レイノー現象
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Japanese Journal
- 慢性特発性寒冷凝集素症に合併した上腸間膜動脈閉塞症の1例
- 廣野 玄,窪田 智之,船越 和博,渡辺 卓也,長谷川 勝彦,曽我 憲二,柴崎 浩一
- 日本消化器病学会雑誌 108(5), 791-798, 2011
- 64歳男性.以前より寒冷凝集素症と診断され,冬季になると四肢末梢のチアノーゼやレイノー症状を自覚していた.これらの症状に加え,上腹部痛を繰り返すようになり来院.CTおよび腹部血管造影にて上腸間膜動脈閉塞症と診断され,寒冷凝集素症もその一因と考えられた.寒冷凝集素症は溶血性貧血の他,血球凝集による動脈閉塞症をきたすことがあり,腹痛を訴える場合には上腸間膜動脈閉塞症も念頭に置く必要があると考えられた.
- NAID 130000669421
- P-4 手指レイノー症状に対する耳warmingの試み(基礎研究,ポスターディスカッション,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- 混合性結合組織病に血栓性血小板減少性紫斑病を合併した1例
- 梶田 直美,室 慶直,富田 章裕,平島 寛司,松下 正,直江 知樹,富田 靖
- アレルギー 58(5), 567-572, 2009-05-30
- 症例は24歳,女性.2006年秋に両手指の腫脹とレイノー症状が出現,2007年2月当科受診し,混合性結合組織病と診断された.プレドニゾロン10mg/日の内服で症状は軽快した.同年9月,著明な血小板減少と溶血性貧血を認め,末梢血液像には破砕赤血球が多数存在していた.A disintegrin-like and metalloproteinase with thrombospondin type1 m …
- NAID 110007337981
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- 症状. この病気の典型的な症状は、左右対称に現れる。 皮膚症状は、末梢循環障害が 現れてから回復までに三段階の変化があり、. 手指の色が蒼白になる。 紫色に変色する 。 通常10~30分後に赤色になり、正常な状態へと回復する。
- 寒冷刺激や精神的緊張によって、手足の末梢の小動脈が発作的に収縮し血液の流れ が悪くなり、手や足の指の皮膚の色が蒼白、暗紫になる現象です。冷感、シビレ感、痛み を伴うこともあります。血流が回復すると逆に充血し赤くなります。レイノー症状がひどく ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- Raynaud phenomenon, Raynaud's phenomenon
- 関
- (国試)Raynaud現象、レイノー病、レイノー症状 Raynaud症状、レイノー症候群
概念
- 寒冷刺激などが誘因となり四肢末梢の発作的血流障害(小動脈の攣縮)をきたし、蒼白から始まり、チアノーゼ、および発赤という色調変化を示す末梢循環障害による現象をいう。
疫学
- 健常人の5%までに見られる(REU.44)
- 90%以上が女性、25歳以下(REU.44)
分類
- 出現頻度:強皮症(>95%)、筋炎(25%)、シェーグレン症候群(20-30%)、全身性エリテマトーデス(20-30%)、関節リウマチ(<5%)。
病因
- REU.44、皮膚病アトラス 西山 茂夫
誘因
症状
- 第一指をのぞく手の指にレイノー現象は好発する。多くの場合左右対称。足趾はまれにある。
治療
- 生活療法:寒冷をさけ保温する。禁煙。
- 薬物療法:血管拡張薬(カルシウム拮抗薬)、プロスタグランジン、交感神経遮断薬。
- カルシウム拮抗薬はニフェジピンを使うが、ジルチアゼムでも有効。ニコチン酸系薬や硝酸薬も有効。(REU.45)
- アンジオテンシンII受容体拮抗薬、ACE阻害薬、シロスタゾールも有効な事がある。(REU.45)
- 手術療法:頚部の交感神経切断術。ただし一過性。(REU.45)
参考
- 1. [charged] Clinical manifestations and diagnosis of the Raynaud phenomenon - uptodate [1]
[★]
- 英
- β-blocker, beta-blocker, beta-antagonist, β-adrenoceptor blocking agent, β-adrenergic blocking agent, beta-adrenergic blocking agent, beta-adrenergic blocker, beta-adrenergic antagonist, beta-adrenergic receptor antagonist, β adrenergic receptor blocker, β adrenergic receptor antagonists
- 同
- β遮断薬、β阻害薬、βアドレナリン遮断薬、βアドレナリン拮抗薬、アドレナリンβ受容体拮抗薬、βブロッカー、βアドレナリン受容体遮断薬
- 関
- アドレナリン受容体
β受容体遮断薬
適応
禁忌および慎重投与
YN.C-57
- 平滑筋拡張が求められる病態、酸素供給を減らせない病態では使ってはいけないということ?
注意
- 突然休薬すると離脱症候群として、狭心症や高血圧発作が生じることがある(高血圧治療ガイドライン2009)。
- β2受容体遮断作用のある薬剤では、β2受容体を介した膵臓のインスリン分泌促進作用がブロックされる(アドレナリン受容体#アドレナリン受容体)ので、糖尿病患者に投与する場合には注意が必要、らしい。
各論
慢性心不全
[★]
- 英
- symptom, presentation、manifestation、pathology
- 関
- 出現、症候、所見、徴候、提示、発現、病態、病態学、病徴、病理、病理学、現れること、発表、顕在化、プレゼンテーション、顕性化