- 英
- left atrial myxoma
- 関
- 心臓粘液腫
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 西村 裕之,中嶋 匡,浮田 透,辻 雅夫,三宅 裕治,大村 武久,立花 久大
- 脳卒中 32(2), 156-162, 2010-03-25
- NAID 10026430492
- 症例報告 関連病院間のcollaborationによる治療--幽門狭窄を呈した進行胃癌に左房粘液腫を合併した1例
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- 左房粘液腫 他の臓器と同様に心臓にも腫瘍が発生します。頻度的には、全剖検例の0.1%以下と稀な疾患 (約70%が良性腫瘍・30%が悪性腫瘍)。良性腫瘍の中で最も多いのが粘液腫(良性の約半分・全心臓腫瘍の3割強)。
- 左心房の粘液腫は、根元が細い茎状のところから成長して、テザーボール(柱の上端からひもでぶら下がっている球)のように、血流によって自由に揺れ動きます。粘液腫は揺れながら、その近くにある、左心房から左心室に向けて ...
- 【心臓粘液腫】 心臓にできる良性腫瘍のなかで最も頻度の多い腫瘍です。表面は平滑な塊状の腫瘍で、有茎性で柔らかく容易に破砕され遊離し塞栓となりやすいです。30-60歳の女性に多いといわれ家族内発生もあります。
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- 61歳の女性。労作時の息切れを主訴に来院した。 1年前から呼吸困難を自覚するようになり、この2か月で徐々に症状が増悪するようになった。最近6か月で3kgの体重増加を認めた。意識は清明。身長154cm、体重52kg。呼吸数18/分。脈拍84/分、整。血圧132/74mmHg。心尖部で3/6度の全収縮期雑音とIII音とを聴取する。呼吸音に異常を認めない。下腿に軽度の浮腫を認める。Holter心電図で明らかな異常を認めない。心エコー図(別冊No.4A、 B)とカラードプラ心エコー図(別冊No.4C)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A027]←[国試_105]→[105A029]
[★]
- 51歳の男性。労作時の息苦しさを主訴に来院した。半年前に全身倦怠感と微熱とが出現したため自宅近くの診療所を受診した。外来検査で赤沈亢進、白血球増加および高γ-グロブリン血症を認め、抗菌薬の投与を受けたが改善しなかった。2か月前から労作時に息苦しさを感じるようになり、増強してきたため紹介され受診した。脈拍92/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸音に異常を認めない。座位と仰臥位とで心音に異常を認めないが、左側臥位で心尖部に第Ⅱ音の直後に過剰音を聴取する。胸部エックス線写真と心電図とに異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I055]←[国試_107]→[107I057]
[★]
- 68歳の男性。3日前からの胸痛を主訴に来院した。胸痛は呼吸で変動し、臥位で増強した。
- 体温37.4℃。呼吸数18/分。脈拍78/分、整。血圧100/70mmHg。心音は減弱し、心膜摩擦音を聴取する。肺野にラ音を聴取しない。肝を触知せず、下腿に浮腫を認めない。
- 血液所見:赤血球400万、Hb12.3g/dl、白血球7,800。胸部エックス線写真と心電図とを以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A020]←[国試_096]→[096A022]
[★]
- 52歳の男性。健康診断で心雑音を指摘されたため来院した。自覚症状はない。脈拍68/分、整。血圧142/84mmHg。心エコー図(別冊No. 3A、 B)を別に示す。
- 診断として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A023]←[国試_106]→[106A025]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111H001]←[国試_111]→[111H003]
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- 英
- acute arterial occlusion
- 同
- 急性動脈閉塞
- 関
- 動脈閉塞症
病因
- ガイドライン1改変
臨床的分類
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予後
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臨書所見
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ドプラ聴診器所見
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知覚消失
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筋力低下
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動脈
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静脈
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I
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viable (下肢循環が維持されている状態)
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ただちに下肢生命が脅かされることはない
|
|
なし
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聞こえる
|
聞こえる
|
IIa
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threatened viability (下肢生命が脅かされる状態)/marginally(境界型)
|
早急な治療により救肢が可能
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軽度(足趾)/なし
|
なし
|
(しばしば) 聞き取れない
|
聞き取れる
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IIb
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threatened viability (下肢生命が脅かされる状態)/immediately(緊急型)
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ただちに血行再建することにより救肢が可能
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足趾以外にも 安静時痛を伴う
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軽度~中等度
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聞き取れない
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聞き取れる
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III
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irreversible (不可逆的な状態)
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組織大量喪失または、恒久的な神経障害が避けられない
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重度 知覚消失
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重度 麻痺(筋硬直)
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聞き取れない
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聞き取れない
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治療
- ガイドライン1 SSUR.421 YN.C-152
- 急性動脈閉塞症の診断がつけばすぐに血栓形成の進展、およびこれによる再閉塞を予防するためにヘパリンを投与。
- 急性下肢虚血の臨床的分類(TASC区分?)I, IIaでは経カテーテル直接血栓溶解療法(catheter directed thrombolysis, CDT)を考慮
- TASC区分IIbでは外科的血行再建の適応(フォガティカテーテルによる血栓除去など)
- TASC区分IIIやTASC区分IIb以上で血栓塞栓除去術が奏効しない例において、肢切断が行われる。
合併症
予後
- ガイドライン1
- 動脈閉塞から6時間以内であれば高率に救肢可能であり、血栓塞栓除去術の良い適応。
- 24時間を経過すると約20%の症例で肢切断を要する。
- 死亡率は15-20%
ガイドライン
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_shigematsu_h.pdf
- 2. INTER-SOCIETY CONSENSUS FOR THE MANAGEMENT OF PERIPHERAL ARTERIAL DISEASE (TASC II)
- http://www.tasc-2-pad.org/upload/SSRubriqueProduit/Fichier2/597.pdf
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- 英
- cardiac myxoma
- 関
- 心房内粘液腫、左房粘液腫
- 疫学:30-60歳に好発。女性に多い。 (SSUR.402)
- 75%が左房に発生。 (SSUR.402)
- 症状:全身の塞栓症状(30-45%)で、その大半で脳塞栓を生じる。塞栓子は腫瘍と考えられている。 (SSUR.402)
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- 英
- myxoma, mucous tumor
- 同
- 粘液芽細胞腫 myxoblastoma
- 関
- 心臓粘液腫
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物