スピロノラクトン
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- the 1st letter of the Roman alphabet (同)a
- the blood group whose red cells carry the A antigen (同)type_A, group A
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- answer / ampere
- arsenicの化学記号
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/09 04:44:32」(JST)
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スピロノラクトン
|
IUPAC命名法による物質名 |
7α-アセチルチオ-3-オキソ-17α-プレグン-4-エン-21,17-カルボラクトン
OR
(1' S,2 R,2' R,9' R,10' R,11' S,15' S)-9'-(アセチルスルファニル)-2',15'-ジメチルスピロ[オキソラン-2,14'-テトラシクロ[8.7.0.0 2,7.0 11,15]ヘプタデカン]-6'-エン-5,5'-ジオン
|
臨床データ |
胎児危険度分類 |
|
法的規制 |
|
投与方法 |
経口 |
薬物動態データ |
代謝 |
Hepatic |
半減期 |
10 分 |
排泄 |
尿, 胆汁 |
識別 |
CAS番号 |
52-01-7 |
ATCコード |
C03DA01 |
PubChem |
CID: 5833 |
DrugBank |
APRD01234 |
ChemSpider |
5628 |
KEGG |
D00443 |
別名 |
Aldactone
Spirotone
Spirolactone |
化学的データ |
化学式 |
C24H32O4S |
分子量 |
416.574 g/mol |
SMILES
-
CC(=O)SC1CC2=CC(=O)CCC2(C3C1C4CCC5(C4(CC3)C)CCC(=O)O5)C
|
スピロノラクトン (spironolactone) は抗アルドステロン薬のひとつ。CAS登録番号は [52-01-7]、その名の通りスピロ環構造とラクトン環構造をあわせ持つ。受容体とアルドステロンとの結合に拮抗することによりK+保持性の利尿作用を示す。主に心不全、肝硬変性腹水、高血圧治療薬としてフロセミドやクロロチアジドと併用される。特に、アルドステロン分泌が異常亢進する原発性アルドステロン症では第一選択の治療薬である。副作用として高K+性アシドーシス、女性化乳房、皮膚発疹などが存在する。
女性ホルモン作用を併せ持つため、高血圧治療薬としては歓迎されないものであるが、これを応用して男性型の脱毛症治療薬として利用する方法がしばしば散見される。また、アルドステロン受容体により特異的に結合することで女性ホルモン作用が軽減された、第二世代のアルドステロン拮抗薬(エプレレノン)も発売されている。
更に、ミネラルコルチコイド受容体拮抗作用を持つ為、外用ステロイド剤の副作用(皮膚萎縮)低減に応用出来る可能性が示唆されている[1]。
目次
- 1 効能・効果
- 2 禁忌
- 3 副作用
- 4 用法・用量
- 5 関連項目
- 6 参考文献
効能・効果
高血圧症(本態性、腎性等)、心性浮腫(鬱血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、原発性アルドステロン症の診断及び症状の改善、悪性腫瘍に伴う浮腫及び腹水、栄養失調性浮腫
治療抵抗性の高血圧(ACE阻害薬/ARB+Ca拮抗薬+サイアザイド系利尿薬 での収縮期血圧が診察室血圧≧140mmHg(DM合併症で≧135mmHg)又は家庭血圧≧130mmHg)に対してスピロノラクトン等又は偽薬を上乗せした処、スピロノラクトン群では収縮期家庭血圧が偽薬に比べ8.70mmHg低下し、統計学的に有意な差(p<0.001)が付いた[2]。血圧コントロール良好となった患者の割合(家庭血圧<135mmHgを達成した割合)はスピロノラクトン群で58.0%であった。
禁忌
スピロノラクトンは下記の患者には禁忌とされている[3]。
- 無尿又は急性腎不全の患者
- 高カリウム血症の患者
- アジソン病の患者
- タクロリムス、エプレレノン、ミトタンを投与中の患者
- 製剤成分に対し過敏症の既往歴の有る患者
副作用
添付文書に掲載されている重大な副作用は、
- 電解質異常(高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドーシス等)とそれに伴う不整脈、全身倦怠感、脱力等、
- 急性腎不全
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
である。
用法・用量
1日50~100mgを分割経口投与する。
関連項目
参考文献
- 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018
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- ^ Eve Maubec, Cédric Laouénan, Lydia Deschamps, et al. (2015-02). “Topical Mineralocorticoid Receptor Blockade Limits Glucocorticoid-Induced Epidermal Atrophy in human Skin”. Journal of Investigative Dermatology. doi:10.1038/jid.2015.44. http://www.nature.com/jid/journal/vaop/naam/abs/jid201544a.html 2015年3月29日閲覧。.
- ^ “治療抵抗性高血圧の約6割がスピロノラクトンで血圧コントロール良好に”. MT Pro (2015年9月3日). 2015年9月5日閲覧。
- ^ “アルダクトンA細粒10%/アルダクトンA錠25mg/アルダクトンA錠50mg 添付文書” (2012年10月). 2015年9月5日閲覧。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アルダクトンA細粒10%
組成
1g中:
有効成分(含量)
添加物
- 軽質無水ケイ酸
セッコウ
トウモロコシデンプン
ヒドロキシプロピルセルロース
香料
禁忌
- 無尿又は急性腎不全の患者[腎機能を更に悪化させるおそれがある。また、腎からのカリウム排泄が低下しているため高カリウム血症を誘発又は増悪させるおそれがある。]
- 高カリウム血症の患者[高カリウム血症を増悪させるおそれがある。]
- アジソン病の患者[アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害を来しているので、高カリウム血症となるおそれがある。]
- タクロリムス、エプレレノン又はミトタンを投与中の患者[「相互作用」の項参照]
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 高血圧症(本態性、腎性等)
- 心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫及び腹水、栄養失調性浮腫
- 原発性アルドステロン症の診断及び症状の改善
- スピロノラクトンとして、通常成人1日50〜100mgを分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ただし、「原発性アルドステロン症の診断及び症状の改善」のほかは他剤と併用することが多い。
慎重投与
- 心疾患のある高齢者、重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある患者[急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[「禁忌」、「副作用」の項参照]
- 減塩療法時[水分・電解質が欠乏し、脱水症状や低ナトリウム血症等があらわれやすくなる(「副作用」の項参照)。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
- 肝障害のある患者[高カリウム血症が発現するおそれがある。]
- 乳児[乳児は電解質バランスがくずれやすい(「副作用」の項参照)。]
重大な副作用
電解質異常(高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドーシス等)
- 高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドーシス等の電解質異常があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。
また、電解質異常に伴い、不整脈、全身倦怠感、脱力等があらわれることがあるので、このような場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全
- 急性腎不全(電解質異常を伴うことがある)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- スピロノラクトンは、主として遠位尿細管のアルドステロン依存性ナトリウム−カリウム交換部位にはたらき、アルドステロン拮抗作用により、ナトリウム及び水の排泄を促進し、カリウムの排泄を抑制する。5,6)
- アルドステロンを負荷した副腎摘出ラットを用いた実験で、スピロノラクトンの用量に比例した抗アルドステロン作用(尿中Na/K比を指標)が認められている。
- 実験的腎性高血圧家兎を用いた実験で、血圧の下降、尿中ナトリウム排泄量と尿量の増加、尿中カリウム排泄量の軽度の減少が認められている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 7α-Acetylsulfanyl-3-oxo-17α-pregn-4-ene-21,17-carbolactone
分子式
分子量
性状
- 白色〜淡黄褐色の微細な粉末である。
クロロホルムに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、メタノールに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
- 198〜207℃
125℃の浴液中に挿入し、140〜185℃の間は1分間に約10℃、その前後は1分間に約3℃上昇するように加熱を続ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- diuretic、diuretic drug
- 関
- 利尿、利尿薬
商品
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- adenoviral、adenovirus