経食道心エコー
UpToDate Contents
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- 1. 経食道心エコー:適応、合併症、および正常像 transesophageal echocardiography indications complications and normal views
- 2. 大動脈峡部の外傷性破裂の経食道心エコー transesophageal echocardiography in traumatic rupture of the aortic isthmus
- 3. 僧帽弁疾患の評価における経食道心エコー transesophageal echocardiography in the evaluation of mitral valve disease
- 4. 経食道心エコーによる血行動態評価 hemodynamics derived from transesophageal echocardiography
- 5. 大動脈弁疾患の評価における経食道心エコー transesophageal echocardiography in the evaluation of aortic valve disease
Japanese Journal
- 内視鏡的粘膜下層離術後に生じた感染性心内膜炎の1例
- 重清 正人,原田 顕治,奥村 宇信,蔭山 徳人,斎藤 彰浩,山本 隆,藤永 裕之
- Shinzo 42(12), 1621-1626, 2010
- 症例は70歳代, 女性. 主訴は発熱. 2008年10月下旬に, 当院消化器内科で早期胃癌に対し内視鏡的粘膜下層離術(endoscopic submucosal dissection; ESD)が施行された. 翌日より38℃台の発熱を認め, levofloxacin 300 mg/日が経口投与された. 4日後, 退院となるも解熱なく経過した. 7日後, 心雑音が聴取され, 血液生化学検査で炎症反応 …
- NAID 130002147248
- 大動脈原性脳塞栓症・奇異性脳塞栓症(卵円孔開存・深部静脈血栓症)(1.脳神経外科医が知っておきたい全身合併症,<特集>全身脈管病としての脳卒中)
- 北川 一夫
- 脳神経外科ジャーナル 17(12), 901-908, 2008-12-20
- これまで原因不明とされてきた脳梗塞の中で,大動脈粥状硬化病変からの塞栓症である大動脈原性脳塞栓症,卵円孔開存などの右左シャントに起因する奇異性脳塞栓症が,経食道心エコー検査を用いて正確に診断されるようになってきた.大動脈弓部に内膜中膜厚4mm以上,または可動性プラーク,潰瘍形成を認めるプラークは塞栓源として認識されている.再発予防にはスタチン製剤と抗血小板薬または抗凝固薬の使用が推奨される.卵円孔 …
- NAID 110007007597
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- 経食道心エコー図(TEE). けいしょく ... 胃カメラのように、口から食道に直径約1cmの超 音波内視鏡を入れ、心臓を食道から観察する検査です。食道は心臓のすぐ ... 経胸壁心 エコー検査で描出困難な場合や心臓の奥にあるものを観察するのに有用な検査です。
- 経食道心エコー図検査について 心臓を食道からみる!!! ◆ 経食道心エコー図検査とは ? 食道は、心臓のすぐ後ろ側を走っています。 食道から心臓を見れば、心臓が詳細に わかるのではないかの発想のもと、経. 食道心エコー図が開発されました。食道から超 ...
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- 次の文を読み、64~66の問いに答えよ。
- 86歳の女性。発熱と呼吸困難とを主訴に来院した。
- 現病歴:ADLは自立していたが半年前から時々食事中にむせることがあった。2日前から咳や痰を伴う38℃台の発熱が出現した。しばらく自宅で様子をみていたが、今朝になり呼吸困難も生じたため同居中の長女に付き添われて受診した。
- 既往歴:60歳ころから高血圧症、80歳ころから心房細動で投薬治療中。
- 生活歴:喫煙歴と飲酒歴とはない。
- 家族歴:父親が心筋梗塞で死亡。母親が胃癌で死亡。
- 現症:意識レベルはJCS I-3。身長 150cm、体重 54kg。体温 38.4℃。脈拍 112/分、不整。血圧 152/72mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 94%(鼻カニューラ2L/分酸素投与下)。頸静脈の怒張を認める。III音を聴取する。IV音を聴取しない。心尖部を最強点とするIII/VIの汎(全)収縮期雑音を聴取する。右背下部でcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両側下腿に浮腫を認める。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血1+、沈査に白血球を認めない。血液所見:赤血球 347万、Hb 9.9g/dL、Ht 30%、白血球 10,200(桿状核好中球 30%、分葉核好中球 45%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 6%、リンパ球 17%)、血小板 28万。血液生化学所見:総蛋白 5.4g/dL、アルブミン 2.7g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 28IU/L、ALT 26IU/L、LD 280IU/L(基準 176~353)、ALP 174IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 24IU/L(基準 8~50)、アミラーゼ 72IU/L(基準 37~160)、CK 135IU/L(基準 30~140)、尿素窒素 27mg/dL、クレアチニン 1.1mg/dL、尿酸 6.9mg/dL、血糖 112mg/dL、HbA1c 6.0%(基準 4.6~6.2)、Na 133mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 97mEq/L。CRP 7.4mg/dL。胸部エックス線写真で右下肺野浸潤影、肺血管陰影の増強、右助骨横隔膜角鈍化、右第2弓の二重陰影および左第4弓の突出を認める。12誘導心電図で心拍数110/分の心房細動を認める。
- 次に行うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G064]←[国試_109]→[109G066]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [114F003]←[国試_114]→[114F005]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109G023]←[国試_109]→[109G025]
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- 英
- esophagus (Z)
- 関
- 消化器系
解剖
- 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
- L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る
部位区分
- SSUR.456
生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)
- 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
- 切歯から15cm
- 食道の上端で、咽頭に連なる部位
- 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
- 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
- 切歯から25cm
- 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
- 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
運動 (SP.720)
組織
- 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
- 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい
食道の上皮と上皮下の組織
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層構造
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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器官
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単層扁平上皮
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単層立方上皮
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単層円柱上皮
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角化重層扁平上皮
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非角化重層扁平上皮
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上皮表層の構成細胞
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粘膜固有層
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腺の構成細胞
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粘膜筋板
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粘膜下組織 (大抵、粗結合組織)
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筋層
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漿膜(結合組織+単層扁平上皮) 外膜(結合組織のみ)
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食道
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○
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食道噴門腺 (咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
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粘液細胞 (スムーズに食べ物を流す)
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縱層 (縦走筋のみ)
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固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム)
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内輪筋層 外縱筋層 (食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
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外膜(横隔膜まで) 漿膜
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臨床関連
- 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
- 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)
[★]
- 英
- transesophageal echocardiography, trans-esophageal echocardiography, TEE
- 同
- 経食道心エコー法、経食道心エコー検査
- 経食道心エコー図, 経食道心エコー像, transesophageal echocardiogram
- 関
- 心エコー
適応
- 解離性大動脈の術前診断、左房内血栓の検索などに有用
禁忌
- 参考1
- [[上部消化管出血(3カ月以内)
- [[最近の胃手術後(3カ月以内)
- (相対的禁忌)
参考
- http://www.maruishi-pharm.co.jp/med/libraries_ane/anet/pdf/31/31spe_2.pdf
- http://suuchan.net/note/Chapter-041401.html
- http://www.jcc.gr.jp/navy/ic/tuh-008.pdf
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- 英
- heart、mind、cardiac
- 関
- 核心、強心、心臓、心臓性
- 精神、心陰影
- 心虚
漢方医学
機能
- 1. 意識水準を保つ
- 2. 覚醒・睡眠のリズムを調節する
- 3. 血を循環させる
失調症状
- → 心虚
- 焦燥感、不安感、集中力の低下、不眠、嗜眠、情緒不安定、顔面紅潮、舌尖の真紅、動悸、脈の結代、胸内苦悶感、息切れ
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- 関
- 検定、試験、視察、視診、調べる、調査、テスト、点検、検討、監査、診察
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- 英
- echo
- 関
- 反響、エコー法