- 英
- riboflavin butyrate
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Japanese Journal
- リボフラビン酪酸エステルと乳糖との固相における分子間相互作用のスペクトル解析
- 田和 理市,奥村 茂樹,田口 都一,藤原 国雄
- 薬剤学 = Journal of Pharmaceutical Science and Technology, Japan 58(4), 179-185, 1998-12-20
- NAID 10016341473
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- 一般名 リボフラビン酪酸エステル 一般名(欧名) Riboflavin Butyrate 化学名 (2R,3S,4S)-5-(7,8-Dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydro-benzo[g]pteridin-10(2H)-yl)pentan-1,2,3,4-tetrayl tetrabutanoate 分子式 C 33 H 44 N 4 O 10 分子量 656.72
- リボフラビン酪酸エステルとはどのような成分ですか? ビタミンB2(リボフラビン)の中でも、脂溶性を高めた医薬品成分です。 水溶性のビタミンB2は、多く服用しても水に溶けやすく尿としてすぐに排泄されてしまいますが、
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ミタンB2錠20mg
組成
成分・分量
(1錠中)
添加物
- 乳糖水和物、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、タルク
効能または効果
・高コレステロール血症
・ビタミンB2欠乏症の予防及び治療。
・下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合。
- 口角炎、口唇炎、舌炎、脂漏性湿疹、結膜炎、びまん性表層角膜炎
・ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等)。
- 高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと。
- リボフラビン酪酸エステルとして、通常、成人1日5〜20mgを2〜3回に分割経口投与する。
- 高コレステロール血症には、通常、成人1日60〜120mgを2〜3回に分割経口投与する。
- なお、年齢、症状により、適宜増減する。
薬効薬理
○補酵素的作用
- 本剤は脂溶性持続型のビタミンB2として体内で徐々に遊離のビタミンB2となり、長時間貯蓄されて高率的にFADとなり、ビタミンB2本来の作用である補酵素的作用をあらわす。
- 補酵素面より脂肪酸の代謝、すなわち脂肪酸のβ酸化さらにTCAサイクルの回転を促進する。β酸化が盛んになれば血中脂肪酸値が下がり、脂肪酸の自動酸化による過酸化物生成が減少する。同時に血中総コレステロールの低下、血清コレステロールエステル比の上昇も認められる。
○非酵素的作用
- 本剤は経口投与後、大部分は分解を受けず、リボフラビン酪酸エステルのまま吸収され、体内で生成された脂肪酸酸化物と直接反応してこれを除去する。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:リボフラビン酪酸エステル (Riboflavin Butyrate)
- 化学名:(2R,3S,4S)-5-(7,8-Dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)pentan-1,2,3,4-tetrayl tetrabutanoate
- 構造式:
- 分子式:C33H44N4O10
- 分子量:656.72
- 性状 :リボフラビン酪酸エステルはだいだい黄色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。メタノール、エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。光によって分解する。
- 融点 :146〜150℃
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- riboflavin
- 化
- リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンリン酸エステルナトリウム
- 商
- K.C.L.、KCL、KCL補正液、M.V.I.、M.V.I.-12キット、アスパラギン酸カリウム、アミノレバンEN配合、エルネオパ1号輸液、エレンタールP乳幼児用配合、エレンタール配合、エンシュア・リキッド、オーツカMV、カオルトーン、カルスロット、カルバジン、サブビタン、シーパラ、シナール配合、セファクロル、ダイメジン・マルチ、タココンブ、タコシール、ツインラインNF配合、ツインライン配合、ネオM.V.I.-9、ネオパレン1号輸液、ネオラミン・マルチV、ノイロビタン配合、ハイボン、バイラブ、パンビタン末、ビスラーゼ、ビタジェクト、ビタダン配合、ビタマル配合、ビタミンB2、ビタミンB2、ビフロキシン配合、フェニルアラニン除去ミルク配合、フルカリック1号輸液、プレビタS、ヘパンED配合、ホスフラン、マニカロット、マニジップ、マニジピン塩酸塩、マルタミン、ミノマイシン、ラコールNF配合、ラコール配合、リボビス、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合、ワッサーV配合、ワルファリンカリウム、強力ビスラーゼ末
- 関
- ビタミンB2
- ビタミンB剤
- flavinに類似した黄色化合物の構造とリボースが含まれる構造を持つためribonavinと命名された。
- フラボ酵素蛋白質の補酵素としてFAD、FMNとして機能している。
- 生体内酸化還元系やミトコンドリアの電子伝達系に関与。
- 上部消化管から吸収され、その他のビタミンB軍と同様に大量に摂取しても尿中に排泄される。
- riboflavinの欠乏により、口内炎・咽頭炎、舌炎、皮膚炎、神経症状が生じるとされている。
[★]
- 英
- id
- 独
- Es
- 同
- イド
- 関
- リビドー
- フリードリヒ・ニーチェが使用し、ゲオルグ・グロデック(Georg・Groddeck)の『エスとの対話』("Gesellschaft")などで使われた用語で、彼と交流があったジークムント・フロイトが採用した精神分析学用語ともなった。(なお、1953年にジェイムズ・ストレイチーによるフロイト翻訳全集の英訳の際、エスはイド(ラテン語)と訳されアメリカ系の精神分析学で流布された。)自我参照。(wikipedia jaより)
参考
[★]
- 英
- butyric acid, butanoic acid
- 同
- ブチル酸、ブタン酸
- 関
- カルボン酸
関連物質
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- butyrate
- 関
- 酪酸、酪酸塩