ンターフェロンガンマ
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Japanese Journal
- 進行性腎細胞癌に対するインターフェロンα, γ併用療法
- 内藤 誠二,安増 哲生,熊澤 浄一,平塚 義治,坂本 公孝,井口 厚司,真崎 善二郎,蓮井 良浩,長田 幸夫,黒住 武史,尾本 徹男,鷲山 和幸,原 三信
- 日本泌尿器科學會雜誌 86(8), 1346-1352, 1995-08-20
- … ついて検討した.1991年7月から1993年6月までに進行性腎細胞癌29例が登録された.薬剤投与法はIFN-α (スミフェロン:3×10^6IU, OIF:5×10^6IU, キャンフェロンA:9×10^6IUあるいはイントロンA:6×10^6IU) を連日筋注, IFN-γ (イムノマックス:3×10^6JRU) を週3回 (2〜3日毎) 点滴静注し, 治療開始3カ月後に近接効果の評価を行なって, NC以上の症例では同量のIFN-αの筋注を週2〜3回 (2〜4日毎) の割合でPDとなるまで継続することとした.近接効果は評 …
- NAID 110003088769
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イムノマックス-γ注300
組成
成分・含量(1瓶中)
- インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)
300万国内標準単位(JRU)
添加物
- L-システイン塩酸塩水和物 0.44mg
マルトース水和物 52.6mg
マクロゴール4000 2.0mg
リン酸二水素ナトリウム,リン酸水素ナトリウム水和物
禁忌
本剤又は他のインターフェロン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
ワクチン等生物学的製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
腎癌
- 生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,1法又は2法により点滴静注する。
- 1法:連日投与
- 通常,成人には1日1回200万〜300万国内標準単位/m2(体表面積)を連日投与する。
- 2法:間欠投与
- 通常,成人には1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を5日間連日投与し,9日間休薬する。これを2回繰り返す。
- その後,1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を隔日3回投与し,9日間休薬する。これを2回以上繰り返す。
- なお,年齢,症状により適宜増減する。
-
参考:注射液の調製方法
1瓶あたり,添付の日局注射用水1mLをゆっくり加え,激しい振盪を避けて溶解する。(「適用上の注意」の項参照)
慎重投与
間欠投与又は一時中止し,再投与する場合
薬物過敏症の既往歴のある患者
アレルギー素因のある患者
心疾患又はその既往歴のある患者[心疾患が悪化することがある。]
重篤な肝障害又は腎障害のある患者[症状が悪化することがある。]
高度の白血球減少又は血小板減少のある患者[白血球減少又は血小板減少が更に悪化することがある。]
精神神経障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化することがある。]
自己免疫疾患又はその素因のある患者[症状が悪化又は顕性化することがある。]
重大な副作用
間質性肺炎(0.1〜1%未満):間質性肺炎があらわれることがあるので,患者の状態に十分注意し,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。また,咳嗽,呼吸困難等があらわれた場合には直ちに連絡するよう患者に対し注意を与えること。
ショック(頻度不明):ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
重篤なうつ状態(0.1〜1%未満):重篤なうつ状態があらわれることがあるので,患者の精神状態に十分注意し,不眠,不安,焦燥等があらわれた場合には投与を中止するなど,投与継続の可否について慎重に検討すること。また,投与にあたってはこれら精神神経症状発現の可能性について患者及びその家族に十分理解させ,不眠,不安等があらわれた場合には直ちに連絡するよう注意を与えること。
なお,類薬(インターフェロン-α,β製剤)で,自殺企図,躁状態,攻撃的行動の症例が報告されている。
急性腎不全(頻度不明):急性腎不全を起こすことがあるので,定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
心不全(0.1〜1%未満):心不全を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
白血球減少,血小板減少(5%以上),汎血球減少(頻度不明):これらの副作用があらわれることがあるので,定期的に血液学的検査を行い,治療の継続が困難と認められた場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。
自己免疫現象(頻度不明):自己免疫現象によると思われる症状・徴候(肝炎,潰瘍性大腸炎の悪化等)があらわれることがあるので,自己免疫性疾患の患者又はその素因のある患者には慎重に投与すること。
糖尿病(頻度不明):糖尿病が増悪又は発症することがあるので,定期的に検査(血糖値,尿糖等)を行い,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗腫瘍効果(in vitro)
- ヒト腎癌由来細胞(Caki-1,A-498)に対して,インターフェロン アルファ,ベータよりも強い細胞増殖抑制作用を示した11)。
抗腫瘍効果(in vivo)
- ヌードマウスに移植したヒト腎癌由来細胞(A-498)に対して,有意な細胞増殖抑制作用を示した12)。
BRM作用
- 腫瘍細胞に直接作用し細胞増殖を抑制する作用と共にヒト末梢血リンパ球に作用してNK細胞活性の増強作用,抗体依存性細胞障害活性の増強作用,マクロファージの活性化等の免疫反応を介した間接的な腫瘍細胞傷害作用が報告されている13),14)。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)(JAN)
Interferon Gamma-1a(Genetical Recombination)
略号:IFN-γ-1a
分子式:C761H1206N214O225S6
分子量:17145.41
化学構造式:アミノ酸146個からなるポリペプチドである。
性状:原液は無色の液で,澄明か又はわずかに濁りを認める。
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