トルペリゾン
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- ニチペリゾン（筋弛緩薬（筋肉の緊張をゆるめる薬） ）について主な作用 副作用 用い方 と注意点を説明します.
- 効能／効果, １．次記疾患による痙性麻痺：脳卒中後遺症、脳性麻痺、スモン（ＳＭＯＮ） 、痙性脊髄麻痺、筋萎縮性側索硬化症、小脳脊髄変性症、多発性硬化症、頚部脊椎症 、後縦靱帯骨化症、外傷後遺症（脊髄損傷後遺症、頭部外傷後遺症）、術後後遺症（ ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分
- ニチペリゾン錠50mgは、１錠中に日本薬局方トルペリゾン塩酸塩50mgを含有
添加物
- 乳糖水和物、結晶セルロース、トウモロコシデンプン、クロスカルメロースナトリウム、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール、アミノアルキルメタクリレートコポリマーＥ、タルク、酸化チタン
禁忌
効能または効果
- ○下記疾患による痙性麻痺
- 脳卒中後遺症、脳性麻痺、スモン（ＳＭＯＮ）、痙性脊髄麻痺、筋萎縮性側索硬化症、小脳脊髄変性症、多発性硬化症、頸部脊椎症、後縦靱帯骨化症、外傷後遺症（脊髄損傷、頭部外傷）、術後後遺症（脳・脊髄腫瘍等手術後）
- ○下記疾患における筋緊張状態の改善
- 変形性脊椎症、腰痛症、頸肩腕症候群
ニチペリゾン錠50mg
- 通常成人１日６錠（トルペリゾン塩酸塩として300mg）を１日３回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ニチペリゾン錠100
- 通常成人１日量トルペリゾン塩酸塩として300mgを１日３回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 肝障害のある患者［肝機能を悪化させるおそれがある。］
重大な副作用
- ショック（頻度不明）：ショックを起こすことがあるので観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 胸内苦悶、呼吸障害（頻度不明）：胸内苦悶、呼吸障害があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
薬効薬理
- トルペリゾン塩酸塩は脊髄の単及び多シナプス反射を共に抑制することによって骨格筋の弛緩をもたらす。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- トルペリゾン塩酸塩（Tolperisone Hydrochloride）
化学名
- (2RS)-2-Methyl-1-(4-methylphenyl)-3-piperidin-1-ylpropan-1-one monohydrochloride
分子式
分子量
性 状
- 本品は白色の結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがある。酢酸（100）に極めて溶けやすく、水又はエタノール（95）に溶けやすく、無水酢酸にやや溶けやすく、アセトンに溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は吸湿性である。
ｐＨ
- 本品1.0ｇを水20mLに溶かした液のｐＨは4.5〜5.5である。
融 点
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 鎮痙薬。骨格筋弛緩剤
商品
- アフロクアロン：脊髄から上位の中枢にかけての広範囲の部位に作用して、筋緊張亢進状態を緩解させる。
- エペリゾン：脊髄において単及び多シナプス反射を抑制すると共に、γ-運動ニューロンの自発発射を減少させ、筋紡錘の感度を低下させることで、メフェネシンよりも強力な骨格筋弛緩作用を発揮する。また、中脳毛様体及び後部視床下部を介する脳波覚醒反応を抑制する作用や、血管平滑筋のCa2+チャネル遮断や交感神経活動の抑制を介して、皮膚・筋や脳への血流量を増大させる作用もある。脊髄レベルにおける鎮痛作用も有する。3)
- バクロフェン：γ-アミノ酪酸(GABA)の誘導体で、脊髄の単シナプス及び多シナプス反射の両方を抑制し、γ-運動ニューロンの活性を低下させる抗痙縮剤
- クロルゾキサゾン：
[★]
- 英
- tolperisone
- 化
- 塩酸トルペリゾン tolperisone hydrochloride
- 商
- ニチペリゾン、ベスノリン、ムスカルム、メノパトール、ラスモン