイルス効果、抗腫瘍効果
IFN-β 線維芽細胞、上皮細胞など 1種類 ウイルス、2本鎖RNA 抗ウイルス効果、抗腫瘍効果
II型インターフェロン IFN-γ T細胞NK細胞など 1種類 抗原刺激、サイトカイン 免疫細胞の活性化、免疫系の制御

各インターフェロンについて

GOO.1261
  • ウイルス感染に対する非特異的な初期防御に関わる
  • 意義:ウイルス感染に対する非特異的な初期防御に関わる
  • 産生細胞:ほとんど全ての細胞
  • 産生のトリガー:二本鎖RNA、ある種のサイトカイン(IL-1, IL-2, TNF)
  • 作用:抗ウイルス作用、抗増殖作用:(1) リンパ球、NK細胞、およびマクロファージの細胞障害作用の亢進、(2) MHC class Iの発現の亢進作用  ← 抗ウイルス活性
  • 意義:マクロファージの活性化
  • 産生細胞:T細胞、NK細胞、マクロファージのみ!
  • 産生のトリガー:抗原刺激、mitogen、特定のサイトカイン
  • 作用:抗ウイルス作用は弱い。強力な免疫調整作用:(1) マクロファージの強力な活性化、(2) MHC class IIの発現の亢進、(3) 局所炎症反応の仲介(madiation)

インターフェロンの抗ウイルス作用

  • インターフェロンをシグナルとして受け取った細胞は以下の物質を産生して抗ウイルス作用を発揮する。

適応

副作用

発熱 ほぼ必発
甲状腺機能異常 約10%
間質性肺炎 非常に稀
精神症状 約10%
白血球減少 ほぼ必発
血小板減少 ほぼ必発
蛋白尿 約10%
糖尿病 0.1-5%
口腔内病変 約20%
脱毛 約5%
眼底出血 約20%

その他の生物学的製剤」

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商品

イム」

  [★]

imu
アイヌ民族のイム

マック」

  [★]

Mac
マッキントッシュ

イムノマックス」

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ンターフェロンガンマ

イムノ」

  [★]

immuno
免疫