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白

英
white、leuko、leuco
関
白色、白人、ロイコ、白い

WordNet

  1. of summer nights in northern latitudes where the sun barely sets; "white nights"
  2. the quality or state of the achromatic color of greatest lightness (bearing the least resemblance to black) (同)whiteness
  3. (board games) the lighter pieces
  4. restricted to whites only; "under segregation there were even white restrooms and white drinking fountains"; "a lily-white movement which would expel Negroes from the organization" (同)lily-white
  5. marked by the presence of snow; "a white Christmas"; "the white hills of a northern winter" (同)snowy
  6. glowing white with heat; "white flames"; "a white-hot center of the fire" (同)white-hot
  7. (of hair) having lost its color; "the white hairs of old age" (同)whitened
  8. (of coffee) having cream or milk added
  9. being of the achromatic color of maximum lightness; having little or no hue owing to reflection of almost all incident light; "as white as fresh snow"; "a brides white dress"
  10. benevolent; without malicious intent; "thats white of you"
  11. free from moral blemish or impurity; unsullied; "in shining white armor"
  12. of or belonging to a racial group having light skin coloration; "voting patterns within the white population"

PrepTutorEJDIC

  1. 〈U〉『白』,白色 / 〈U〉〈C〉白いもの;(特に)『卵の白身』 / 〈U〉『白衣』,白色の服;《しばしば複数形で》白の制服(運動着など) / 〈C〉白人 / 『白い』,白色の,純白の / (恐怖で人・顔・唇などが)『青白い』,血の気のない(pale) / (皮膚の色の)白い,白人の / (髪・ひげなどが)銀色の,改色の / 雪のある,雪の積もった / 《おもに古》潔白の,罪のない / 《英》(コーヒーが)ミルク入りの / …‘を'白くする,漂白する

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/11/15 18:05:53」(JST)

wiki ja

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「白」のその他の用法については「白 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
白
 
16進表記 #FFFFFF
RGB (255, 255, 255)
CMYK (0, 0, 0, 0)
HSV (-°, 0%, 100%)
マンセル値 N9.5
表示されている色は一例です

白(しろ)は、全ての色の可視光線が乱反射されたときに、その物体の表面を見た人間が知覚する色である。無彩色で、膨張色である。白色(ハクショク、しろいろ)は同義語。「無色」の意味に含まれることもある。

目次

  • 1 光源色としての白
  • 2 物体色としての白
    • 2.1 白と透明
    • 2.2 白っぽく見せる
  • 3 白の色料
    • 3.1 炭酸カルシウム Calcium Carbonate
    • 3.2 鉛白 White Lead
    • 3.3 亜鉛華 Zinc White
    • 3.4 リトポン Lithopone
    • 3.5 チタン白 Titanium White
  • 4 白変種
  • 5 白に関する概念
    • 5.1 東アジア
  • 6 近似色
  • 7 脚注
  • 8 参考文献
  • 9 関連項目

光源色としての白

white (webcolor)
  16進表記 #ffffff

白は、人間の網膜の3種類の錐体(:L,M,S;(RGB表色系における)R,G,B;Red,Yellowish Green,Bluish - Purple/Purplish - Blue[1].)のすべてが「対等的、均質的」に強く刺激された場合に感じる色である。それ故、すべての波長の可視光線を「対等的、均質的」に含んだ光は無彩色的に見える(黒や灰・鼠に見える)。更に、強く反射していれば、白に見える。そして、その光を白色光と呼ぶ。これに因んで、すべての音の波長の信号が均等に含まれた全くランダムな音の波形のことをホワイトノイズ(白色雑音)と呼ぶ。

ただ、人間の目に白く見えるためだけならば赤、緑、青の3つの光を適切な比率での混合によっても実現でき、カラーTVのブラウン管の白色はそのようにして構成されている。蛍光灯に代表される照明機器の光も、可視光の全領域において均等ではない。そのような擬似的な白色光は物体表面で反射するときの特性が本来の白色光とは異なるため、色合いがやや不自然に見える場合もある。厳密な色の比較を行うことが要求される仕事では、標準光源とよばれる太陽光に近い特殊な照明装置を使用する。

また、ウェブブラウザでwhiteと指定したときは、#FFFFFFとして定義される。

物体色としての白

氷雪地帯の白い雪

白と透明

物体がすべての波長の可視光線を(ほぼ)100%乱反射するとき、その物体は白いという。色材の発色の観点から見ると、白は他の色と著しく異なる。一般の色材は白色光の中の特定波長を吸収し、残りの波長領域が目に入って色として感じられるのに対し、白の色材は特定波長を吸収しないために、白色にみえる。 色材としての白の発色原理を概念的に説明すると、「透明ガラスを粉々にすると白い粉に見える」である。微細な粒子で乱反射させて白く見せているが、乱反射の効率を高めるために屈折率の高い素材が選ばれる。 塗料において白は不透明であるが(透明であれば、下層を透過して白く発色しない)、透明という事象の説明として、すりガラスの上に水を垂らすと透明になることが挙げられよう。透明というのは物質が密になり内部や外部の反射がなくなることである。このことは物理学者寺田寅彦が述べている。

自然の中では雪、雲、石英や石灰岩などで構成された白いビーチなどが、太陽光の散乱によって白く見えている。(ミー散乱)

積雲を構成している水の粒によって太陽光が散乱され白く見える

白っぽく見せる

ワイシャツなどの衣類で、白さを強調するために蛍光染料を使用している場合がある。これは青以外の光のエネルギーを吸収して青く発光することで、黄ばむ傾向にある衣類の色合いを青めに補正して白く見せるものである。このような方法を使ったものとして、ほかには白色発光ダイオードがある。これは青色発光ダイオードに黄色を示す蛍光体をコートしたもので、発光ダイオード本来の青い光と蛍光体の黄色い光を混ぜて白い光としている。

白の色料

100%の反射率を持った「理想的な白色」の物体は実在しない。現在、ほぼ理想的な白色物質として利用されているのが酸化マグネシウムや硫酸バリウムであり、これらは可視光線のほぼ全領域にわたって99%以上の反射率を示す良好な白色素材である。工業的にはチタン白・二酸化チタンが多用される。鉛白は油絵具に使われる。

炭酸カルシウム Calcium Carbonate

詳細は「炭酸カルシウム」を参照

炭酸カルシウム系顔料としては、白亜、大理石、ムードン、胡粉などがある。油性の媒材 (Binder) においては、屈折率の関係で透明になってしまい、白色顔料としては使用出来ない。

鉛白 White Lead

古代から使用されてきた白色顔料で、現在では油彩用顔料として使用されている。油彩のモデリング等において活躍する。組成は塩基性炭酸鉛 2PbCO3Pb(OH)2である。成分である鉛が触媒として作用し、展色材である乾性油の酸化重合を促すこと、絵具化に際して要求される油量が少ない為油の影響を受け難いこと、などの理由で乾燥性が良い。塗膜の上塗り及び下層に対する接着性が良く、亀裂の発生も少ない。この性質は、鉛白の結晶が板状であり、塗膜に層状に配列することによると考えられる。カドミウムイエローやウルトラマリン ブルーなどと混合しても大抵は問題を起こさないが、硫黄化合物と混合すると黒変の可能性がある。毒性があるので、長期にわたる皮膚などからの摂取には注意を要する。硫黄にあって黒変する。水性絵具では硫黄成分を遮断できないので、水性絵具には適さない。

クレムニッツ白として有名な鉛白は、クレムニッツ法によって得られる。しかし絵具化するとチューブの中で粗粒となる。また、白色度も最高ではない。新しい製法として、1955年頃から「電気分解法」が日本で採用されるようになった(三井金属)。99.998%という純度の高い電気鉛を使用し、電解液中に炭酸ガスを吹き込み、電気分解を連続操作で行うなど、近代設備でコントロールし製造する。この鉛白は均質で白色度も高い。国産鉛白絵具を支える顔料である。White Lead[2]とも言われる。

亜鉛華 Zinc White

亜鉛華は、ヨーロッパでは中世から知られていたが、工業的に生産されるようになったのは1830年代である。絵画用として使用されるようになったのはこれよりさらに時代が下がる。油絵具では乾性油と反応し塗膜に亀裂、剥離を起こすことがある。酸化亜鉛 ZnO。

リトポン Lithopone

リトポンは1874年頃、イギリスでジョン・オアが初めて作り特許を取得した。開発当初黒ずむ傾向が強かった為、絵画用としては普及しなかった。現在ではこの欠点も改善されている。硫化亜鉛と硫酸バリウムの混合物。

チタン白 Titanium White

1920年代から本格的に工業生産されるようになった。白色顔料中で屈折率と着色力は最も大きい。現在では塗料用白色顔料としては最も大量に生産されており、光触媒としての活用も盛んである。酸化チタン、二酸化チタン TiO2。

白変種

生物学では稀に、色素が欠乏した為に白く見える個体が生まれる事例が知られており白変種・アルビノなどと呼ばれる。シロヘビは岩国市にのみ生息する蛇で、アオダイショウの突然変異とされ遺伝的に安定した例は、大変珍しく貴重である。1924年には生息地が国の天然記念物の指定を受け、1972年にはシロヘビそのものが国の天然記念物となった。

白に関する概念

英語の "white" は「善意」、「純粋」などの意味を包含し[3]、日本語では無実・無罪を俗に白(シロ)という[4]。また、これらに近い意味として「好ましいもの」を指して「ホワイト○○」(例:ホワイトリスト、ホワイト企業)といわれる。

東アジア

中国の五行思想で白は金に対応する。方位は西であり、西方を守る神獣が白虎である。

白虎を尊ぶだけでなく、白雉を瑞祥とするなど白を尊ぶ思想はあったが、服の色としては凶色であった。金徳を自認した晋は服色として赤を尊んだが[5]、これは白を嫌ったためとされる[6]。

しかし古代の日本で白は神聖な最高の服色とされた。養老律令の衣服令は朝廷における皇太子以下皇族臣下の服の色を細かく定める規定だが、そこでは白を最高の服色としながら、白い衣を着ることを許される身分がない[7]。明記されないのは律令が天皇を規律しないためで、朝廷では天皇だけが白衣を着ることができたのである[8]。そして白い動物も尊ばれた。『古事記』には神が白い鹿・猪に化し、倭建命(ヤマトタケル)が死後白鳥になったとある[9]。飛鳥時代から平安時代にかけて白い動物が見つかったことを瑞祥として改元した例が複数ある。最古の例は白雉で、大化6年(650年)2月に穴戸国(長門国)より献上された白雉により改元した[10]。元号の名に白をとったのはこれだけだが、白亀によって神亀、宝亀、嘉祥、仁寿に改元になった。白鹿によって天安、元慶が立てられた。元慶のときは白雉も見つかっていた。近代には沖縄県宮古島から島馬の白い馬が生まれたので、幼少の昭和天皇に献上された。民謡「なりやまあやぐ」に歌われている。

近似色

  • 灰、鼠。グレー(色)
  • 乳白色
  • クリーム色
  • アイボリー
  • 銀色

脚注

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  1. ^ 『色彩学概説』 千々岩 英彰 東京大学出版会 2001/4 ISBN 4130820850
  2. ^ 『絵画材料事典』ラザフォード・J・ゲッテンス・ジョージ・L・スタウト著 森田恒之訳 美術出版社 1999/6 ISBN 4254252439
  3. ^ 『ウィズダム英和辞典』三省堂、2007年。
  4. ^ 出典:米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 295頁
  5. ^ 『晋書』巻二十五(輿服志)。
  6. ^ 武田佐知子『古代国家の形成と衣服制』(吉川弘文館、1984年)140頁、180頁注10。
  7. ^ 井上光貞・関晃・土田直鎮・青木和夫『律令』351-358頁。服色条は354頁。同書は日本思想体系新装版、岩波書店、1994年で初版は1976年。
  8. ^ 内田正俊「色を指標とする古代の身分の秩序について」(『日本書紀研究』第19冊、塙書房、1994年)15頁。
  9. ^ 『古事記』中巻、倭建命が東征の帰途足柄の坂で遭った神が白鹿(岩波文庫版123頁)で、『日本書紀』では信濃国の山中とする(巻第7、景行天皇40年是歳条。新編日本古典文学全集版380-381頁)。伊吹山で遭った神が白猪(『古事記』125頁)で、書紀では大蛇とする(『日本書紀』同条、382頁)。倉野憲司校注『古事記』、岩波書店(岩波文庫)、1963年。小島憲之・直木孝次郎・西宮一民・蔵中進・毛利正守校訂・訳『日本書紀』1、小学館(新編日本古典文学全集 2)、1994年。
  10. ^ 『日本書紀』巻第25、白雉元年2月戊寅(9日)条。新編日本古典文学全集版380-381頁。小島憲之・直木孝次郎・西宮一民・蔵中進・毛利正守校訂・訳『日本書紀』3、小学館(新編日本古典文学全集 4)、1998年。

参考文献

  • 『色彩学概説』 千々岩 英彰 東京大学出版会 2001/4 ISBN 4130820850
  • 『色彩論の基本法則』ハラルド キュッパース (著), Harald K¨uppers (原著), 沢田 俊一 (翻訳) 中央公論美術出版 1997/07 ISBN 4805503343 ISBN 9784805503348
  • 『顔料の事典』 伊藤 征司郎(編集) 朝倉書店 2000/10 ISBN 4254252439 ISBN 978-4254252439
  • 『絵具の科学』 ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1994/5(新装普及版) ISBN 480550286x
  • 『絵具材料ハンドブック』 ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1997/4(新装普及版) ISBN 4805502878
  • 『カラー版 絵画表現のしくみ―技法と画材の小百科』森田 恒之監修 森田 恒之ほか執筆 美術出版社 2000.3 ISBN 4568300533
  • 『絵画材料事典』 ラザフォード・J・ゲッテンス・ジョージ・L・スタウト著 森田恒之訳 美術出版社 1999/6 ISBN 4254252439
  • 『広辞苑 第五版』新村 出 岩波書店 1998/11 ISBN 4000801120 ISBN 978-4000801126
  • 『漢字源』漢字源 藤堂 明保,竹田 晃,松本 昭,加納 喜光 学習研究社 改訂第四版版 (2006/12) ISBN 4053018285 ISBN 978-4053018281
  • 『漢字源』藤堂 明保,竹田 晃,松本 昭,加納 喜光 学習研究社 改訂新版版 2001/11 ISBN 4053008891 ISBN 978-4053008893
  • 『ジーニアス英和辞典』 小西 友七,南出 康世(編集) 大修館書店 第3版版 2001/11 ISBN 4469041580 ISBN 978-4469041583
  • 『ジーニアス和英辞典』 小西 友七,南出 康世(編集) 大修館書店 第2版版 2003/11 ISBN 4469041653 ISBN 978-4469041651

関連項目

  • ホワイト
  • 明度
  • 黒
  • 色
  • 色名一覧
  • 日本の色の一覧
  • 白で始まる記事の一覧
色名一覧
あ い う え お   は ひ ふ へ ほ
か き く け こ   ま み む め も
さ し す せ そ   や ゆ よ
た ち つ て と   ら り る れ ろ
な に ぬ ね の   わ 他 JIS
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  • 1. 消失性白質疾患(Vanishing white matter disease) vanishing white matter disease
  • 2. 成人における24時間携帯血圧測定および白衣高血圧症 ambulatory blood pressure monitoring and white coat hypertension in adults
  • 3. 脳血管性認知症の病因、臨床症状、および診断 etiology clinical manifestations and diagnosis of vascular dementia
  • 4. 自動血液分析装置 automated hematology instrumentation
  • 5. Wolff-Parkinson-White症候群の疫学、臨床症状、および診断 epidemiology clinical manifestations and diagnosis of the wolff parkinson white syndrome

Japanese Journal

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  • 佐藤仁 ,白幡晃一 ,松岡聡
  • 情報処理学会研究報告. [ハイパフォーマンスコンピューティング] 2013-HPC-138(24), 1-7, 2013-02-14
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上写真は白玉砂利4分白パンカスタード前へ 次へ白010327_01.jpgwhite

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • モノバクタム系抗生物質製剤

販売名

アザクタム注射用0.5g

組成

  • 本剤は、1バイアル中下記成分を含有する白色〜黄白色の塊又は粉末の用時溶解して用いる注射剤(凍結乾燥品)である。

有効成分

  • アズトレオナム 0.5g(力価)

添加物

  • L‐アルギニン 0.405g

禁忌

  • 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者


効能または効果

適応菌種

  • 本剤に感性の淋菌、髄膜炎菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌

適応症

  • 敗血症、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、尿道炎、子宮頸管炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎


  • 通常、成人には、1日1〜2g(力価)を2回に分けて静脈内注射、点滴静注又は筋肉内注射する。ただし、通常、淋菌感染症及び子宮頸管炎には、1日1回1〜2g(力価)を筋肉内注射又は静脈内注射する。
    通常、小児には、1日40〜80mg(力価)/kgを2〜4回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。
    なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には、成人では1日量4g(力価)まで増量し2〜4回に分けて投与し、小児では1日量150mg(力価)/kgまで増量し3〜4回に分けて投与する。
    通常、未熟児、新生児には、1回20mg(力価)/kgを生後3日までは1日2回、4日以降は1日2〜3回静脈内注射又は点滴静注する。


調製法

静脈内注射

  • 5mL以上の日本薬局方注射用水、日本薬局方生理食塩液又は日本薬局方ブドウ糖注射液で溶解し、通常1g(力価)あたり全量20mLにする。

点滴静注

  • 糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液で溶解する。なお、点滴静注に際しては、注射用水を使用しないこと(溶液が低張になるため)。

筋肉内注射

  • 日本薬局方注射用水又は日本薬局方生理食塩液で溶解し、1g(力価)あたり3mLとする。

溶液の安定性

  • 本剤は溶解後微黄色〜淡黄色澄明であり、この溶液は放置するとわずかに変色する。
    溶解後は速やかに使用する。やむをえず、保存する場合には、冷蔵庫保存では48時間以内、室温保存では24時間以内に使用すること。ただし総合アミノ酸補液に溶解して保存しないこと。


  • 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。


慎重投与

  • ペニシリン系又はセフェム系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
    〔交叉アレルギー反応が起こるとの報告がある。〕
  • 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、じん麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質の患者
  • 高度の腎障害のある患者
    〔血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか、投与間隔を開けて使用すること(「薬物動態」の項参照)。〕
  • 高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
  • 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
    〔ビタミンK欠乏症があらわれるおそれがあるので観察を十分に行うこと。〕


重大な副作用

ショック

         頻度不明
  • ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

急性腎不全

         頻度不明
  • 急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

大腸炎

         頻度不明
  • 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。
    腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 頻度不明
  • 本剤投与中に中毒性表皮壊死症があらわれることが報告されている。

薬効薬理

緑膿菌を含むグラム陰性菌にすぐれた抗菌作用を示す。

  • 大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、アズトレオナムに感性の淋菌、髄膜炎菌に対して強い抗菌力を示し、さらに、多くのβ‐ラクタム系抗生物質に抵抗を示す緑膿菌、セラチア属、エンテロバクター属にもすぐれた抗菌力を有する。19) 20) 21) 22) 23)

β‐ラクタマーゼに対する安定性及びその産生誘導能

  • 各種細菌の産生するβ‐ラクタマーゼに対して安定であり、β‐ラクタマーゼ産生グラム陰性菌にも強い抗菌作用を示す。
    また、β‐ラクタマーゼ産生誘導能もほとんど認められていない。19) 20) 21) 23)

作用機序

  • 感受性細菌のペニシリン結合蛋白(PBP)のうち、特にPBP3に高い結合親和性を有し、細胞壁合成阻害により強い殺菌作用を示す。
    また、グラム陰性菌の外膜に対する透過性も良好である。20) 22) 24)


有効成分に関する理化学的知見

一 般 名

  • アズトレオナム (Aztreonam)

化 学 名

  • 2‐{(Z )‐(2‐Aminothiazol‐4‐yl)‐[(2S,3S )‐2‐methyl‐4‐oxo‐1‐sulfoazetidin‐3‐ylcarbamoyl]methyleneaminooxy}‐2‐methyl‐1‐propanoic acid

略  号

  • AZT

分 子 式

  • C13H17N5O8S2

分 子 量

  • 435.43

構 造 式

性  状

  • アズトレオナムは、白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。本品はジメチルスルホキシドに溶けやすく、水又はメタノールに溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくい。

★リンクテーブル★
国試過去問「105C025」「103F005」
リンク元「white」「白人」「白い」「白色」「leuco」
拡張検索「好酸球カチオン性蛋白」「中枢神経系白血病」「舌白斑症」「食物蛋白」「遺伝性乳白色象牙質」

「105C025」

  [★]

  • 大規模災害現場で多数の負傷者が発生している。歩行可能な中年男性が上腕の痛みを訴えている。意識は清明。
  • この人のトリアージタッグで適切な色はどれか。


  • a 黒
  • b 赤
  • c 黄
  • d 白
  • e 緑


[正答]

E


※国試ナビ4※ [105C024]←[国試_105]→[105C026]

「103F005」

  [★]

  • 災害時に、自発呼吸があり意識混濁を伴うショック状態の患者につけるトリアージ・タッグの色で正しいのはどれか。
  • a. 緑
  • b. 黄
  • c. 赤
  • d. 黒
  • e. 白

[正答]

C


※国試ナビ4※ [103F004]←[国試_103]→[103F006]

「white」

  [★]

  • n.
  • 白色、白、(人種)白人
  • adj.
  • 白い
関
Caucasian、leuco、leuko、whites

                         

「白人」

  [★]

英
white、whites、Caucasian、Caucasian
関
白、白色、コーカサス人、白い、コーカサス人種

「白い」

  [★]

英
white
関
白、白色、白人

「白色」

  [★]

英
white
関
白、白人、白い

「leuco」

  [★]

ロイコ、白

関
leuko、white

「好酸球カチオン性蛋白」

  [★]

英
eosinophil cationic protein
関
好酸球カチオン蛋白、好酸球カチオン性タンパク質、好酸球陽イオン性タンパク質、好酸球陽イオン蛋白

「中枢神経系白血病」

  [★]

英
central nervous system leukemia
同
CNS白血病 CNS leukemia
関
小児急性白血病

「舌白斑症」

  [★]

英
lingual leukoplakia, tongue leukoplakia
同
舌白板症
関
白板症

「食物蛋白」

  [★]

英
dietary protein
関
食事性タンパク質、食物タンパク質

「遺伝性乳白色象牙質」

  [★] 遺伝性象牙質形成不全症

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