チエモニウム
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- ビセラルジンの尿管運動に対する臨床実験(続報)ならびに同剤の使用成績 : 第91回東海地方会
- 泌尿器科領域に於ける鎮痛・鎮痙剤ビセラルジンの使用経験
- Ureterometryによる尿管運動に対するビセラルジンの作用について : 第88回東海地方会
Related Links
- ビセラルジン注射液5mg,チエモニウムヨウ化物注射液.
- 出血性大腸炎の患者〔腸管出血性大腸菌(O-157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢 患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。〕 緑内障の患者〔眼圧 を上昇させるおそれがある。〕 前立腺肥大による排尿障害のある患者〔更に尿を出にくく ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量(1管2mL中)
添加物
禁忌
出血性大腸炎の患者
- 〔腸管出血性大腸菌(O-157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。〕
緑内障の患者
前立腺肥大による排尿障害のある患者
重篤な心疾患のある患者
- 〔心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。〕
麻痺性イレウスのある患者
- 〔麻痺性イレウスの症状を悪化させるおそれがある。〕
131I療法を行う患者
妊婦、授乳婦
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
次の疾患におけるけいれん並びに運動障害に伴う疼痛の緩解
消化管検査時の前処置
尿路系検査処置時
- 通常成人1回チエモニウムヨウ化物として5〜10mg(本剤1〜2管)を皮下、筋肉内又は静脈内に注射する。
慎重投与
前立腺肥大のある患者
うっ血性心不全のある患者
- 〔心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。〕
不整脈のある患者
- 〔心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。〕
潰瘍性大腸炎のある患者
甲状腺機能亢進症の患者
- 〔甲状腺機能亢進症に伴う心悸亢進や頻脈を悪化させるおそれがある。〕
高温環境にある患者
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- ショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
摘出モルモット腸管における鎮けい作用2)
- 抗アセチルコリン作用は、アトロピンより弱いがトロピンと同程度ないしはやや強く、抗ヒスタミン作用においてもジフェニルピラリンと同程度の作用を示し、抗セロトニン作用においてもシプロヘプタジンと同程度の作用を認めた。なお抗バリウム作用は、パパベリンよりやや弱い傾向を認めた。
腺分泌抑制作用(マウス)2)
- ピロカルピンによる過分泌を抑制する作用は、アトロピン、トロピンに比して著しく弱く、ジフェニルピラリンと同程度であった。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- チエモニウムヨウ化物(Tiemonium Iodide)
化学名
- 4-〔3-Hydroxy-3-phenyl-3-(2-thienyl)propyl〕-4-methylmorpholinium iodide
分子式
性状
- 白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。水にやや溶けにくく、無水酢酸、エタノール又はクロロホルムに溶けにくく、氷酢酸に極めて溶けにくく、エーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 鎮痙薬。骨格筋弛緩剤
商品
- アフロクアロン:脊髄から上位の中枢にかけての広範囲の部位に作用して、筋緊張亢進状態を緩解させる。
- エペリゾン:脊髄において単及び多シナプス反射を抑制すると共に、γ-運動ニューロンの自発発射を減少させ、筋紡錘の感度を低下させることで、メフェネシンよりも強力な骨格筋弛緩作用を発揮する。また、中脳毛様体及び後部視床下部を介する脳波覚醒反応を抑制する作用や、血管平滑筋のCa2+チャネル遮断や交感神経活動の抑制を介して、皮膚・筋や脳への血流量を増大させる作用もある。脊髄レベルにおける鎮痛作用も有する。3)
- バクロフェン:γ-アミノ酪酸(GABA)の誘導体で、脊髄の単シナプス及び多シナプス反射の両方を抑制し、γ-運動ニューロンの活性を低下させる抗痙縮剤
- クロルゾキサゾン:
[★]
- 英
- tiemonium
- 化
- ヨウ化チエモニウム iodide tiemonium
- 商
- ビセラルジン