- 日
- まおうぶしさいしんとう
- 関
- 肺虚
- 無力感、全身倦怠感、頭痛、咳嗽、水様性鼻汁、手足の冷え、痛み。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 漢方 : 私のこだわり処方(その23)麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ) : 高齢者の薬剤耐性菌感染症の症状改善効果を報告 亀井勉氏 長崎大学産学官連携戦略本部教授(精神神経内分泌免疫学および医工連携)
- 方剤における生薬の役割(9)附子 : 麻黄附子細辛湯
- 臨床報告 環状肉芽腫症に黄連解毒湯と麻黄附子細辛湯の併用が有効であった一例
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
三和麻黄附子細辛湯エキス細粒
組成
- 本品1日量(4.5g)中、下記の麻黄附子細辛湯水製エキス1.5gを含有する。
- 日局 マオウ 4.0g
日局 サイシン 3.0g
日局 加工ブシ 1.0g
添加物として乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、軽質無水ケイ酸を含有する。
効能または効果
- 悪感、微熱、全身倦怠、低血圧で頭痛、めまいあり、四肢に疼痛冷感あるものの次の諸症
感冒、気管支炎、咳嗽
- 通常、成人1日4.5gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
体力の充実している患者
- [副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の患者
- [心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等があらわれるおそれがある。]
著しく胃腸の虚弱な患者
- [口渇、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐等があらわれることがある。]
食欲不振、悪心、嘔吐のある患者
発汗傾向の著しい患者
- [発汗過多、全身脱力感等があらわれることがある。]
狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者
重症高血圧症の患者
高度の腎障害のある患者
排尿障害のある患者
甲状腺機能亢進症の患者
重大な副作用
肝機能障害、黄疸:
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al−P、γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 肺、五臓
(漢方医学における)肺の機能
- 1. 呼吸により宗気を摂取する
- 2. 水穀の気の一部を赤色化し血を生成し、一部を水に転化する。
- 3. 皮膚の機能を制御し、その防衛力を保持する。
症状
治療
[★]
- 関
- 麻黄剤、麻黄
- 感冒などの熱性疾患の初期に用いられる処方である。
- 特にインフルエンザ感染症初期に用いられ、エビデンスが豊富である。麻黄湯内服開始より解熱までの期間は抗インフルエンザより短いと言われている。
- 平素から丈夫で体力充実した人の熱性疾患の初期で、頭痛、発熱、悪寒、腰痛、四肢の関節痛などがあり、自然発汗のない場合に用いる。
鑑別
- 感冒において
- 発汗傾向なし。
- 腰痛・筋肉痛は伴わない
- 2)桂枝湯:鼻炎症状、発汗傾向
- 3)小青竜湯:鼻炎症状特に水様の鼻汁、喀痰。
- 心窩部振水音
[★]
- 桂枝加朮附湯:関節痛、神経痛
- 八味地黄丸:疲労、倦怠感に著しく、利尿減少または頻数、口渇し、手足に交互に冷感と熱感のあるものの次の諸症:腎炎、糖尿病、陰萎、坐骨神経痛、腰痛、脚気、膀胱カタル、前立腺肥大、高血圧
- 牛車腎気丸:疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少または多尿で時に口渇がある次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ
- 大防風湯:関節が腫れて痛み、麻痺、強直して屈伸しがたいもの:関節リウマチ、慢性関節炎、痛風
- 真武湯
- 麻黄附子細辛湯
[★]
- 日
- かっこんとう
- 関
- 麻黄剤
- 桂枝湯に葛根と麻黄を加えた物
鑑別
- 感冒について
- 1)麻黄湯:自然発汗なし、咳嗽、喘鳴、筋肉痛
- 2)桂枝湯:自然発汗あり、鼻閉、鼻汁
- 3)小青竜湯:自然発汗あり、胃腸虚弱、胃部振水音、鼻閉、水様鼻汁
- 4)麻黄附子細辛湯:全身の悪寒、蒼白な顔貌、熱感に乏しい、咽痛、倦怠感
- 5)真武湯:全身の悪寒、手足の冷え、倦怠感、下痢
[★]
- 関
- 漢方製剤、麻黄附子細辛湯
[★]
黄附子細辛湯
- 関
- 漢方製剤
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- 日
- まおう、マオウ
- 英
- Ephedra、chinese ephedra、Ephedra herb
- ラ
- ephedrae herba
- 関
- エフェデュラ、マオウ属、シナマオウ、エフェドラ属、Ephedra属。生薬、エフェドリン
- 関
- 木賊麻黄、モグゾクマオウ、麻黄根(Mahuanggen, Ma Huang root)、ワイマオウ、矮麻黄(Ephedra gerardiana)、フタマタマオウ、マンシュウマオウ(Ephedra distachya)、トクサマオウ、コダチマオウ、キダチマオウ(Ephedra equisetina)、アイマオウ(Ephedra intermedia)、クサマオウ、シナマオウ(Ephedra sinica).Cao Mahuang、Desert Herb、Ephedra shennungiana、Ephedra sinensis、Ephedrae herba、Herbal Ecstasy、Joint Fir、Ma Huang、Ma-huang、Mahuang、Muzei Mahuang、Popotillo、Sea Grape、Teamster's Tea、Yellow Astringent、Yellow Horse、Zhong Mahuang
概念
- マオウ(麻黄)はハーブであり、漢方の方剤としても使われる。また医薬品としても使われている。
- 枝、先端部、根、あるいは全体が使われることがある。
- 日本ではマオウ科のEphedra sinica, Ephedra intermedia, Ephedra equisetinaの地上茎が用いられる。
- エフェドリンを含んでおり、エフェドリンはは心臓、肺、神経を刺激する作用がある。
- 妊娠中、授乳期、胸痛、不安障害、糖尿病、緑内障、心臓病、不整脈、甲状腺疾患、高血圧、振戦、腎結石、褐色細胞腫、発作性疾患の人の使用は勧められない。
効能
- 気管支拡張作用など。気管支喘息、気管支炎、気管支痙攣に効くとされている。ただし、薬効を得るためには安全量を超えた摂取が必要。
- 体重減少・減量促進:
- 運動選手の成績向上、アレルギー、鼻づまり、感冒、インフルエンザ、発熱など多くの症状に有効かどうか不明。
用量
- 肥満患者の痩身:マオウ12mg+ガラナ豆40mg 1日3回
- 通常の痩身:マオウ90mg/日、カフェイン192mg/日。このほかマオウ60mg+コーラの木の実、ウィローバークも併用されることがある
併用注意
- 副腎皮質ステロイド:副腎皮質ステロイド作用低減させる可能性あり。マオウは副腎皮質ステロイドの分解を促進するため。
- 麦角誘導体(ブロモクリプチン、ジヒドロエルゴタミン、ペルゴリド):血圧上昇の可能性あり。マオウも麦角誘導体もいずれも血圧を上昇させるために、急激な血圧上昇のリスクがある。
- 抗うつ薬-モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)(フェネルジン、トラニルシプロミン):カテコラミン類やインドールアミンはモノアミン酸化酵素(MAO)で代謝されるが、それを阻害する薬剤が治療薬として使われている。カテコラミン類の濃度が上昇して血圧上昇のリスクがあるが、マオウが相加的に作用することで、頻脈、高血圧、急性冠症候群、神経過敏などを起こしうる。
- 血糖降下薬:マオウ事態で血糖を上昇させる作用があるため、血糖降下薬の効果を低減させる可能性がある。
- 抗不整脈薬:マオウは心拍数を増加させる可能性があり、QT延長を来しうる抗不整脈薬との併用により致死的不整脈、虚血性心疾患を発症する可能性がある。
- メチルキサンチン誘導体(アミノフィリン、カフェイン、テオフィリン):メチルキサンチンとマオウのいずれも興奮作用を有するため、神経過敏、頻脈、高血圧、および不安を引き起こす可能性がある。
- 抗てんかん薬(フェノバルビタール、プリミドン、バルプロ酸、ガバペンチン、カルバマゼピン、フェニトイン):マオウは抗けいれん作用を低下させる可能性がある。
- 興奮剤(ジエチルプロピオン、エピネフリン、フェンテルミン、プソイドエフェドリン):興奮剤やマオウは神経系を亢進させる作用があるため、相乗作用により心拍数増加や血圧上昇のリスクがある。
[★]
- 日
- ぶし
- 英
- Japanese aconite daughter root, aconite tuber
- ラ
- Aconiti Tuber
[★]
- 日
- さいしん
- 英
- asiasarum root
- ラ
- Asiasarum, Asiasari Radix, Radix