ブメタニド
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ルネトロン注射液0.5mg
組成
有効成分
添加物
- キシリトール45mg、リン酸水素ナトリウム水和物、pH調節剤
禁忌
- 肝性昏睡の患者[血中アンモニア濃度を上昇させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者[電解質失調を促進させるおそれがある。]
- 無尿の患者[有効循環血液量が減少し、糸球体ろ過率の低下のため尿素窒素が上昇することがある。]
効能または効果
- 通常成人1日ブメタニドとして0.5〜1mgを連日又は隔日に、静脈内又は筋肉内に投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 進行した肝硬変症の患者[肝性昏睡を誘発することがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[低カリウム血症等の電解質失調を起こすことがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[急激な体液の減少を伴う腎血流量の低下をもたらし、尿素窒素が上昇することがある。]
- 本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者[痛風の素因を有する患者では高尿酸血症の発現に伴い、痛風発作を誘発することがある。糖尿病の患者では、インスリンの分泌低下及び低カリウム血症による糖利用障害のため耐糖能の低下が発現し、糖尿病を悪化させることがある。]
- 下痢、嘔吐のある患者[体液量が減少していることがあるので、更に脱水症状や、低ナトリウム血症を招くことがある。]
- 利尿剤の連続投与を受けている患者[体液量の減少又は電解質平衡の失調等を起こしている可能性がある。]
重大な副作用
脱水症状
0.1%未満
- 脱水症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
利尿作用8,9)
- 静脈内投与により糸球体ろ過値にほとんど影響を及ぼさずに尿量及びナトリウム、クロールの尿中排泄を著しく増大する。
作用機序9)
- ループ利尿剤に属し、作用部位は主としてヘンレループ (尿細管係蹄) 上行脚であり、この部位におけるナトリウムの再吸収を強力に抑制することにより利尿作用を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 3-Butylamino-4-phenoxy-5-sulfamoylbenzoic acid
分子式
分子量
性状
ピリジンに溶けやすく、メタノール又はエタノール (95) にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
水酸化カリウム試液に溶ける。
光によって徐々に着色する。
分配係数
- フラスコ振とう法による本品の水とオクタノールの分配係数log Pow (Pow=オクタノール相のブメタニド濃度/水相のブメタニド濃度) は0.0 (pH7.0) であった。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- diuretic、diuretic drug
- 関
- 利尿、利尿薬
商品
[★]
- 英
- bumetanide
- 同
- Bumex
- 商
- ルネトロン
- 関
- ループ利尿薬