特発性大腿骨頭壊死症
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Japanese Journal
- 臨床と研究 特発性大腿骨頭壊死症に対する大腿骨転子間弯曲内反骨切り術
- 骨移植後に二期的大腿骨頭前方回転骨切り術を施行した特発性大腿骨頭壊死症(ION)の小治療経験
- 田中 源幸,堀川 良治,神囿 純一,栫 博則,石堂 康弘,小宮 節郎
- 整形外科と災害外科 60(3), 584-589, 2011-09-25
- NAID 10029660480
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- 1. 特発性大腿骨頭壊死症とは. 大腿骨頭の一部が、血流の低下により壊死(骨が腐っ た状態ではなく、血が通わなくなって骨組織が死んだ状態)に陥った状態です。骨壊死が 起こること(発生)と、痛みが出現すること(発症)、には時間的に差があることに注意が ...
- 大腿骨頭壊死症は大腿骨頭が阻血性壊死に陥って破壊され、股関節機能が失われる 難治性疾患である。大腿骨頭壊死症のうち、 明らかな基礎疾患がないものが特発性 大腿骨頭壊死症とされ、ステロイド性、アルコール性および狭義の特発性にさらに分類 され ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- idiopathic osteonecrosis of the femoral head ION
- 同
- 特発性大腿骨頭壊死
- 関
- 大腿骨頭壊死症
概念
疫学
リスク因子
- アルコール多飲:40歳代に多い
- 副腎皮質ステロイド内服:20歳代に多い
症状
- SOR.251
- アルコール多飲では50%が両側性であるが、ステロイド性では70%以上。
- 股関節痛が主であり、大腿痛、膝痛、坐骨神経痛もありうる。
検査
- MRI:(stage1)band patternが認められる。壊死骨がhigh、正常骨梁と壊死部の境界がlow(線維性肉芽組織と新生骨添加部)、正常骨梁はhigh
- 単純X線写真:stage1では変化無く、stage2で帯状硬化像が認められ、stage3で骨頭が圧潰され、stage4で骨頭が圧潰、関節間隙狭小化、亜脱臼し二次関節症に至る像が認められる。
治療
- SOR.543
- 保存療法:壊死範囲が狭い例や壊死が非加重部に存在する例
- 手術療法:
-
- 大腿骨内反骨切り術
- 大腿骨屈曲骨切り術
- 大腿骨前方回転骨切り術
参考
- http://www.nanbyou.or.jp/entry/306
- http://www.nanbyou.or.jp/pdf/080_s.pdf
[★]
- 英
- head of femur, femoral head
- ラ
- caput femoris
- 関
- 大腿骨
- 大腿三角の奥に触れることができる。
- 鼡径靭帯と大腿動脈の交点より遠位外側にそれぞれ3cmの部位に大腿骨頭が存在する。(SOR.505)
[★]
- 英
- thigh bone
- ラ
- femur, os femoris
- 関
- 大腿
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- necrosis
- 同
- ネクローシス
- 関
- アポトーシス、細胞死
[★]
- 英
- death
- 同
- 死亡、脳死、心臓死
[★]
- 英
- idiopathy、idiopathic、cryptogenic、agnogenic, essential
- 同
- 本態性
- 関
- 原因不明