- 日
- しもつとう
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/03 15:13:08」(JST)
[Wiki ja表示]
四物湯(しもつとう)は漢方方剤の一。出典は『太平恵民和剤局方』。
目次
- 1 概要
- 2 適応
- 3 組成
- 4 関連処方
- 5 脚注
概要[編集]
補気剤の一種。
補陰・補血の基本処方だが、単独で用いられることは少なく、多くは血虚を目標とし、他の方剤と合方にして用いられる[要出典]。
適応[編集]
体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの次の諸症:月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復[1][2]
組成[編集]
- 当帰(とうき)
- 川芎(せんきゅう)
- 芍薬(しゃくやく)
- 熟地黄(じゅくじおう)
関連処方[編集]
- 温清飲:(四物湯+黄連解毒湯)
- 芎帰膠艾湯:(四物湯+阿膠+艾葉+甘草)
- 七物降下湯:(四物湯+黄耆+黄柏+釣藤鈎)
- 十全大補湯:(四物湯+四君子湯+黄耆+桂皮)
- 当帰飲子:(四物湯+黄耆+防風+荊芥+疾藜子+何首烏+甘草)
- 連珠飲:(四物湯+苓桂朮甘湯)
脚注[編集]
- ^ 厚生労働省医薬食品局「一般用漢方製剤承認基準」2008年9月30日、薬食審査発第0930001号、2009年2月2日閲覧
- ^ 厚生労働省医薬食品局審査管理課「一般用漢方製剤承認基準の正誤表の送付について」2008年10月9日、2009年2月2日閲覧
Japanese Journal
- 拇指CM関節症に桂枝二越婢一湯後に麻杏〓甘湯自律神経失調症に四物湯兼六味丸手指屈筋腱炎に〓苡仁湯
Related Links
- 四物湯とは?効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
- 楽天市場-「四物湯」検索結果です。楽天市場は、セールや送料無料など取扱商品数が日本最大級のインターネット通販サイト・オンラインショッピングコミュニティです。(標準順 写真付き一覧)
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
クラシエ四物湯エキス細粒
組成
本薬1日量 (6.0g) 中
- 日局トウキ 3.0g
日局シャクヤク 3.0g
日局センキュウ 3.0g
日局ジオウ 3.0g
上記の混合生薬より抽出した四物湯エキス粉末3,600mgを含有する。
- 添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖水和物、含水二酸化ケイ素を含有する。
効能または効果
- 皮膚が枯燥し、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の次の諸症:
産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、冷え症、しもやけ、しみ、血の道症
- 通常、成人1日6.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれることがある。]
- 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 血、気血水
- 身体に栄養をもたらし、身体の形を作り出している根源である血の量に不足を生じた状態。
- 血の浪費、血の漏出、血の生成障害により生じる。
- 血虚の診断のために血虚スコアが提案されている。
- 症状としては、集中力低下、不眠、「眼精疲労」、めまい感、「こむら返り」、月経不順、顔色不良、抜け毛が多い、「皮膚が荒れ・あかぎれ」、爪の異常、知覚障害
- 治療方剤には、四物湯、芎帰膠艾湯、七物降下湯、十全大補湯がある。
[★]
- 英
- rehmannia root
- 関
- 牛車腎気丸
[★]
- 関
- 猪苓湯合四物湯、漢方製剤
[★]
- 関
- 漢方製剤、四物湯