カンレノ酸
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- ベネクトミン静注用200mg,カンレノ酸カリウム注射用 医薬品情報 サイト イーファーマ(トップ) >品名索引(へ) >現表示ページ >薬効名索引(循環器官用薬) 商品名 ベネクトミン静注用200mg 薬品情報 添付文書情報 成分一致薬品 ページ ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ベネクトミン静注用100mg
組成
有効成分(1管中)
添加物(1管中)
禁忌
- 無尿又は腎不全の患者[腎機能を更に悪化させるおそれがある。また、腎からのカリウム排泄が低下しているため、高カリウム血症を誘発又は増悪させるおそれがある]
- 腎機能の進行性悪化状態の患者[腎からのカリウム排泄が低下しているため、高カリウム血症を誘発又は増悪させるおそれがある]
- 高カリウム血症の患者[高カリウム血症を増悪させるおそれがある]
- エプレレノン又はタクロリムスを投与中の患者 (「相互作用」の項参照)
- アジソン病の患者[アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害を来しているので、高カリウム血症となるおそれがある]
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- てんかん等の痙攣性素因のある患者[動物試験で、痙攣誘発及び異常脳波が報告されている]
効能または効果
経口抗アルドステロン薬の服用困難な下記症状(高アルドステロン症によると考えられる)の改善
- 原発性アルドステロン症
心性浮腫(うっ血性心不全)、肝性浮腫
開心術および開腹術時における水分・電解質代謝異常
- 本剤の適用対象は、経口抗アルドステロン薬の服用が困難で、高アルドステロン症によると考えられる症状であり、投与に際しては、特に適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分に治療効果が期待できない場合にのみ本剤の投与を考慮すること。
- カンレノ酸カリウムとして、通常成人1回100〜200mgを1日1〜2回、日局ブドウ糖注射液、生理食塩液または注射用水10〜20mLに溶解して、ゆっくりと静脈内注射する。
なお、症状により適宜増減するが、1日投与量として600mgをこえないこと。また、投与期間は原則として2週間をこえないこと。
- 〈注射液調製法〉
- 1. 1アンプルあたりベネクトミン静注用100mgは10mL、ベネクトミン静注用200mgは20mLの溶解液に溶解する。
- 2. はじめに溶解液2〜3mLで本剤を溶解し、これを残りの溶解液に混合希釈して調製する。
- 3. 溶解後は速やかに使用すること。(「適用上の注意」の項参照)
- 本剤は、経口抗アルドステロン薬の服用が可能になった場合及び所期の効果が認められない場合には速やかに投与を中止すること。なお、本剤の投与期間は、原則として2週間までとし、漫然と長期にわたって投与しないよう留意すること。
慎重投与
- 心疾患のある高齢者、重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある患者[急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発するおそれがある]
- 肝機能障害のある患者[ショックがあらわれやすい。また、高カリウム血症が発現するおそれがある]
- 腎機能障害のある患者[高カリウム血症等の電解質異常を起こしやすい]
- 減塩療法時[水分・電解質が欠乏し、脱水症状や低ナトリウム血症等があらわれやすくなる]
重大な副作用
- ショック ショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心、悪寒・冷汗、発疹、呼吸困難、チアノーゼ、血圧低下等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、輸液、副腎皮質ホルモン製剤、昇圧剤の投与等適切な処置を行うこと。
- 電解質異常(高カリウム血症、低ナトリウム血症、高ナトリウム血症、低クロール血症、高クロール血症等) 高カリウム血症、低ナトリウム血症、低クロール血症、高ナトリウム血症、高クロール血症等の電解質異常があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。
また、電解質異常に伴い、不整脈等があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- カンレノ酸カリウムは、カリウム保持性利尿薬である。プロドラッグであり、活性代謝物のカンレノンに変換された後、主として後部遠位尿細管と集合管においてアルドステロンと拮抗することにより作用を発現する。アルドステロンはNa+-K+交換系を活性化して、Na+の再吸収とK+の排泄を促進するが、カンレノ酸カリウムはこれに拮抗することにより、Na+排泄による利尿効果とK+排泄抑制作用を現す。1)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- diuretic、diuretic drug
- 関
- 利尿、利尿薬
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