UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 桜井 みち代,石川 由香子,大塚 吉則 [他],八重樫 稔,宮坂 史路,今井 純生,本間 行彦
- 日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine 60(2), 155-159, 2009-03-20
- … 他の2例はそれぞれ10年と25年前から被髪頭部に皮疹が続いていたが,荊芥連翹湯,麻杏よく甘湯,抑肝散加陳皮半夏の合方で,それぞれ2カ月後と8カ月後に著しく改善した。 …
- NAID 10025974482
Related Links
- 麻杏よく甘湯とは?効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
- 「麻杏ヨク甘湯(マキョウヨクカントウ)」は、漢方の原典である「金匱要略(キンキヨウリャク)」に収載され、筋肉や関節の痛みに対して用いられる薬方です。冷えと水湿(スイシツ)のために、関節や筋肉が腫れて痛むという ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コタロー麻杏よく甘湯エキス細粒
組成
- 本剤6.0g中
日局マオウ 4.0g
日局キョウニン 3.0g
日局ヨクイニン 10.0g
日局カンゾウ 2.0g
上記の混合生薬より抽出した麻杏よく甘湯の水製乾燥エキス4.0gを含有する。
添加物としてステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、プルラン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有する。
効能または効果
- 通常、成人1日6.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
- 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがある。]
- 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
- 発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。]
- 狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
- 重症高血圧症の患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
- 高度の腎障害のある患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
- 排尿障害のある患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進症の患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
偽アルドステロン症:
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー:
- 低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 日
- ぼういおうぎとう
目標
- 比較的体力が低下し色白で筋肉が軟らかく、いわゆる水肥り体質の人が、全身倦怠感、多汗傾向を訴える場合に用いる。
- 浮腫、尿量減少、関節(特に膝関節)の腫脹・疼痛等を伴う場合(中年以降の女性の肥満者で、運動不足のものに多い)
適応
- 色白で筋肉軟らかく水ぶとりの体質で疲れやすく、汗が多く、小便不利で下肢に浮腫を来し、膝関節の腫痛するものの次の諸症:腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症、関節炎、癰、せつ、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、月経不順(ツムラのみ適応承認)。
- 色白で疲れやすく汗のかきやすい傾向のある次の諸症:肥胖症(筋肉のしまりのない、いわゆる水ぶとり)、関節痛、むくみ(クラシエのみ適応承認)
鑑別
- 1)越婢加朮湯:体力中等度以上、顔面の紅潮、口渇、尿量減少
- 2)桂枝加朮附湯:体力中等度以下、筋の攣縮、下肢の冷え
- 3)防風通聖散:体力中等度以上、肥満、顔面紅潮、充実した腹力、便秘傾向
- 4)よく苡仁湯:体力中等度以上、患部の熱感あり、口渇を伴わない
- 5)麻杏よく甘湯:体力中等度、急性関節炎、関節の発赤、腫脹、口渇はない
- 6)大柴胡湯:体力充実、口苦、胸脇苦満、充実した腹壁、便秘
注意
高齢者
妊婦、産婦、授乳婦
- 妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[★]
- 関
- 麻黄剤、麻黄
- 感冒などの熱性疾患の初期に用いられる処方である。
- 特にインフルエンザ感染症初期に用いられ、エビデンスが豊富である。麻黄湯内服開始より解熱までの期間は抗インフルエンザより短いと言われている。
- 平素から丈夫で体力充実した人の熱性疾患の初期で、頭痛、発熱、悪寒、腰痛、四肢の関節痛などがあり、自然発汗のない場合に用いる。
鑑別
- 感冒において
- 発汗傾向なし。
- 腰痛・筋肉痛は伴わない
- 2)桂枝湯:鼻炎症状、発汗傾向
- 3)小青竜湯:鼻炎症状特に水様の鼻汁、喀痰。
- 心窩部振水音
[★]
- 関
- 麻杏よく甘湯、漢方製剤
[★]
- 英
- well
- 関
- 穴、井戸、ウェル、順調