アスパラギン酸
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Japanese Journal
- 5.アスパラギン酸カリウム錠により誘発された重症薬剤性肺障害の1例(第24回北関東胸部疾患研究会)
- 久永 悦子,滝瀬 淳,森 貴紀,解良 恭一,渡邉 梨恵子,遠藤 克明,佐藤 浩二,堀江 健夫,稲澤 正士
- The KITAKANTO medical journal 56(2), 169, 2006-05-01
- NAID 110004721803
- K電極によるアスパラギン酸カリウム塩のKイオン活量の測定(細胞内電位測定による腎尿細管機能特にアスパラギン酸塩の影響-3-)
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- アスパラカリウムとは?L-アスパラギン酸カリウムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけでは ...
- アスパラギン酸はアミノ酸の一種で利尿作用があり、有害なアンモニアを体外へ排出し、中枢神経系を保護します。またカリウムやマグネシウムを細胞内に運び、疲労物質である乳酸をエネルギーに変える手助けをするため、疲労回復 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アスパラカリウム錠300mg
組成
成分・含量
- L-アスパラギン酸カリウム 1錠中 300mg(K+:1.8mEq)
添加物
- エチルセルロース、ケイ酸アルミニウム、カルメロースカルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール6000
禁忌
- 重篤な腎機能障害(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当たり20mL以下)のある患者〔カリウムの排泄低下により、高カリウム血症を呈するおそれがある。〕
- 副腎機能障害(アジソン病)のある患者〔アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害を来しているので、高カリウム血症を呈するおそれがある。〕
- 高カリウム血症の患者
- 消化管通過障害のある患者〔カリウムイオンの局所的な粘膜刺激作用により潰瘍、狭窄、穿孔をきたすことがある。〕
- 食道狭窄のある患者(心肥大、食道癌、胸部大動脈瘤、逆流性食道炎、心臓手術等による食道圧迫)
- 消化管狭窄又は消化管運動機能不全のある患者
- 高カリウム血性周期性四肢麻痺の患者〔発作を誘発するおそれがある。〕
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- エプレレノンを投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
効能または効果
- 下記疾患又は状態におけるカリウム補給
- ・降圧利尿剤、副腎皮質ホルモン、強心配糖体、インスリン、ある種の抗生物質などの連用時
- ・低カリウム血症型周期性四肢麻痺
- ・心疾患時の低カリウム状態
- ・重症嘔吐、下痢、カリウム摂取不足及び手術後
- L-アスパラギン酸カリウムとして、通常成人1日0.9〜2.7g(錠:3〜9錠、散:1.8〜5.4g)を3回に分割経口投与する。
なお、症状により1回3g(錠:10錠、散:6g)まで増量できる。
慎重投与
- 腎機能低下あるいは腎機能障害のある患者〔カリウムの排泄低下により、高カリウム血症を呈するおそれがある。〕
- 急性脱水症、広範囲の組織損傷(熱傷、外傷等)のある患者〔細胞外へカリウムが移行する状態であり、高カリウム血症を呈するおそれがある。〕
- 高カリウム血症があらわれやすい疾患(低レニン性低アルドステロン症等)を有する患者
- 抗コリン作動薬を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
重大な副作用
- 一時に大量を投与すると心臓伝導障害があらわれることがある。高カリウム血症の治療にはカルシウム剤、重炭酸ナトリウム、高張食塩液、ブドウ糖・インスリン、陽イオン交換樹脂、透析が緊急度に応じて選択される。
薬効薬理
- カリウムは細胞内の主要電解質で、細胞膜電位の形成、酸−塩基平衡の調節、浸透圧の維持等に関与し、神経の興奮や各組織の細胞内代謝に重要な役割をもつ。
L-アスパラギン酸カリウムは組織移行性及び体内利用性のよいカリウム塩であることが認められている。1,2)
有効成分に関する理化学的知見
○分子式
○分子量
○性状
- ・白色の粉末で、においはなく、特異な味がある。
- ・水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
- ・極めて吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- riboflavin
- 化
- リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンリン酸エステルナトリウム
- 商
- K.C.L.、KCL、KCL補正液、M.V.I.、M.V.I.-12キット、アスパラギン酸カリウム、アミノレバンEN配合、エルネオパ1号輸液、エレンタールP乳幼児用配合、エレンタール配合、エンシュア・リキッド、オーツカMV、カオルトーン、カルスロット、カルバジン、サブビタン、シーパラ、シナール配合、セファクロル、ダイメジン・マルチ、タココンブ、タコシール、ツインラインNF配合、ツインライン配合、ネオM.V.I.-9、ネオパレン1号輸液、ネオラミン・マルチV、ノイロビタン配合、ハイボン、バイラブ、パンビタン末、ビスラーゼ、ビタジェクト、ビタダン配合、ビタマル配合、ビタミンB2、ビタミンB2、ビフロキシン配合、フェニルアラニン除去ミルク配合、フルカリック1号輸液、プレビタS、ヘパンED配合、ホスフラン、マニカロット、マニジップ、マニジピン塩酸塩、マルタミン、ミノマイシン、ラコールNF配合、ラコール配合、リボビス、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合、ワッサーV配合、ワルファリンカリウム、強力ビスラーゼ末
- 関
- ビタミンB2
- ビタミンB剤
- flavinに類似した黄色化合物の構造とリボースが含まれる構造を持つためribonavinと命名された。
- フラボ酵素蛋白質の補酵素としてFAD、FMNとして機能している。
- 生体内酸化還元系やミトコンドリアの電子伝達系に関与。
- 上部消化管から吸収され、その他のビタミンB軍と同様に大量に摂取しても尿中に排泄される。
- riboflavinの欠乏により、口内炎・咽頭炎、舌炎、皮膚炎、神経症状が生じるとされている。
[★]
商品
[★]
- 英
- L-aspartic acid、L-aspartate
- 関
- アスパラギン酸、アスパラギン酸カリウム、L-アスパラギン酸塩、アスパラギン酸マグネシウム
- 化
- L-アスパラギン酸Ca、L-アスパラギン酸K、アスケート、アスパラ、アスパラ-CA、アスパラカリウム、アスパラギン酸カリウム、アスパラ配合、アミグランド、アルモカリン、エルスプリー、エルスプリーCA、ガスポート、ガモファー、トスフロキサシントシル酸塩、ファモチジン、プロテアミン12、プロテアミン12X、ユニカリック
[★]
- 英
- magnesium aspartate、magnesium L-aspartate
- 関
- アスパラギン酸、アスパラギン酸カリウム、L-アスパラギン酸、L-アスパラギン酸マグネシウム
[★]
アスパラギン酸カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ネオスチグミン
[★]
- 英
- potassium L-aspartate
- 商
- L-アスパラギン酸K、L-アスパラギン酸カリウム、アスケート、アスパラカリウム、アスパラギン酸カリウム、アスパラ注、アスパラ配合、アルモカリン、エルスプリー、アスパラK
- 関
- アスパラギン酸カリウム
[★]
- 英
- potassium L-aspartate and magnesium L-aspartate mixture
[★]
magnesium and potassium L-asparate
[★]
- 英
- potassium magnesium aspartate
[★]
- 英
- potassium
- 同
- K+
- 関
- 高カリウム血症、低カリウム血症、腎 Kと酸塩基平衡の異常
- 植物の灰(pot-ash)が由来らしい
- アルカリ金属
- 原子番号:19
- 原子量:39.10
カリウム濃度を調節する要素
- PT.481-482
-
- 血中K+が細胞内、細胞内H+が細胞外へ移動→低カリウム血症、K排泄↑
- 血中H+が細胞内、細胞内K+が細胞外へ移動→高カリウム血症、K排泄↓
-
- レニン・アンジオテンシン系の亢進 or 細胞外K+濃度の上昇 のいずれかにより副腎皮質からアルドステロンが放出される
- Na/H交換体、Na-K-2Cl共輸送体、Na/K-ATPaseを活性化。
- β2受容体を介してKの取り込みを促進。Na-Kポンプの活性化による。
例外
- 水・電解質と酸塩基平衡 改訂第2版 p.153
- 水素イオンと共に投与される陰イオンが細胞内に移行しうる場合、電気的中性は保たれるのでカリウムイオンは細胞外に移動しない。
- (細胞内に移行する)乳酸イオン、酢酸イオン ⇔ (細胞内に移行しない)塩素イオン
基準値
- LAB
- 出典不明
尿細管での再吸収・分泌
- QB.E-128
- 再吸収 :近位尿細管、ヘンレループ
- 分泌・吸収:集合管(QB.E-128)、遠位尿細管(QB.E-130)、皮質集合管の主細胞(参考1)
調節するファクター
- 1. アルドステロン
- 2. 集合管に到達するナトリウムイオン:集合管では能動的にナトリウムが再吸収されるが、電気的中性を保つために受動的にカリウムが管腔側に移動する。(参考1)
臨床関連
-
- 尿中カリウム < 20mEq/L:腎外性喪失
- 尿中カリウム > 40mEq/L:腎性喪失
参考1
- 1. [charged] Pathophysiology of renal tubular acidosis and the effect on potassium balance - uptodate [1]
[★]
- 英
- aspartate, aspartic acid, Asp, D
- 同
- 2-アミノコハク酸 2-aminosuccinic acid
- 化
- アスパラギン酸カリウム potassium aspartate、アスパラギン酸マグネシウム
- 関
- アミノ酸。L-アスパラギン酸
- 極性。酸性。
- カルボキシル基(carboxyl group)を有する。
- アラニンの側鎖にカルボキシル基が付いた形をしている。
- 側鎖:
-CH2-COOH
[★]
- 英
- asparagine, Asn, N
- 関
- アミノ酸
- 極性。無電荷。
- アスパラギン酸のカルボキシル基(-COOH)とアンモニア(NH3)が反応してアミド基(-CONH2)を有した形。
- アラニンの側鎖にアミド基が付いた形
- 側鎖
-CH2-CO-NH2
[★]
アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸カルシウム、アスパラギン酸マグネシウム
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義