- 英
- The International Classification of Sleep Disorders, ICSD
- 関
- 睡眠障害
診断基準
- 睡眠障害国際分類第二版によれば不眠症の一般的な診断基準は以下のとおりである。
- A. 入眠困難、睡眠維持困難(中途覚醒)、早朝覚醒、慢性的に非回復性または睡眠の質の悪さの訴えがある
- 小児では睡眠困難がしばしば養育者から報告され、就寝時のぐずりや1人で眠れないなどのこともある
- B. 上記の睡眠困難は、睡眠にとり適切な状況、環境にかかわらずしばしば生ずる
- C. 患者は夜間睡眠困難と関連した日中機能障害を以下の少なくとも1つの形で報告する
- 1)疲労感、不快感
- 2)注意力、集中力、記憶力の低下
- 3)日中の眠気
- 4)社会的、職業的機能低下、または学業低下
- 5)気分の障害またはいらいら感
- 6)動機づけ(モチベーション)、活動性、積極性の減弱
- 7)仕事のミスや運転中の事故のおこしやすさ
- 8)睡眠不足による緊張、頭痛、胃消化器症状
- 9)睡眠についての心配、悩み
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/05 23:58:03」(JST)
[Wiki ja表示]
睡眠障害国際分類(すいみんしょうがいこくさいぶんるい、英: International Classification of Sleep Disorders、略称 ICSD)は、アメリカ睡眠医学会(英語版)がヨーロッパ睡眠医学会、日本睡眠学会、ラテンアメリカ睡眠学会の協力により策定した睡眠障害の分類である。「睡眠および睡眠医学分野の臨床医・研究者のための一次的な診断学的疫学的な符号化資源」[1]。
最初に策定されたのは1990年。その後1997年に改訂された。改訂版は「改訂睡眠障害国際分類」(The International Classification of Sleep Disorders, Revised、略称 ICSD-R)の名称で知られる。さらに、2005年には第2版が、2013年には第3版が公表された。2014年10月時点では、第3版の日本語訳は公開されていない。第2版,第3版は ICSD-2,ICSD-3 の略称で知られる[2]。
目次
- 1 睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)
- 2 不眠症の分類
- 3 脚注
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)
Ⅰ.不眠症
Ⅱ.睡眠関連呼吸障害
Ⅲ.中枢性過眠症
Ⅳ.概日リズム睡眠障害
Ⅴ.睡眠時随伴症
Ⅵ.睡眠関連運動障害
Ⅶ.孤発性の諸症状,正常範囲と思われる異型症状,未解決の諸問題
Ⅷ.その他の睡眠障害[3]
不眠症の分類
- 適応障害性不眠症(急性不眠症)
- 精神生理性不眠症
- 逆説性不眠症
- 特発性不眠症
- 精神疾患による不眠症
- 不適切な睡眠衛生
- 小児期の行動性不眠症
- 薬物または物質による不眠症
- 身体疾患による不眠症
- 物質または既知の生理的病態によらない、特定不能な不眠症(非器質性不眠症、非器質性睡眠障害)
- 特定不能な生理的(器質性)不眠症[4]
脚注
- ^ "a primary diagnostic, epidemiological and coding resource for clinicians and researchers in the field of sleep and sleep medicine." American Academy of Sleep Medicine; European Sleep Research Society, Japanese Society of Sleep Research, Latin American Sleep Society (2001年). “The International Classification of Sleep Disorders, Revised: Diagnostic and Coding Manual”. 2001 edition, ISBN 0-9657220-1-5, PDF-complete, Library of Congress Catalog No. 97-71405. 2012年8月16日閲覧。
- ^ International Classification of Sleep Disorders – Second Edition (ICSD-2), 298 pages. ©2005 American Academy of Sleep Medicine, ISBN-10: 0965722023 ISBN-13: 978-0965722025
- ^ 日本における睡眠障害の頻度と健康影響 土井由利子
- ^ 不眠症について エーザイ
関連項目
外部リンク
- 日本における睡眠障害の頻度と健康影響 土井由利子
- ICSD-3
|
この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 【第91回 北海道医学大会総会トピックス】 注目される睡眠医療
- 千葉 茂
- 北海道医学雑誌 88(2-3), 63-65, 2013-04
- … 睡眠障害は,睡眠障害国際分類第2版(2005年)に従って、約100種類の睡眠障害が8つの大きなカテゴリー(不眠症、睡眠関連呼吸障害、中枢性過眠症、サーカディアンリズム睡眠障害、睡眠時随伴症、睡眠関連運動障害など)に分類されている。 …
- NAID 120005229869
- Modafinilが有効であった小児期特発性ナルコレプシーの1例
- 岡本 健太郎,伊藤 康,西川 愛子 [他],七字 美延,石垣 景子,舟塚 真,神林 崇,大澤 眞木子,OKAMOTO Kentaro,ITO Yasushi,NISHIKAWA Aiko,SHICHIJI Minobu,ISHIGAKI Keiko,FUNATSUKA Makoto,KANBAYASHI Takashi,OSAWA Makiko
- 東京女子医科大学雑誌 83(E1), E265-E268, 2013-01-31
- … 睡眠障害国際分類第2版 (ICSD-2)の診断基準を満たし、特発性ナルコレプシーと診断した。 …
- NAID 110009559419
- 睡眠障害の分類と診断 (特集 睡眠障害と精神衛生,付随する社会問題)
- 最新の睡眠障害国際分類 (特集 睡眠障害を訴える患者へのアプローチ)
Related Links
- 翻訳にあたって/まえがき 翻訳にあたって 日本睡眠学会 診断分類委員会・委員長 粥川 裕平 あまりにも長い時間,お待たせすることになったが,ようやく睡眠医療に携わる方々に,睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2 ...
- 睡眠障害国際分類(すいみんしょうがいこくさいぶんるい、英: International Classification of Sleep Disorders 、略称 ICSD )は、 アメリカ睡眠医学会 (英語版) がヨーロッパ睡眠医学会、日本睡眠学会、ラテンアメリカ睡眠学会の協力により ...
- 不眠症は、睡眠障害国際分類第2版(The International Classification of Sleep Disorders, Second Edition:ICSD-Ⅱ)において、下記のよう定義されています。 睡眠の開始と持続、一定した睡眠時間帯、あるいは眠りの質に繰り返し障害が ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- insomnia
- 関
- 睡眠薬、睡眠、睡眠障害、熟眠障害。睡眠障害国際分類
概念
分類
原因
- ジェット・時差症候群
- 交替制勤務による不眠症
- ASPS(DSDP)
- non-24 SWRS
5つのP
- 1. 身体的 疼痛、発熱、かゆみ
- 2. 生理的 時差、交替制勤務
- 3. 生理的 ストレス、重大な人生の変化など
- 4. 精神医学的 うつ病、統合失調症、アルコール依存症」
- 5. 薬理学的 カフェイン、ニコチン
KPS.822
[★]
- 英
- sleep disorder, sleep disturbance
- 関
- 睡眠、睡眠薬、交代勤務睡眠障害
- 関
- 不眠、慢性不眠症、原発性不眠症、一過性不眠症、反跳性不眠。睡眠覚醒障害
分類
-
- KPS.393
原因別の分類
- 例
治療
-
- 起床後に太陽に当たるようにする
- 休日でも同じ時刻に起床するようにする
- 1日3回の食事を規則正しく取るようにする
- 運動習慣を身につけるようにする
- 夕方以降の昼寝は避けるようにする。(15時までに30分以内にする)
- 部屋の照明を明るくしすぎないようにする
- 寝る前のカフェイン摂取は控えるようにする
- 就寝前の喫煙は控えるようにする
- 寝酒としての飲酒は控えるようにする
- 就寝前にリラックスできる習慣を身につける(読書、音楽、入浴、ストレッチ、アロマテラピー)
- 就寝時刻にこだわらずに、眠たくなったらベットにはいるようにする
参考
- http://en.wikipedia.org/wiki/DSM-IV_Codes#Sleep_disorders
[★]
- 英
- sleep
- 関
- 睡眠段階。睡眠障害
- 覚醒と睡眠を定期的に反復している。
- 睡眠は持続的な意識消失と全般的な身体機能の低下状態を伴っている。
- 睡眠にはサーカディアンリズムに従い身体を睡眠状態に導く仕組みと覚醒状態を維持する仕組みが関わっている。
- 夜になるとメラトニンがメラトニン受容体に作用し、身体を活動から急速状態に切り替えることで自然な睡眠を導いている。
- 覚醒状態を保つ仕組みとして、オレキシンという脳内物質がオレキシン受容体に作用することで脳を活動状態に維持している。
- 睡眠時間は新生児は1日約16時間眠り、レム睡眠が睡眠時間の50%以上を占める。
- 生後4ヶ月になるとレム睡眠児間は40%以下になり、レム睡眠量は40%以下となる。
- 睡眠時間は高齢者では短くなり、昼の睡眠が見られるようになる。
[★]
- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
- 英
- taxonomy, classification
[★]
- 英
- international classification