MALTリンパ腫
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Japanese Journal
- Atypical Mucosa-Associated Lymphoid Tissue Lymphoma in the Transverse Colon Associated with Macroglobulinemia (マクログロブリン血症を伴った横行結腸の非定型粘膜関連リンパ組織リンパ腫)
- 生田 克哉,Fujiya Mikihiro,Ueno Nobuhiro,Hosoki Takaaki,Moriichi Kentaro,Honda Mitsunori,Torimoto Yoshihiro,Yamochi Toshiko,Ota Hidekazu,Kohgo Yutaka
- Internal Medicine 49(7), 677-682, 2010
- AuthorWe herein present a quite atypical case of primary gastrointestinal mucosa-associated lymphoid tissue (MALT) lymphoma in the transverse colon. Computed tomography and endoscopic ultrasonograph …
- NAID 130000251786
- 診療 眼付属器原発MALTリンパ腫の放射線治療成績
- 症例 術前診断が可能であった回腸粘膜関連リンパ組織(MALT)リンパ腫の1例
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- MALT リンパ腫 Mucosa-Associated Lymphoido Tissue lymphoma 「概念」 粘膜関連リンパ組織のリンパ腫のこと。 MALT とは、後天的なリンパ組織のこと。 殺菌作用を持つ胃に、元来リンパはない。 「病因」 最大の誘因は、ヘリコバクター・ピロリ
- 節外性粘膜関連リンパ組織型辺縁帯B細胞リンパ腫 Extranodal marginal zone B-cell lymphoma of mucosa-associated lymphoid tissue (MALT) type ...
- 的検索にて,悪性リンパ腫などとの鑑別を要したが,粘膜関連リンパ組織(mucOsa‐associated lymphoid tissue)の増殖により腫瘤を形成したと考えられる極めてまれな食道粘膜下腫瘍であった。 今後,食道に限らず消化管の粘膜下腫瘍の鑑別 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma MALToma
- 同
- 粘膜関連リンパ組織リンパ腫
- 関
- 胃MALTリンパ腫、悪性リンパ腫
概念
- リンパ濾胞(リンパ小節)の胚中心:{被膜側}頂部明調域(生存を許された分化したB細胞がとどまる。記憶細胞か形質細胞になってリンパ小節を去る)~基底側明調域(sIgを発現しクラススイッチを起こして中心細胞となる。中心細胞は濾胞樹状細胞から抗原提示をうける。)~暗調域(sIgを持たないB細胞(中心芽細胞)が密集。増殖盛ん)~帽状域{中心側})
- リンパ濾胞外側領域(おそらく胚中心の頂部明調領域であろう)のB細胞層にある記憶B細胞に由来する。
- 形態は小型胚中心細胞に似ており、広く明調な細胞質と切れ込みを認める。
原因
病理
- 胃MALTリンパ腫の場合、胃癌0-IIc型(表面感凹型)に似ている。
- 胃炎型の粘膜は萎縮性胃炎像、多発びらん、顆粒状、敷石状粘膜
細胞表面マーカー
特徴 YN.A-46
- 胚中心細胞に類似したcentrocyte-like cellの浸潤
- 粘膜上皮の破壊像
- 単クローン性免疫グロブリンを有する形質細胞の浸潤
- リンパ濾胞の残存
検査
染色体
- API2(11q21)、MALT1(18q21)
診断
治療
- ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌により消失することがある
- 抗菌薬:ヘリコバクターの除菌 → 第一選択とすることが推奨されている(参考1)
- 除菌治療の有効性予測因子: H. pylori感染の有無、臨床病期、深達度、API2-MALT1 染色体転座 (参考1)
- 抗悪性腫瘍薬:(病変が広範囲に及んでいる場合 more extensive disease)chlorambucil単剤。rituximabを加えて使用するレジメンもある。(HIM.694)
- 放射線療法
- リツキシマブ
up2date
- Management of gastrointestinal lymphomas (This topic last updated: 6月 2, 2010)
- H. pylori陽性:H.pylori除菌を行う
- H. pylori陰性 or t(11;18)転座:局所放射線療法
- H. pylori陽性:H.pylori除菌を行う。免疫療法や化学療法が必要になるまで症状が進むまで経過観察。
- 消化管の切除は消化管穿孔や消化管閉塞を合併するまでreserveされる。
予後
- リンパ節転移は少なく、臨床的進行は遅い。
- 中間~良好 (LAB.1219)
参考
- 1. Helicobacter pylori 感染の診断と治療のガイドライン2009改訂版 - 日本ヘリコバクター学会
- http://www.jshr.jp/pdf/journal/guideline2009-2.pdf
- http://pathol.ncc.go.jp/matsuno/images/matsuno-43.htm
- http://user.shikoku.ne.jp/hirata/geca/sub48.html
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粘膜関連リンパ組織リンパ腫
- 関
- MALT lymphoma、marginal zone B-cell lymphoma、mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma
[★]
- 英
- marginal zone B-cell lymphoma
- 関
- モルトリンパ腫、粘膜関連リンパ組織リンパ腫
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
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- 英
- relation、relationship、correlation、relevance、link、implication、connection、bearing、association、reference、relate、associate、attach、correlate、relative、relevant、pertinent
- 関
- 暗示、意味、会合、関係、関する、関連性、基準、共生、結合、結線、言及、参考、参照、照会、親戚、親類、軸受け、相関、相関性、相互関係、相対、相対性、相対的、対合、態度、妥当、適切、同僚、付随、付着、結びつける、類縁体、連関、連結、連合、連合性、連鎖、連接、連絡、群集、添付、協会、接続、関係性、リファレンス、リンク、参考文献、相関関係、関連づける
[★]
- 英
- mucosa (KL), mucous membrane (KH), endometrium (Z. L-20), mucosae (Z. P-27)
- ラ
- tunica mucosa
- 関
- 粘膜固有層、粘膜筋板、粘膜下組織、筋層
定義
粘膜
粘膜下の深層にある組織
[★]
- 英
- tissue
- ラ
- textus
- 関
- 何種類かの決まった細胞が一定のパターンで集合した構造の単位のこと。
- 全体としてひとつのまとまった役割をもつ。
分類
[★]
- 英
- lymphoid tissue、lymphatic tissue
- 同
- リンパ臓器 リンパ器官 lymphoid organs、免疫臓器 immune organs
- 関
- リンパ系組織