- 英
- intention tremor
- 同
- 意図振戦 volitional tremor
- 関
- 振戦
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/15 03:48:10」(JST)
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意図振戦(いとしんせん、英:intention tremor)とは小脳損傷時にしばしば認められる失調症状の1つで、企図振戦とも呼ばれる。安静時にはほとんど生じないが、運動時、特に運動終了直前に生じる律動的な運動疾患である。頭部や体軸側の抗重力筋において発生が顕著である。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104
- 高橋迪雄監訳 『獣医生理学 第2版』文永堂出版 2000年 ISBN 4830031824
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- On-demand 脳深部刺激システムによる企図振戦の制御 : 筋電図パターンによる上肢運動判別の試み
- 永岡 右章,大渕 敏樹,大高 稔晴,加納 利和,小林 一太,大島 秀規,深谷 親,山本 隆充,片山 容一
- Functional neurosurgery : proceedings of the annual meeting of the Japan Society for Stereotactic and Functional Neurosurgery 47(1), 8-9, 2008-06-10
- NAID 10024369456
- 中枢性疼痛および企図振戦に対し運動野および大脳深部併用刺激療法が有用であった1例
- 藤井 正美,野村 貞宏,田中 信宏,井本 浩哉,長綱 敏和,梶原 浩司,藤澤 博亮,加藤 祥一,鈴木 倫保
- Functional neurosurgery : proceedings of the annual meeting of the Japan Society for Stereotactic and Functional Neurosurgery 45(1), 72-73, 2006-06-05
- NAID 10024368755
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★リンクテーブル★
[★]
[正答]
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[★]
- 英
- multiple sclerosis, MS
- 関
- 脱髄疾患、視神経脊髄炎症候群。急性型多発性硬化症 バロー同心円硬化症 Balo's concentric sclerosis
- first aid step1 2006 p.191,327,332,350,353,358
概念
- 中枢神経系の原因不明の脱髄疾患
- 中枢神経系(大脳、小脳、脳幹、視神経)の白質に、多巣性の限局性脱髄疾患が生じ、さまざまな神経症候(空間的多発)が、再発と緩解を繰り返す(時間的多発)のが特徴
病因
疫学
- 緯度の高い地方に多発する傾向。(北欧・北米>アジア、アフリカ諸国)
- 北欧・北米:30-80人/10万人 有病率
- 日本:1-4人/10万人 有病率
- 若年に発症(15-50歳で80-90%が発症。30歳がピーク)
- 男:女=1:1.3-3.2
- HLA-DR2との関連
病理
症状
classical triad
- 神経心理学的症候:失語、失行、失認
- 錐体外路症状:硬直、ジストニー
診断
検査
- CTや核磁気共鳴法など:脱髄巣
- CT:低吸収
- MRI
[show details]
腰椎穿刺、髄液
- 細胞・蛋白・IgG・ミエリン塩基性蛋白は軽度から中等度上昇
- 電気泳動:60-80%でオリゴクローナルIgGバンド、ミエリンベーシック蛋白質陽性
治療
症例
- 22歳女性、昨日より突然右の上下肢に力が入らなくなったので驚いて受診した。16歳の時に一過性の視力低下があった。20歳の時には小脳失調になったが数日で回復したという。MRI T2強調画像で白質に多発性の病変が見られる。
USMLE
国試
参考
- http://www.neurology-jp.org/guidelinem/koukasyo.html
- →acrobat reader Xやflash player 10が必要だったり、閲覧に苦労するかも。
- http://www.neuroimmunology.jp/MSgaido2009.pdf
[★]
- 英
- ataxia
- 同
- 協調運動障害 incoordination
- 関
- [[]]
定義
- 筋の麻痺などがないにもかかわらず、協調運動が障害されるために運動がうまく行えないこと
分類
部位
- 1. 深部感覚障害(脊髄後索型、脊髄後索性)(脊髄性失調)
- 小脳、および小脳への入力系および出力系の障害による協調運動障害。
- ex. dentatorubrothalamic tract
- 起立や歩行に対する平衡障害が中心で、四肢の運動は障害されない。
情報の伝達方向
- 1. 小脳の求心路(末梢神経から脊髄後索、前庭迷路系)
- 2. 小脳
- 3. 小脳からの遠心路
小脳性運動失調と脊髄性運動失調の鑑別
[★]
- 英
- Charcot triad, Charcot's triad
- 同
- シャルコー三主徴、シャルコーの三徴、Charcot三主徴
[show details]
[★]
- 関
- 意図動作時運動過多、企図振戦
- 両手の人差し指を近づける運動をさせるとき、運動時ミオクローヌス/運動時振戦により、人差し指どうしてフェンシングをしているように見えることから命名された。
[★]
- 英
- fine tremor
- 同
- 微小振戦 minor tremor
- 関
- 振戦、企図振戦、静止時振戦、四肢振戦、動作時振戦、粗大振戦、筋振戦、口部振戦、老人性振戦
[★]
- 英
- tremor
- 関
- 不随意運動
分類
動作状態による分類
- 膝の上に力を抜いて置いた手を観察
- 筋が活動していない状態で出現する振戦。3-6Hz。
- →パーキンソン病
- 上司を前方に伸展させ、手指を開くように命じる。
- 筋がある一定の強さの持続的な活動を行っているときに出現する振戦。4-12Hz
- →本態性振戦、甲状腺機能亢進症、尿毒症、CO2ナルコーシス
- 筋が随意的な活動を行っている状態で出現する振戦
- 小脳の障害
- →小脳障害、ウイルソン病、多発性硬化症
- 運動時に目標に近づくほど増強する振戦として運動時振戦と区別。
- 統一されていないらしい。intention tremor/postural tremor+intention tremor
原因による分類(BET.176)
心雑音
- 英
- thrill
- 心尖は心雑音の原因となる振動が大きくなると生じる(手技見えvol.1 p.92)
- 心尖の触診は聴診の4部位と同じ位置、手掌遠位部でおこなう
振戦が見られる領域 (手技見えvol.1 p.95)
血管雑音
- 英
- thrill
- 同
- 猫喘 purring thrill