胎児貧血

fetal anemia


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Japanese Journal

  • P1-24-30 一絨毛膜三羊膜品胎・一児無心体でmirror症候群を合併した症例(Group56 多胎妊娠・胎児貧血(症例),一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
  • 新谷 光央,濱田 朋紀,儀保 晶子,米原 幸愛,牛垣 由美子,堂地 勉
  • 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 640, 2011-02-01
  • NAID 110008509344

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経過観察しながら胎児の成熟を待つか、早期に分娩をおこなって新生児に輸血をふくむ集中治療をするかのいずれかになります。しかし胎児貧血は一般に進行性のため、経過観察により病状は悪化することが多く、また早期の分娩では ...
新生児溶血性疾患(胎児赤芽球症とも呼ばれます)とは、赤血球が正常よりも速く分解、または破壊される病気で、高ビリルビン血症、貧血を起こし、最も重症の場合は死亡することもあります。この疾患は、Rhマイナスの母親から ...
妊娠すると時期に関わらず貧血を訴える妊婦さんが多くいますが、元から貧血気味だから・たかが貧血と侮っていては後々大変な事に。なぜ定期健診で貧血検査があるのか等これ...


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出典 :japan.digitaldj-network.comEpo-Epo受容体の遺伝子改変 貧血の薬を薬剤師が解説看護学生のために(by 白鳥恭介 先天性嚢胞状腺腫様形成異常



★リンクテーブル★
国試過去問097C005
リンク元胎児心拍数陣痛図」「サイヌソイダルパターン」「ΔOD450吸光光度分析
関連記事貧血」「胎児」「

097C005」

  [★]

  • 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
  • 28歳の妊婦。今朝、突然の中等量性器出血と水様帯下とを認めて来院した。
  • 現病歴 : 妊娠初期には特に異常はなかったが、妊娠24週3日に上記症状を呈した。下腹部痛はない。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 月経歴 : 初経13歳。周期は28日型、整。月経時随伴症状はない。
  • 妊娠・分娩歴 : 1年前に妊娠7週で自然流産した。
  • 現症 : 身長160cm、体重52kg。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧122/70mmHg。子宮底は臍上2cm、軟、圧痛はない。膣鏡診で外子宮口の開大は認められないが、少量の淡血性の帯下が認められ、悪臭はない。超音波検査により胎児は頭位、胎児計測値は妊娠週数相当であり、羊水腔はほとんど消失している。
  • 入院時検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖(-)、ウロビリノゲン(±)、潜血1+。血液所見:赤血球394万、Hb11.2g/dl、Ht38%、白血球11,000、血小板22万。血清生化学所見:総蛋白6.9g/dl、アルブミン4.1g/dl、尿素窒素10mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、総ビリルビン0.6mg/dl、AST18単位(基準40以下)、ALT14単位(基準35以下)、Na136mEq/l、K4.2mEq/l、Cl102mEq/l、Ca8.8mg/dl。CRP0.3mg/dl(基準0.3以下)。経膣超音波写真と胎児心拍数陣痛図とを以下に示す。


  • この胎児の予後に強く影響を及ぽすのはどれか。2つ選べ。

[正答]


※国試ナビ4※ 097C004]←[国試_097]→[097C006

胎児心拍数陣痛図」

  [★]

cardiotocogram CTG
心拍陣痛図
コントラクションストレステスト胎児心拍自動解析法

[show details]

  • 図:G10M.258(胎児機能不全の判断、対処、処置)
多くの場合、
横軸:一目盛り(細い)20秒、三目盛り(太い)1分
縦軸:一目盛り(細い)2 bpm、五目盛り(太い)10bpm

判読ポイント

  • 1. 基線の高さ。 正常では110-160bpm
  • 2. 基線細変動。 正常では6-25bpm。<5bpmで基線細変動減少
  • 3. 一過性変動の有無
    基線からの変動 頂点/最下点までの時間 持続時間 子宮収縮との関係 原因
一過性頻脈 ≧15bpm上昇 <30s 15s≦ ≦2m   胎動、子宮収縮、内診などの刺激、臍帯圧迫に伴う。胎児状態は悪くない
 
一過性徐脈 早発一過性徐脈   ≧30s   一致 児頭の圧迫のための頭蓋内圧の上昇による迷走神経反射が心拍数の低下を引き起こす
 
遅発一過性徐脈   ≧30s   遅れる 胎盤機能低下、あるいは心筋機能抑制による低酸素血症の顕在化
 
変動一過性徐脈 >15bpm低下 <30s 15s≦ ≦2m 様々 臍帯圧迫による迷走神経反射
 
遷延一過性徐脈 >15bpm低下   2m≦ ≦10m   内診などによる刺激、過強陣痛、臍帯圧迫、臍帯脱出、仰臥位低血圧症候群、
硬膜外麻酔等による母体低血圧、胎盤早期離、子癇発作や癲癇発作、娩出直前のいきみ
  • その他

参考

  • 1. C.産婦人科検査法 胎児心拍数モニタリング - 日産婦誌59巻7号
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5907-203.pdf

サイヌソイダルパターン」

  [★]

sinusoidal pattern
サイナソイダルパターン
胎児心拍数陣痛図

[show details]


  • 胎児心拍数図波形において心拍数曲線が規則的でなめらかなサイン曲線を示すものを言う。持続時間は問わず、1分間に2-6サイクルで振幅は平均5-15bpmであり、大きくても35bpm以下の波形を称する(NGY.123)
  • 胎児貧血

ΔOD450吸光光度分析」

  [★]

胎児貧血溶血性貧血吸光光度分析, spectro-photometric analysis

[show details]

  • 分光光度計による吸光度曲線から羊水中に微量に含まれるビリルビンを定量する分析法。

貧血」

  [★]

anemia
貧血症
慢性疾患による貧血 anemia of chronic disease ACD
  • 血液08, 症候 091215I

定義(2007前期生理学プリント、WHOの貧血判定基準)

  • 下記表のHb,Htに達しない場合を貧血とする
   Hb(g/dl) Ht(%)
男性 13 39
女性 12 36
高齢者・乳幼児・妊婦 11 33

ヘモグロビンと貧血症状

  • 8 g/dl :急性貧血で症状が出る
  • 7 g/dl :慢性貧血で症状が出る
  • 5 g/dl :心雑音
  • 3 g/dl :生命の危険

病因

臨床検査

一つの赤血球の平均の大きさが分かる

臨床検査に基づく分類

  1. 正球性貧血
  2. 小球性貧血
  3. 大球性貧血
  1. 低色素性貧血
  2. 正色素性貧血

貧血の鑑別 (文献不明)

MCV 赤血球の大きさ 網状赤血球 腎障害 診断 治療
≦80 小球性貧血     鉄欠乏性貧血 鉄剤
80-100 正球性貧血 減少, 正常 あり 腎性貧血 エリスロポエチン
なし 再生不良性貧血 コロニー刺激因子
増加   溶血性貧血 グルココルチコイド
≧101 大球性貧血     巨赤芽球性貧血 ビタミンB12, 葉酸

スクリーニングによる貧血の鑑別 (OLM.80)

  • Fe↓、UIBC↑、フェリチン↓:鉄欠乏性貧血、慢性出血、慢性体内溶血。体内での鉄の絶対量が不足
  • Fe↓、UIBC↓、フェリチン↑:慢性感染症、慢性炎症。細網系では鉄が増加しているが(フェリチン↑)、末梢に鉄を放出できず(Fe↓)、トランスフェリンも減少している(UIBC↓)


身体所見

  • 胸部聴診:収縮期機能性雑音  ←  どこで聴取される?高心拍出量状態だから心基部か?あるいは心尖部?(100D012)

USMLE

  • Q book p.292 25
sickle cell anemia microcytic anemia
beta thalassemia microcytic anemia
Heinz body anemia normocytic anemia
hereditary spherocytosis normocytic anemia
pernicious anemia macrocytic anemia

貧血と低酸素血症

  • 貧血とは血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態であり、一方、低酸素血症は単位体積あたりの酸素分圧が低下してる状態である。PaO2低下すなわちSpO2の低下に相当すると考えてみよう。貧血ではヘモグロビン濃度は少なくても、その少ないヘモグロビンの各々は十分に酸素化されるため、SpO2は低下しない。ただし、ヘモグロビンの絶対量が少ないために、末梢組織に届ける酸素の量が少なくなるだけなのである。(cf. 101B071)

臨床

  • MCVで検査項目を絞っていくが、病態が複雑な場合はMCVによる絞り込みが意味をなさないことがある。commonな貧血から除外していく。
  • 1. 血算、網状赤血球、フェリチン、鉄、UIBC、葉酸、ビタミンB12
  • 2. 銅、亜鉛
  • 3. 赤沈、血液像
  • 4. 抗核抗体、抗dsDNA抗体、ハプトグロビン、免疫電気泳動(血液)、蛋白分画、IgG,IgA,IgM、C3c、C4、CH50、エリスロポエチン
  • 5. 抗SS-A抗体、抗Sm抗体、ループスアンチコアグラント、抗カルジオ抗体、抗CLGPI抗体、抗RNA抗体、PR3-ANCA、MPO-ANCA、直接クームス検査
  • 6. リンパ球サブセット、PNH(CD55,CD59)

胎児」

  [★]

fetus
胎児の発生
  • 産科学:妊娠8週以降の児を指す。
  • 区別すること!!

成長

およそのめやすね。正確ではない。(SPE.68)
25週: 750g
30週:1500g
35週:2000g ←だいたい2200gだけど
40週:3000g
25週から5週間で230週から10週で2

循環器

  • 胎児心拍動は妊娠6週で認められ、妊娠7週目では100%確認できる。(G10M.6 QB.P-209)

感覚系

  • 妊娠10週ごろから刺激に反応して口、指、趾、目を動かす。(NGY.285)

聴覚

  • 妊娠中期には聴覚が発達。(NGY.285)
  • 妊娠28-30週(妊娠後期の始め)には音の刺激により心拍数が増加。(QB.P-190)

胎児の成長

G10M.6改変
妊娠月数
(月)
妊娠週数
(週)
胎児のイベント
1 2 肺胞期着床(受精後6日後)
2 5 中枢神経系、心臓形成開始
6 肺形成開始
7 胚形成、胎盤形成開始
3 9 胎児心拍最速(170-180bpm)
10 躯幹と四肢の運動が超音波で測定可能
11 外陰の性差が決まる(が超音波では分からない)
4 12 排尿が超音波で観察可能、胎便形成開始。
15 胎盤完成。呼吸様運動が不規則に観察可能(10週から始まっているが観察は容易ではない)。
5 16 嚥下が超音波で観察可能。 → 胎盤完成以降に羊水量が(急に)増えるが、嚥下が観察可能になるのはこれと関係ある?
17 外陰の性差が超音波で観察可能
18 胎動を感ずる(18-20週)
6 20 肺サーファクタント産生開始
7 26 肺の構造完成
8 28 肺サーファクタント増加
9 34 胚が成熟、腎の発生完了

国試

血」

  [★]

blood, (漢方)blood and body fluid energy
血液血中