- 関
- 麻黄
- 漢方処方の分類で麻黄を主薬とする処方群
- 太陽病の治療方剤として用いられる。
参考
- http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E9%BA%BB%E9%BB%84%E5%89%A4
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 喘息発作における漢方薬(麻黄剤)と西洋薬との併用治療経験
- 病名で投与する漢方 証で投与する漢方(4)気管支喘息は麻黄剤と柴胡剤、COPDは補剤の使い分けがポイント
- 石井 恵美,及川 哲郎,五野 由佳理,小田口 浩,早崎 知幸,花輪 壽彦
- 日本東洋医学雑誌 61(3), 319-324, 2010
- … 麻黄剤が使用しにくい高齢者の鼻アレルギーなど諸症状に対して,本方と半夏厚朴湯の合方が有効であった。 …
- NAID 130000339606
- 小児喘息の漢方治療における麻黄剤の役割について考える (特集 小児喘息)
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- さて、“麻黄”はしばしば風邪の治療に用いられ、これを含有する処方を“麻黄剤”、また“桂皮(けいひ=シナモンのこと)”と組み合わせて用いられことも多いため、これを”桂麻の剤(けいまのざい)”と呼びます。
- ... 真武湯(しんぶとう)は下痢や腹痛などの消化器症状、慢性腎炎、神経痛などに用い、麻黄 附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)は悪寒や寒気が強いなど冷えの強い風邪に用いる。桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)は関節 ...
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★リンクテーブル★
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- 関
- 肺、五臓
(漢方医学における)肺の機能
- 1. 呼吸により宗気を摂取する
- 2. 水穀の気の一部を赤色化し血を生成し、一部を水に転化する。
- 3. 皮膚の機能を制御し、その防衛力を保持する。
症状
治療
[★]
- 関
- 麻黄剤、麻黄
- 感冒などの熱性疾患の初期に用いられる処方である。
- 特にインフルエンザ感染症初期に用いられ、エビデンスが豊富である。麻黄湯内服開始より解熱までの期間は抗インフルエンザより短いと言われている。
- 平素から丈夫で体力充実した人の熱性疾患の初期で、頭痛、発熱、悪寒、腰痛、四肢の関節痛などがあり、自然発汗のない場合に用いる。
鑑別
- 感冒において
- 発汗傾向なし。
- 腰痛・筋肉痛は伴わない
- 2)桂枝湯:鼻炎症状、発汗傾向
- 3)小青竜湯:鼻炎症状特に水様の鼻汁、喀痰。
- 心窩部振水音
[★]
- 日
- かっこんとう
- 関
- 麻黄剤
- 桂枝湯に葛根と麻黄を加えた物
鑑別
- 感冒について
- 1)麻黄湯:自然発汗なし、咳嗽、喘鳴、筋肉痛
- 2)桂枝湯:自然発汗あり、鼻閉、鼻汁
- 3)小青竜湯:自然発汗あり、胃腸虚弱、胃部振水音、鼻閉、水様鼻汁
- 4)麻黄附子細辛湯:全身の悪寒、蒼白な顔貌、熱感に乏しい、咽痛、倦怠感
- 5)真武湯:全身の悪寒、手足の冷え、倦怠感、下痢
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- 日
- しょうせいりゅうとう
- 関
- 麻黄剤
[★]
- 関
- 麻黄剤
- 太陽病
- 実証
- 使用目標 悪寒、発熱があり、頭痛や体の痛みがあって汗が出ないもの。喘鳴や咳、口渇のぽせ、浮腫などを伴う。
- 麻黄6.0、杏仁5.0、桂皮・生姜・大棗各3.0、甘草2.0、石膏10.0
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- 日
- まおう、マオウ
- 英
- Ephedra、chinese ephedra、Ephedra herb
- ラ
- ephedrae herba
- 関
- エフェデュラ、マオウ属、シナマオウ、エフェドラ属、Ephedra属。生薬、エフェドリン
- 関
- 木賊麻黄、モグゾクマオウ、麻黄根(Mahuanggen, Ma Huang root)、ワイマオウ、矮麻黄(Ephedra gerardiana)、フタマタマオウ、マンシュウマオウ(Ephedra distachya)、トクサマオウ、コダチマオウ、キダチマオウ(Ephedra equisetina)、アイマオウ(Ephedra intermedia)、クサマオウ、シナマオウ(Ephedra sinica).Cao Mahuang、Desert Herb、Ephedra shennungiana、Ephedra sinensis、Ephedrae herba、Herbal Ecstasy、Joint Fir、Ma Huang、Ma-huang、Mahuang、Muzei Mahuang、Popotillo、Sea Grape、Teamster's Tea、Yellow Astringent、Yellow Horse、Zhong Mahuang
概念
- マオウ(麻黄)はハーブであり、漢方の方剤としても使われる。また医薬品としても使われている。
- 枝、先端部、根、あるいは全体が使われることがある。
- 日本ではマオウ科のEphedra sinica, Ephedra intermedia, Ephedra equisetinaの地上茎が用いられる。
- エフェドリンを含んでおり、エフェドリンはは心臓、肺、神経を刺激する作用がある。
- 妊娠中、授乳期、胸痛、不安障害、糖尿病、緑内障、心臓病、不整脈、甲状腺疾患、高血圧、振戦、腎結石、褐色細胞腫、発作性疾患の人の使用は勧められない。
効能
- 気管支拡張作用など。気管支喘息、気管支炎、気管支痙攣に効くとされている。ただし、薬効を得るためには安全量を超えた摂取が必要。
- 体重減少・減量促進:
- 運動選手の成績向上、アレルギー、鼻づまり、感冒、インフルエンザ、発熱など多くの症状に有効かどうか不明。
用量
- 肥満患者の痩身:マオウ12mg+ガラナ豆40mg 1日3回
- 通常の痩身:マオウ90mg/日、カフェイン192mg/日。このほかマオウ60mg+コーラの木の実、ウィローバークも併用されることがある
併用注意
- 副腎皮質ステロイド:副腎皮質ステロイド作用低減させる可能性あり。マオウは副腎皮質ステロイドの分解を促進するため。
- 麦角誘導体(ブロモクリプチン、ジヒドロエルゴタミン、ペルゴリド):血圧上昇の可能性あり。マオウも麦角誘導体もいずれも血圧を上昇させるために、急激な血圧上昇のリスクがある。
- 抗うつ薬-モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)(フェネルジン、トラニルシプロミン):カテコラミン類やインドールアミンはモノアミン酸化酵素(MAO)で代謝されるが、それを阻害する薬剤が治療薬として使われている。カテコラミン類の濃度が上昇して血圧上昇のリスクがあるが、マオウが相加的に作用することで、頻脈、高血圧、急性冠症候群、神経過敏などを起こしうる。
- 血糖降下薬:マオウ事態で血糖を上昇させる作用があるため、血糖降下薬の効果を低減させる可能性がある。
- 抗不整脈薬:マオウは心拍数を増加させる可能性があり、QT延長を来しうる抗不整脈薬との併用により致死的不整脈、虚血性心疾患を発症する可能性がある。
- メチルキサンチン誘導体(アミノフィリン、カフェイン、テオフィリン):メチルキサンチンとマオウのいずれも興奮作用を有するため、神経過敏、頻脈、高血圧、および不安を引き起こす可能性がある。
- 抗てんかん薬(フェノバルビタール、プリミドン、バルプロ酸、ガバペンチン、カルバマゼピン、フェニトイン):マオウは抗けいれん作用を低下させる可能性がある。
- 興奮剤(ジエチルプロピオン、エピネフリン、フェンテルミン、プソイドエフェドリン):興奮剤やマオウは神経系を亢進させる作用があるため、相乗作用により心拍数増加や血圧上昇のリスクがある。
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- 英
- drug、agent
- 関
- 薬、作用薬、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品