- 英
- day care
- 関
- デイホスピタル day hospital
- 老人と精神科(精神障害者デイケア)に分かれており、利用者同士が交流するということが特徴としてあげられる。昼間にレクリエーションなどの活動で人と接することによって社会復帰や入院予防を目標とする。(参考1)
- 治療プログラムには、集団での話し合い、レクリエーション、社会技能訓練などがある。
- 治療は外来治療となる。
参考
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/12 17:58:37」(JST)
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デイケア(Day hospital)とは、福祉・医療関係施設が提供するサービスの一種。
目次
- 1 概要
- 2 老人
- 2.1 介護老人保健施設
- 2.2 老人性認知症デイケア
- 3 精神科
- 3.1 種類
- 3.2 食事の提供
- 3.3 利用者の統計
- 4 参考文献
- 5 脚注
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
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概要
老人と精神科に分かれており、利用者同士が交流するということが特徴としてあげられる。昼間にレクリエーションなどの活動で人と接することによって社会復帰や入院予防を目標とする。
デイケアの目的は、次の三点にある。
- 決まったリズムのある生活を営むことで、生活時間の管理能力を持たせること。
- 仲間と一緒に何かをすることで、自主性と協調性を培うこと。
- ゲームや簡単な手作業を通して、社会復帰の体力と作業能力を維持、向上させること。
また、在宅高齢者を対象として、託老所というかたちで、デイケアが行われることもある。
デイケアは、日本では一般に在宅高齢者、もしくは療養者のケアに使われることが多いが、英語表現ではデイホスピタルがほぼ相当し、幼児の保育がデイケアという呼称が用いられる。
老人
介護老人福祉施設や在宅サービスセンターで行われるデイサービスと介護老人保健施設で行われるデイケアに分かれる。両者とも介護保険の対象であるが、前者は認知症専門通所介護、後者は通所リハビリテーションの項目で給付される。他に老人性認知症疾患病院で行われる老人性認知症デイケアがあり、こちらは医療保険で給付される。世界初の高齢者向けデイケア・デイサービスはイギリスのオックスフォードで1985年に行われた。
介護老人保健施設
高齢者向けの本格的なデイケアは日本では1965年に大阪市立弘済院にて吉田寿三郎のよるものだったが四ヶ月で打ち切られている。その後、1972年に東京都老人医療センターが始めた。
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老人性認知症デイケア
認知症の高齢者向けのデイケアは1983年に聖マリアンナ医科大学附属病院精神科のものが初めてだと言われている。
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精神科
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精神保健福祉センター、公立デイケアセンター、精神科がある医療機関、保健所、市町村が行っている。精神保健福祉センター、公立デイケアセンター、精神科がある医療機関のものは精神科デイケアと呼び医療保険の対象、保健所、市町村のものは単にデイケアと呼び事業費等で運営されている。世界で初めての精神科デイケアは1946年にカナダのドナルド・イーウェン・キャメロン(Donald Ewen Cameron)がアラン記念病院で、イギリスのビエラがマールボロ社会精神医学センターで行い、日本では1953年大阪府堺市の浅香山病院の長坂五郎らによって、退院及び外来患者から希望者を募って試み、その後、1958年に国立精神・神経センター(当時の名称は国立精神衛生研究所)で加藤正明らによって研究がなされ、その実績を元に1974年に診療報酬で点数化されたものである。診療所によるデイケアは1962年、渋川診療所の桂アグリによるひるま病室とされている。1988年に小規模デイケアとして診療報酬点数化された。
種類
6時間が標準のものをデイケア、16時以降の4時間が標準のものをナイトケア(1986年より)、デイケアとナイトケアを組み合わせた10時間が標準のデイナイトケア(1994年より)、日中の3時間が標準のショートケア(2006年より)がある。規模によっても区分があり、患者あたりの広さ、専用室の広さ、職員配置、患者数が定まっている。
食事の提供
療養上必要な食事を提供した場合にはデイケアとナイトケアは1食・デイナイトケアは2食または3食が診療報酬の加算対象となっていたが、平成22年度診療報酬改定により食事提供加算は廃止され本体報酬に包括されることになった。これにより利用者の食事の有無にかかわらず負担額が同一となった。
利用者の統計
2006年の厚生労働省の調査では疾患別ではおよそ7割が統合失調症で占められている。利用の目的(担当者による評価)は回復期リハビリテーションや就労・復職支援などより再発・再入院予防、慢性期患者の居場所としてのほうが多い[1]。
参考文献
- 『精神科デイケアQ&A』日本デイケア学会編著 中央法規出版 ISBN 978-4805826270
- 『高齢者デイサービス・デイケアQ&A』日本デイケア学会編 中央法規出版 ISBN 978-4805829264
脚注
- ^ 第18回今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会 資料1 精神科デイ・ケア等について 厚生労働省
関連項目
- デイケアセンター
- リハビリテーション
- 介護
- 精神科
- 精神障害者
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 多人数場面において受容者の予期を支援するケアサービスロボット
- 小林 貴訓,行田 将彦,田畠 知弥,久野 義徳,山崎 敬一,渋谷 百代,関 由起子,山崎 晶子
- 情報処理学会論文誌 52(12), 3316-3327, 2011-12-15
- … 人に提供できないサービスでは,誰か1人の客(受容者)に対してだけより良く対応しようとすると,他の客(受容者)の不満が高まる場合がある.そこで,本稿では,このお茶配りタスクに着目し,実際の介護施設でのデイケアの場面の分析に基づいて,複数人からの要求に対して,適切な非言語行動を用いて対応することで,ユーザ全体が互いに許容可能なサービスを提供できるケアサービスロボットを提案する.具体的には,ロボット …
- NAID 110008719908
- オーダーメイドの個別就労支援活動によってできること--精神科デイケアで「働きたい」気持ちに寄り添いながら (特集 「働きたい!」を応援したい--働けるの? このプログラムで)
- 精神科デイケア初期適応質問紙とスタッフチェックリストの作成に関する研究
- 上原 栄一郎,山田 孝
- 作業療法 = The Journal of Japanese Occupational Therapy Association 30(5), 552-562, 2011-10-15
- NAID 10029834359
Related Links
- 日本デイケア学会の公式ウェブサイトです ... 東日本大震災について 今回の災害に遭われた皆様。学会関係者。ご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
- デイサービスとデイケアとの違いについて、わかりやすく解説しています。 介護保険を理解したい
- QOLサービスは、デイケアサービスの運営に役立つ月刊誌『月刊デイ』(月刊DAY)や、認知症ケアの為の隔月誌『認知症ケア最前線』他、介護福祉に関する書籍を毎月発刊しています。
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- 次の文を読み、19~21の問いに答えよ。
- 22歳の男性。大学4年生。周囲からみて理解しがたい行動がみられるため両親に伴われて来院した。
- 現病歴 :両親と弟と同居している。1年程前から次第に寡黙になり、家族ともほとんど口をきかず、自室に閉じこもることが多くなった。大学へもほとんど行かなくなった。最近、まるで誰かと会話している調子でひとりごとを言うが、小声で、なんと言っているのか聞き取れない。時々ニヤニヤと笑ったりもするが、なぜ笑うのかと聞いても、別になんでもないと言う。窓を開けて外を見回し、誰も来ないのに「今、外にいたのは誰?」と家族に聞いたりする。数日前、突然家からいなくなり、2日後に戻ってきたが、どこにいたかは語らない。昨日、テレビのアンテナ線を工具で切断してしまった。
- 既往歴 : 喫煙と飲酒との習慣はない。特記すべき薬物の使用歴はない。
- 家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 表情は硬く、こちらの問いかけに関しては肯否について短い答えが返ってくるのみである。困っていることはないかと聞いても「別に」とぶっきらぼうに言う。
- 医師「だれかから命令が言葉で聞こえてきたりしたのですか?」
- 患者「うん」
- 医師「どこから聞こえたの?テレビから?」
- 患者「うん」
- 医師「それで聞こえてきた言葉のとおりにしたのですか?」
- 患者「うん」
- 医師「そういう命令をされるのは困りますか?」
- 患者「困る」
- 医師「テレビで自分の悪口を放送されていて、。不愉快でしたか?」
- 患者「うん」
- 神経学的検査には素直に応じるが、検査中もその場にふさわしくない笑いがみられる。神経学的所見に特記すべきことはない。血液と血清生化学所見とに異常を認めない。
- 患者は入院して治療を受け、6か月後に退院した。奇異な言動は消失したが自発性の低下が著明で、倦怠感を訴える。大学は中退した。この患者のリハビリテーションとして適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099I020]←[国試_099]→[099I022]
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- 次の文を読み、61-63の問いに答えよ。
- 17歳の男子。言動の変化を心配した両親に伴われて来院した。
- 現病歴: 1年ほど前から高校を休みがちになり、1日中自分の部屋で過ごすことが多くなった。朝はなかなか起きず、昼過ぎになりやつと起きてくる。母親が声をかけると「うるせえな」と反抗的になった。1か月前から、わけもなくニヤニヤすることや、「ちくしょう」、「ばかやろー」などと急に叫ぶことが増えてきた。身なりも不潔になり、入浴もしなくなった。
- 既往歴[ 特記すべきことはない。
- 生活歴: 同胞2人の二男として出生。精神運動発達に異常を認めず、手のかからない子供であった。中学校までは明るい生徒で成績も優秀だった。高校入学後は課外活動をせず、成績は徐々に下がってきた。
- 家族歴: 母方の叔父が精神科病院に入院中である。
- 現症 : 意識は清明。身長175cm、体重63kg。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧112/68mmHg。表情は硬く、緊張が強い。自発的に話をすることはなく、質問に対する返答に時間がかかり、答えも短い。時々一点を見つめたまま反応がなくなることがある。また、聞き耳を立てるような動作も認める。神経学的所見に異常を認めない。
- 入院治療を勧めると、「死んだほうがましだ」と叫んで興奮し入院を拒否して帰宅を申し出た。
- 2か月の入院治療で症状は落ち着き、同室者とテレビゲームをしたり読書する姿もみられるようになった。
- 退院後の社会復帰のために最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E062]←[国試_104]→[104E064]
[★]
- 次の文を読み、62-64の同いに答えよ。
- 15歳の女子。いらいらして暴力を振るうことを心配した母親に伴われて来院。
- 現病歴 中学2年になり、友人関係でトラブルが起こったころから食欲がなくなり、学校を休みがちになった。自分の部屋でいやな友人の顔が浮かぶと、そのときしていた行為を最初からやり直すようになった。不潔になったことを気にして頻回に手を洗うようになった。その後も学校では普通の生括を送っていたが、家では自分だけでなく母親に同じ言葉や行動を繰り返させ、母親が正確にやり直せないとパニックを起こしたり、暴力を振るったりするようになった。
- 生育歴 3歳時に両親が離婚し、母親と弟との3人暮らし。小学校では成績も優秀で友人も多く、何事にも積極的な性格であった。中学で進学校に入学し、学業とスポーツに打ち込んでいた。
- 現症 意識は清明。身長156cm、体重49kg。体温36.2℃。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧98/60mmHg。皮膚は冷たく乾燥している。手が荒れている。
- 検査所見 尿、血液検査所見に異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G063]←[国試_105]→[105G065]
[★]
- 63歳の女性。隣家とのトラブルを主訴に家族に連れられて来院した。大学卒業後結婚し、主婦として問題なく過ごしていた。 60歳ころから、明らかな誘因なく隣家の男性が家の中を覗いていると言うようになり、警察に相談することがあった。さらに、変な薬を家の中に送り込んで殺そうとしていると言うようになり、頻回に隣家に抗議し、隣家の前で罵倒することもあった。昨日は包丁を持って隣家に入り込み、警察沙汰になった。受診時、病識は欠如していた。身体的に明らかな問題は認められなかった。医療保護入院となり、一時拒薬がみられたものの抗精神病薬により約1か月で病的体験は軽減し、 2回の外泊でも問題となる行動は示さなかった。また家事を以前と同じようにこなすこともできたことから退院することになった。
- 退院時の家族に対する説明として適切なのはどれか。
- a 「精神病症状は再燃する可能性があります」
- b 「服薬は患者自身に任せておけば大丈夫です」
- c 「今後自閉的な傾向が現れてくる可能性が高いと思います」
- d 「妄想については、現実ではないと説得し続けてください」
- e 「リハビリテーションのためにデイケアに通所しなければなりません」
[正答]
※国試ナビ4※ [108A038]←[国試_108]→[108A040]
[★]
- 22歳の男性。自宅に引きこもっていることを心配した両親に伴われて来院した。大学在学中の21歳時に、「監視されている」と被害的になり幻聴に従った行動をとるようになったため6か月入院した。退院後、医療機関を受診しないで半年自宅に引きこもっている。大学は休学している。身長173cm、体重68kg。会話は成立するが、感情の抑揚に乏しく意欲発動性に欠ける。神経学的所見、血液所見、血液生化学所見、脳波および頭部単純CTに異常を認めない。
- 心理・社会的接近として適切でないのはどれか。
- a デイケアに導入する。
- b 生活技能訓練を通じて社会復帰を図る。
- c 精神疾患の心理教育プログラムに患者を参加させる。
- d 精神疾患の心理教育プログラムに家族を参加させる。
- e 大学への復学のために知的障害者更生施設を利用する。
[正答]
※国試ナビ4※ [104H023]←[国試_104]→[104H025]
[★]
- 21歳の男性。言動の変化を心配する両親に連れられて来院した。大学受験に失敗したころから自宅に閉じこもりがちとなり、共働きの両親が不在のときは家中のカーテンを閉ざしていた。受診前には、「近所の人が自分の悪口を言っている」、「自分の考えたことがテレビで放送されている」などと両親に訴え、独り言が目立ち、食事も満足に摂らなくなっていた。入院して1か月半後には、摂食が改善し、奇異な発言も独り言もなくなり、不活発ながらも談笑に加わるようになった。両親は退院するとまた引きこもるのではないかと心配している。
- 今後の方針として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H007]←[国試_101]→[101H009]
[★]
- 30歳の男性。18歳時に統合失調症を発症し、過去に2回の入院歴がある。
- ここ数年は症状が安定し就労していたが29歳時に妄想が再燃し、3回目の入院となった。
- 入院から6か月が経過し状態は安定し、日常生活も自立していることから、主治医は自宅への退院を考えている。
- 患者は対人関係をうまくとることができないため、主治医はすぐに働くのは困難と判断している。
- 退院後、患者が利用するのに適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [103G052]←[国試_103]→[103G054]
[★]
- 48歳の男性。閉じこもりがちの生活を心配した両親に伴われて来院した。 25歳時に統合失調症を発症して以来、外来通院で治療を続けてきた。病識はあるものの、長期間に渡って軽度の幻聴や関係妄想が残存し、 15年前から就業していない。家庭では問題なく日常生活を送ることができている。服薬は遵守している。高齢の両親と3人で暮らしている。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106F016]←[国試_106]→[106F018]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105G029]←[国試_105]→[105G031]
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- a. 効果は一時的である。
- b. 就労支援は含まれない。
- c. 作業療法は入院中には行わない。
- d. 薬物療法と併用されることが多い。
- e. デイケアは外来患者には行わない。
[正答]
※国試ナビ4※ [102B020]←[国試_102]→[102B022]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097G001]←[国試_097]→[097G003]
[★]
- 要支援と認定された場合に利用できない介護保険サービスはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105B016]←[国試_105]→[105B018]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099D007]←[国試_099]→[099D009]
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- 関
- デイケア、精神科ナイトケア
- 精神科外来治療の一つ。社会復帰を目的として、医学管理の下に医療チームがレクリエーションや社会技能訓練などを通じておこなう治療。
- 保険診療の対象。自立支援医療の対象。
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%82%A2#.E7.B2.BE.E7.A5.9E.E7.A7.91
国試
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- 英
- care
- 関
- 看護、心配、世話、注意、治療、介護