- 英
- lanthanum、La
WordNet
- a white soft metallic element that tarnishes readily; occurs in rare earth minerals and is usually classified as a rare earth (同)La, atomic number 57
PrepTutorEJDIC
- ランタン(希土金属元素;化学記号は『La』)
- lanthanumの化学記号
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/30 10:38:29」(JST)
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この項目では、元素のランタンについて記述しています。照明器具のランタンについては「ランプ (照明器具)#ランタン」をご覧ください。 |
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外見 |
銀白色
|
一般特性 |
名称, 記号, 番号 |
ランタン, La, 57 |
分類 |
ランタノイド |
族, 周期, ブロック |
n/a, 6, f |
原子量 |
138.90547 g·mol-1 |
電子配置 |
[Xe] 5d1 6s2 |
電子殻 |
2, 8, 18, 18, 9, 2(画像) |
物理特性 |
相 |
固体 |
密度 (室温付近) |
6.162 g·cm-3 |
融点での液体密度 |
5.94 g·cm-3 |
融点 |
1193 K, 920 °C, 1688 °F |
沸点 |
3737 K, 3464 °C, 6267 °F |
融解熱 |
6.20 kJ·mol-1 |
蒸発熱 |
402.1 kJ·mol-1 |
熱容量 |
(25 °C) 27.11 J·mol-1·K-1 |
蒸気圧(推定) |
圧力(Pa) |
1 |
10 |
100 |
1 k |
10 k |
100 k |
温度 (K) |
2005 |
2208 |
2458 |
2772 |
3178 |
3726 |
|
原子特性 |
酸化数 |
3, 2(強塩基性酸化物) |
電気陰性度 |
1.10 (ポーリングの値) |
イオン化エネルギー |
第1: 538.1 kJ·mol-1 |
第2: 1067 kJ·mol-1 |
第3: 1850.3 kJ·mol-1 |
原子半径 |
187 pm |
共有結合半径 |
207 ± 8 pm |
その他 |
結晶構造 |
六方晶系 |
磁性 |
常磁性[1] |
電気抵抗率 |
(r.t.) (α, poly) 615 nΩ·m |
熱伝導率 |
(300 K) 13.4 W·m-1·K-1 |
熱膨張率 |
(r.t.) (α, poly) 12.1 µm/(m·K) |
音の伝わる速さ
(微細ロッド) |
(20 °C) 2475 m/s |
ヤング率 |
(α) 36.6 GPa |
剛性率 |
(α) 14.3 GPa |
体積弾性率 |
(α) 27.9 GPa |
ポアソン比 |
(α) 0.280 |
モース硬度 |
2.5 |
ビッカース硬度 |
491 MPa |
ブリネル硬度 |
363 MPa |
CAS登録番号 |
7439-91-0 |
最安定同位体 |
詳細はランタンの同位体を参照 |
同位体 |
NA |
半減期 |
DM |
DE (MeV) |
DP |
137La |
syn |
60,000 y |
ε |
0.600 |
137Ba |
138La |
0.09 % |
1.05 × 1011 y |
ε |
1.737 |
138Ba |
β- |
1.044 |
138Ce |
139La |
99.91 % |
中性子82個で安定 |
|
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ランタン (英: lanthanum) は原子番号 57 の元素。元素記号は La。希土類元素のひとつ。4f軌道を占有する電子は0個であるが、ランタノイド系列の最初の元素とされる。白色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は、複六方最密充填構造(ABAC スタッキング)。比重は6.17 で、融点は918 °C、沸点は3420 °C。
空気中で表面が酸化され、高温では酸化ランタン(III) La2O3 となる。ハロゲン元素と反応し、水にはゆっくりと溶ける。酸には易溶。安定な原子価は+3価。
モナズ石(モナザイト)に含まれる。
目次
- 1 用途
- 2 歴史
- 3 ランタンの化合物
- 4 同位体
- 5 出典
- 6 関連項目
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用途
La2O3 がセラミックコンデンサや、光学レンズの材料に使われる。また、LaNi5 は水素吸蔵合金として注目されている。炭酸ランタンが腎不全患者のリン吸収阻害薬(腸管内でリン化合物を形成し吸収を阻害する)として使用されている。
ジョージ・ベドノルツとアレックス・ミューラーが最初に発見(発表)した高温超伝導物質(この時点では転移温度は、それほど高温ではなかった)がランタンを含む銅酸化物セラミックスだった。
歴史
1840年にスイスのカール・グスタフ・モサンデル (Carl Gustaf Mosander) が発見。ギリシャ語で人目を避ける、と言う意味の lanthanein が語源。これは、セリウムの影に隠れてなかなか見付からなかったからである。
ランタンの化合物
- La2CuO4
- 六ホウ化ランタン (LaB6)
- ランガサイト (La3Ga5SiO14)
同位体
詳細は「ランタンの同位体」を参照
出典
- ^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds, in Handbook of Chemistry and Physics. CRC press. (2000). ISBN 0849304814. http://www-d0.fnal.gov/hardware/cal/lvps_info/engineering/elementmagn.pdf.
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、ランタンに関連するメディアがあります。 |
周期表(未発見元素を含む) |
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Li |
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B |
C |
N |
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F |
Ne |
3 |
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Si |
P |
S |
Cl |
Ar |
4 |
K |
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Mn |
Fe |
Co |
Ni |
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Ge |
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Se |
Br |
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Rb |
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Zr |
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Mo |
Tc |
Ru |
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Ta |
W |
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Os |
Ir |
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Hg |
Tl |
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Po |
At |
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Cm |
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Db |
Sg |
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Hs |
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Ds |
Rg |
Cn |
Uut |
Fl |
Uup |
Lv |
Uus |
Uuo |
アルカリ金属 |
アルカリ土類金属 |
ランタノイド |
アクチノイド |
遷移金属 |
その他の金属 |
半金属 |
その他の非金属 |
ハロゲン |
希ガス |
不明 |
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ランタンの化合物 |
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LaB6 · LaBr3 · LaC2 · LaCl3 · La2(CO3)3 · LaF3 · LaH2 · LaI3 · LaN · La(NO3)3 · La2O3 · La(OH)3 · LaP · La2S3 · La2(SO4)3
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 窒素添加LaB₆ターゲットによる低仕事関数LaB₆スパッタ薄膜の形成 (シリコン材料・デバイス)
- 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 115(280), 53-56, 2015-10-29
- NAID 40020650465
- 六ホウ化ランタン微粒子による近赤外光吸収の解析 (平成27年 新素材現場担当者会議 講演集)
- Journal of MMIJ : Journal of the Mining and Materials Processing Institute of Japan 131(6), 415-418, 2015-06
- NAID 40020496474
- 新店研究 ニトリプランタン銀座店(東京都中央区) : 新生ニトリの次代を探る銀座初、百貨店初の新店
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ホスレノール顆粒分包250mg
組成
成分・含量
- 1包中,ランタン250mg(炭酸ランタン水和物として477mg)含有
添加物
- デキストレイト,軽質無水ケイ酸,ステアリン酸マグネシウム
禁忌
効能または効果
- *慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
- 通常,成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし,1日3回に分割して食直後に経口投与する.以後,症状,血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日2,250mgとする.
- 本剤投与開始時又は用量変更時には,1週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい.
- 増量を行う場合は増量幅をランタンとして1日あたりの用量で750mgまでとし,1週間以上の間隔をあけて行うこと.
慎重投与
- 重度の肝機能障害のある患者[重度の肝機能障害を有する患者における使用経験がない.本剤は主に胆汁中に排泄されるため,胆汁排泄が著しく低下しているおそれのある重度の肝機能障害患者では,注意深く観察すること.]
- 活動性消化性潰瘍,潰瘍性大腸炎,クローン病,腸管狭窄のある患者[本剤の主な副作用は消化器症状のため,これらの疾患に影響を及ぼすおそれがある.]
- 腸管憩室のある患者[腸管穿孔を起こした例が報告されている.]
- 腹膜炎又は腹部外科手術の既往歴のある患者[イレウスを起こした例が報告されている.]
- 消化管潰瘍又はその既往歴のある患者[症状が悪化又は再発した例が報告されている.]
重大な副作用
腸管穿孔,イレウス(頻度不明)
- 腸管穿孔,イレウスがあらわれることがあるので,観察を十分に行うこと.これらの病態を疑わせる持続する腹痛,嘔吐等の異常が認められた場合には,投与を中止し,腹部の診察やCT,腹部X線,超音波等を実施し,適切な処置を行うこと.
消化管出血,消化管潰瘍(頻度不明)
- 吐血,下血及び胃,十二指腸,結腸等の潰瘍があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,腹部の診察や内視鏡,腹部X線,CT等を実施し,投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
作用機序
- 炭酸ランタンは,消化管内で食物由来のリン酸イオンと結合して不溶性のリン酸ランタンを形成し,腸管からのリン吸収を抑制することにより,血中リン濃度を低下させる15).
リン結合作用
- in vitro試験において,炭酸ランタンをリン酸ナトリウム溶液中で反応させた結果,リン除去率はpH3で97.5%,pH5で97.1%及び pH7で66.6%であった16).
血清リン濃度低下作用
- 5/6腎摘出ラットに炭酸ランタンを6週間反復投与したとき,血清リン濃度は溶媒対照群に比して有意に低下した17).
生物学的同等性試験
- 顆粒剤500mgとチュアブル錠500mgを,クロスオーバー法により日本人健康成人男子に1日3回4日間食直後に経口投与し(4日目のみ朝食直後に単回投与),生物学的同等性を検討した.
その結果,顆粒剤500mgはチュアブル錠500mgと生物学的に同等であることが示された18).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 炭酸ランタン水和物(Lanthanum Carbonate Hydrate)JAN
化学名
- Lanthanum carbonate hydrate
分子式
分子量
性状
- 本品は白色〜ほとんど白色の粉末である.
本品は水又は有機溶媒にはほとんど溶けない.
★リンクテーブル★
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炭酸ランタン水和物(ランタン)
- 関
- その他の循環器官用薬
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ランタン
- 関
- lanthanum
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ランタン
- 関
- La