黄体嚢胞
UpToDate Contents
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- 1. 付属器腫瘤の鑑別診断differential diagnosis of the adnexal mass [show details]
… Theca lutein cysts (also called lutein cysts or hyperreactio luteinalis) are luteinized… reproductive status. This is because some masses are stimulated by reproductive hormones. Follicular ovarian cysts are common in fetuses and increase in frequency with advancing gestational age and with …
- 2. 妊娠中における付属器腫瘤adnexal mass in pregnancy [show details]
…reach a larger size and may become hemorrhagic, rupture, or undergo torsion. Theca lutein cysts (also called lutein cysts, hyperreactio luteinalis) are luteinized follicle cysts that form as a result …
- 3. 付属器腫瘤をもつ患者に対するアプローチapproach to the patient with an adnexal mass [show details]
…during pregnancy, supplemental progesterone may be required, depending upon gestational age. Theca lutein cysts – These are most likely to occur in women with ovarian hyperstimulation due to ovulation induction…
- 4. 卵巣過剰刺激症候群の病因、臨床症状、および診断pathogenesis clinical manifestations and diagnosis of ovarian hyperstimulation syndrome [show details]
…developing OHSS and with the severity of its form . The presence of VEGF receptor 2 (VEGFR-2) in granulosa-lutein cells after hCG administration has been confirmed in humans . Increased capillary permeability and…
- 5. 乳児、小児、青年の卵巣嚢腫、および腫瘍ovarian cysts and neoplasms in infants children and adolescents [show details]
…possible loss of adnexa and to improve the prognosis for those lesions that are malignant. Follicular ovarian cysts in fetuses and neonates are common and increase in frequency with advancing gestational …
Related Links
- 妊娠を希望しているけれど、生理不順で妊娠のタイミングをとるのが難しいと感じている人は、もしかすると多嚢胞性卵巣症候群かもしれません。あまり聞きなれない病名かもしれませんが、妊娠をすることと深い関わりがある疾患です。
- 学会誌へ戻る 前のページへ戻る 第121回学術集会(平成23年6月12日(日)) 【一般演題】 妊娠23週に開腹手術を必要とした黄体化過剰反応の1例 原 信, 乙メ 雅子, 山崎 智子, 平井 強, 窪田 尚弘, 鈴木 康之 富士市立中央病院
- 春木レディースクリニックでは基礎知識として不妊原因をご紹介しております。月経開始から発育を開始した卵胞は、その径が18?22 に達すると女性ホルモンの上昇に呼応した黄体形成ホルモン(LH)の上昇(いわゆるLHサージ)によって、卵胞破裂、つまり排卵に至ります。
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- corpus luteum cyst
- 同
- 妊娠性黄体化卵胞嚢胞 luteinized follicle cyst of pregnancy、顆粒膜黄体嚢胞、ルテイン嚢胞 lutein cyst
- 関
- 卵巣、上位の概念(卵巣嚢胞、卵巣貯留嚢胞)。黄体出血
概念
- 過剰のヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の存在下で、黄体内に分泌物が貯留して嚢胞化したもの。良性であり、妊娠中の場合、妊娠12-16週以降に縮小するため、茎捻転、破裂がなければ経過観察とする。
病因
臨床関連
国試
[★]
- 英
- pregnancy, gravidity, gestation
- 関
- 妊娠週数、妊娠期間、(妊娠週数・妊娠月数の推定)子宮#子宮の大きさ、trimester。妊婦
- 妊娠x週
- x weeks of gestation
妊娠期間 (L.107)
- 最終月経の開始から280日(40週)
- 受精後266日(38週)
妊娠に伴う自覚、検査所見
- QB必修
- 尿検査による妊娠反応陽性:4週
- つわり症状 :6週
- 胎動の自覚 :18-20週
検査
超音波検査
- QB必修
- 妊娠4週:胎囊
- 妊娠5週:胎児
- 妊娠6週:胎児心拍
- 妊娠10-12週:ドップラーによる胎児心拍
尿妊娠反応
妊娠による変化
- G10M.38 NGY.293-303
- 循環血液量増加 → 血漿量の増加が血球成分の増加より著しい → 血液希釈(赤血球数↓、Hb↓、Ht↓)
- 白血球増加(5000~12000 /ul)。多核白血球優位に増加。
- 凝固能:凝固系亢進、線溶系抑制
- 血液凝固因子:第XI因子、第XIII因子を除き、血液凝固因子の濃度が上昇
- 胃:緊張度と運動性低下。食道括約筋圧低下、妊娠子宮による胃の変異により胃食道逆流が生じやすい(→麻酔管理では妊婦はfull stomach扱い)。
- 胸郭弛緩、横隔膜挙上、気道拡張(プロゲステロンによる気管平滑筋弛緩)
- →[一回換気量]増加、[予備呼気量]減少、[残気量]減少 → 残気量が減少し、一回換気量が増加 → 分時換気量増加
-
- 食後血糖は上昇。空腹時血糖は低下する。また、食後に高インスリン血症が持続する。 (NGY.293)
- FSH, LH:非妊娠時の基礎値
- hCG:10週前後にピークとなり以降、減少。
- PRL:妊娠末期に向かって増加
妊娠によるエネルギー付加量
- NGY.324
- 日本人成人女子の生活活動強度別の栄養所要量(kcal/day)
- 妊婦 +350
- G10M.72
- 妊娠初期:50kcal
- 妊娠中期:250kcal
- 妊娠末期:500kcal
- 授乳中:450kcal
妊娠と服用薬
- 妊娠と薬情報センター - 独立行政法人 国立成育医療研究センター
- http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html
服用薬の影響
- 4週から7週末までは器官形成期であり、催奇形性が確認されているものはワルファリン(鼻奇形、骨形成不全)、メトトレキセート(種々の奇形)、抗てんかん薬(種々の奇形)がある。(参考1)
臨床関連
届出
参考
- http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/FUJ-FULL.pdf
[★]
- 英
- cyst
- 関
概念
- 内腔に液体や泥状物を含む袋状の構造物をいう。
- 上皮細胞に囲まれた体内にできた異常な腔で、水や泥状の物を含む
種類
総胆管嚢胞、胆管嚢胞、内膜症性嚢胞、出血嚢胞、前立腺小室嚢胞、単純腎嚢胞、卵巣内膜症性嚢胞、卵巣嚢胞性腺腫、卵巣嚢胞腺腫、卵巣機能性嚢胞、外傷後嚢胞、多嚢胞症、多発嚢胞性腎、多発性嚢胞、射精管嚢胞、汎発性嚢胞状線維性骨炎、深在嚢胞性大腸炎、肝嚢胞腺癌、腸管気腫性嚢胞症、膵嚢胞性病変、虫垂粘液嚢胞腹膜、軟骨下嚢胞、先天性肺嚢胞症、単独嚢胞腎、Nabothian嚢胞、ミュラー管嚢胞、膵嚢胞性腺癌、先天性総胆管嚢胞、寄生虫性嚢胞、巨大嚢胞、嚢胞体、血液嚢胞、嚢胞性膵疾患、多発性肝嚢胞、漿液性嚢胞腫瘍、多嚢胞化萎縮腎、後天性嚢胞性腎疾患、成人型多発性嚢胞腎、胸膜下肺胞性肺嚢胞、腎嚢胞性疾患の鑑別、線維嚢胞性変化、乳頭状嚢胞腺腫、孤立性腎嚢胞、肺嚢胞、鰓原性嚢胞、膵嚢胞症、ナボット嚢胞、甲状舌管嚢胞、単純性腎嚢胞
産婦人科
[★]
- 英
- follicle (Z), ovarian follicle
- ラ
- folliculus ovaricus, folliculus ovarii
- 同
- 卵巣濾胞
卵胞の発育
- 最初、原始卵胞はFSHに依存せずに生育していき、顆粒膜細胞層が3層になった頃(一次卵胞)にFSH受容体を発現し、FSH依存性に生育していく。
- 月経周期の初期には下垂体からのFSH分泌が増加して(月経周期参照)、ゴナドトロピン刺激とは無関係に発育してきた卵胞をさらに刺激してグラーフ卵胞へと発達させる。FSHによる刺激がない場合には卵胞は変性し閉鎖卵胞となる。(NGY.26)
- (ゴナドトロピンの刺激を受けた?)卵胞は1-2mm/dayの割合で大きくなり、5mmで超音波エコーにて描出される。
- 排卵前には約20mmとなる。
[★]
- 英
- yellow body
- ラ
- corpus luteum(Z), (pl.)corpora lutea
概念
- NGY 11,17改変
- 排卵後、卵胞の裂孔が血液で満たされ赤体となった後に血液が吸収され、リポイド色素によって肉眼的に黄色に見える黄体が形成される。排卵後1-4ないし2-3日で形成される。組織的には卵胞の顆粒膜細胞、内莢膜細胞が黄体化ホルモンの作用を受けて大型化した顆粒膜ルテイン細胞と比較的小さめの莢膜ルテイン細胞にそれぞれ変化した細胞から構成される。
分類
- 月経黄体:妊娠しない場合に形成され、約12日間持続した後に退縮し白体となる
- 妊娠黄体:妊娠が成立した場合に形成され、黄体機能は妊娠10~12週がピークとなり、出産後に退縮して白体となる。
機能
[★]
- 英
- follicular cyst, follicle cyst
- 関
- 卵巣嚢胞