UpToDate Contents
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- 1. 成人の肝硬変:合併症、全般的なマネージメント、予後の概要cirrhosis in adults overview of complications general management and prognosis [show details]
… may improve or even reverse cirrhosis. Patients with cirrhosis are susceptible to a variety of complications, and their life expectancy can be markedly reduced. Cirrhosis accounted for approximately 49 …
- 2. Overview of medication adjustments for adult patients with cirrhosisoverview of medication adjustments for adult patients with cirrhosis [show details]
…acute kidney injury) in patients with cirrhosis. This topic will discuss the impact of cirrhosis on pharmacokinetics and medication adjustments for patients with cirrhosis. The hepatic metabolism of drugs …
- 3. 成人における肝硬変:病態、臨床症状、および診断cirrhosis in adults etiologies clinical manifestations and diagnosis [show details]
… during the evaluation of cirrhosis. It is noninvasive, well tolerated, widely available, and provides valuable information. In advanced cirrhosis, the liver may appear small and nodular. Surface nodularity …
- 4. 原発性胆汁性胆管炎(原発性胆汁性肝硬変)の治療の概要overview of the treatment of primary biliary cholangitis primary biliary cirrhosis [show details]
… bilirubin and albumin concentrations and no evidence of cirrhosis on liver biopsy . The reason for this is uncertain but has been ascribed to nodular regenerative hyperplasia of the liver . These patients …
- 5. 肝線維症の非侵襲的評価:超音波エラストグラフィnoninvasive assessment of hepatic fibrosis ultrasound based elastography [show details]
… ultrasound-based elastography cannot yet reliably differentiate benign from malignant lesions . Focal nodular hyperplasia is the stiffest benign lesion . Stiffness values measured in the liver parenchyma at … to assess hepatic fibrosis While ultrasound-based elastography is primarily used to assess hepatic fibrosis, it can also be used to predict complications in patients with cirrhosis.…
Japanese Journal
- 難治性腹水に経頸静脈的肝内門脈静脈短絡術を施行した維持透析中の肝硬変症の1例
- 草野 史彦,田沢 潤一,前田 学,酒井 義法,山本 力,佐久間 郁行,前川 伸哉,鈴木 恵子,佐藤 千史
- 肝臓 38(11), 673-677, 1997-11-25
- … 肝ネクロプシーでは, 完成された小結節性肝硬変に加えて多発性巣状の凝固壊死を認め, アルコール性肝硬変にさらに虚血性の肝細胞壊死が加わった所見と考えられた. …
- NAID 10005573579
- 治療中止後急性肝不全と溶血性貧血を呈して死亡したWilson病の1例
- 朝比奈 靖浩,坂本 直哉,神山 俊典,田沢 潤一,西村 正信,佐藤 千史,丸茂 文昭
- 肝臓 33(8), 649-653, 1992
- … 怠感と黄疸が出現し入院した.急性肝不全と溶血性貧血を呈していたため,D-penicillamineの投与を再開しG-I療法を行った.その後脳症が出現し,血漿交換を施行したが第10病日に肝不全で死亡した.剖検にて肝は小結節性肝硬変を呈し,組織学的には広範な肝細胞の壊死を認めた.Wilson病はpenicillamine療法など適切な治療が行われれば,肝硬変が存在していても比較的予後良好な経過をとることが多いとされている.一方,治療中止によ …
- NAID 130000877845
- 肝硬変 診断と治療の進歩 4.アルコール性肝硬変の臨床像 ウイルス性肝硬変との対比から:ウイルス性肝硬変との対比から
- 蓮村 靖
- 日本内科学会雑誌 80(10), 1587-1591, 1991
- アルコール性肝硬変の臨床像は,ウイルス性肝硬変のそれと基本的には変わらない.しかし,アルコール特有の肝障害機構を反映して,細小結節性で腫大型の形態をとるほか,発生率は積算飲酒量と相関して高度となり,女性がなりやすいという特徴が認められる.また,アルコールによる栄養障害および肝以外の諸臓器障害を伴って,離脱症候群,貧血,多発ニューロパチー,低P血症などの多彩な徴候をみることがある.
- NAID 130000900360
Related Links
- 肝硬変は,小結節性の場合と大結節性の場合がある。小結節性肝硬変は,均一に小さな結節(直径3mm未満)と規則的な厚い帯状の結合組織を特徴とする。典型的な結節は小葉構造を欠き,終末(中心)肝静脈と門脈域が変形して
- 小結節性肝硬変は結節の大きさが均一でほぼ3ミリメートル以下であり、アルコール性や心臓性の肝硬変でみられる。混合型肝硬変は大結節性と小結節性の混合型で、アルコール性肝硬変でアルコール摂取を中止した場合によくみられる。
- アルコール性肝硬変に生じた小結節病変では画像上 明らかなHCC を示唆する所見のない場合,組織所見 とHCC への進展は明らかな関係はなく,生検診断で HCC の診断を得る可能性は低いので,まずは禁酒に より画像診断で経過観察し
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- regenerative nodule
- 同
- 偽小葉 pseudolobule
- 関
- 大結節性肝硬変、小結節性肝硬変、肝硬変
[show details]
[★]
- 英
- cirrhosis of liver (M), liver cirrhosis LC, cirrhosis
- 関
- 肝臓
定義
(アトラス肝臓病 金原出版 谷川久一、阿部弘彦 昭和62年1月30日 p.57)
- 1. 肝細胞死が原因で、びまん性の結合組織増生が肝臓全域に見られる
- 2. 肝実質の結節性再生と小葉構造の改築が認められるもの
概念
- 肝硬変はびまん性に線維化した肝病変の終末像であり、慢性肝炎とともにもっともしばしばみられる肝の病態である。臨床的には様々な程度の肝細胞機能不全状態と門脈圧亢進症による症状がみられる慢性疾患である。
疫学
- 人口10万人あたりの死亡率12.5人
- 45-59歳の男性では死亡順位第4位
- 西日本に多い
病因
病理
- 炎症による細胞の破壊と再生を繰り返す結果、再生した肝細胞と新たに形成された線維性の隔壁を有する結節が形成され(再生結節)、肝硬変となる。(BPT.647)
- ウイルス性肝炎の慢性化による肝硬変では、3mm以上の結節がみられる(macronodular cirrhosis)。
- アルコール性肝炎の慢性化による肝硬変では、平均3mmの結節がみられる(micronodular cirrhosis)。
病態生理
- 肝機能低下により(1)エストロゲンの肝臓における異化が低下、(2)アルブミン合成能が低下、(3)門脈圧亢進が起こる。(1)によるエストロゲンなどの血管拡張因子により血管が拡張し循環血漿量が減少する。(2)による膠質浸透圧の低下はサードスペースへの体液移動を引き起こしさらに循環血漿量を低下させる。これには(3)も相加的に作用すると思われる。循環血漿量の低下はRAA系の亢進をきたし、アルドステロンによるNa、水の貯留引き起こす。
- 非代償性肝硬変では、肝網内系(クッパー細胞など)の機能低下、白血球減少による易感染性を呈する。
症状
合併症
- 参考2
身体所見
[show details]
- 腹部:脾腫 ← 門脈圧と脾腫の程度は相関しない (QB.B-315)
検査
血算
-
- 血小板減少が門脈圧亢進の最初の徴候(HIM.1978)
- 白血球減少 ← 門脈圧亢進によるうっ血性の脾腫に伴う脾機能亢進。 骨髄での産生低下も原因らしい(出典不明)
血液生化学
-
- 総ビリルビン T-Bil:上昇
- アンモニア NH3:上昇
- Fischer比:低下
- 線維化マーカー (ヒアルロン酸、IV型コラ-ゲン):上昇
- 膠質反応(TTT,ZTT):上昇
- γグロブリン:上昇 ← 門脈血に含まれる細菌の抗原が肝臓をシャントしてリンパ組織に到達するためとされている(uptodate)
-
-
- 糖の処理障害により食後高血糖を来しやすく、糖尿病を発症しやすい。
- 低ナトリウム血症、血漿浸透圧低下 ← 血液中の水が間質に移動する結果、電解質も共に移動する。血液中には水が過剰となり、低ナトリウム血症、血症浸透圧低下となる。volume depletionに対してADHが主に作用するからか、あるいはH2Oが移動しやすいからなのかは不明。
免疫血清検査
- 多クローン性γグロブリン血症
- IgG:増加する傾向あり。 ← 門脈血が肝臓を通過せずにリンパ組織に流れ込む結果。著しく高値であったら自己免疫性肝炎。(参考1)
- IgM:高値であったら90-95%はPBCである。(参考1)
- 壊死、炎症が持続的に起きているから上がると解釈することもできる、みたい。
画像
- (US,CT, MRI,Angio,肝シンチ、上部消化管内視鏡)
腹腔鏡、肝生検
- 分枝鎖アミノ酸(branched chain amino acids, BCAA)と芳香族アミノ酸(aromatic amino acids; AAA)の分子比(モル比)
-
- 肝臓、末梢(筋肉など)でよく代謝される
- ほぼ肝臓で代謝される
診断
治療
- IMD 参考2 YN.B-47
- 治療のゴールは、(1)肝疾患の進展を遅らせたり治癒させること、(2)他の原因による肝臓障害を予防すること、(3)合併症の予防、(4)肝移植の時期を決定することである。
- 方針:原疾患の治療を行い、肝硬変の進展を抑えるように食事、生活療法を行う、非代償期には合併症の治療を行う。
- (1)肝疾患の進展を遅らせたり治癒させる:原疾患の治療を行う(自己免疫性肝炎であればステロイドや免疫抑制薬、アルコール性肝障害であれば禁酒、ウイルス性肝炎であれば病原体に応じた治療)。
- (2)他の原因による肝臓障害を予防する:肝臓に障害を与えないようにする(アルコール摂取、アセトアミノフェンの過剰服用)。予防接種を受ける(肝予備能がほとんど無ければA型肝炎、B型肝炎。肺炎球菌、インフルエンザウイルスに対する予防接種も考慮される。
- (3)合併症の予防:肝細胞癌、静脈瘤出血、特発性細菌性腹膜炎、肝腎症候群、肝性脳症、肝肺症候群
- (4)肝移植の時期を決定:
代償期
- 食後の安静、適切な熱量(25-30kcal/kg/日)で適切な蛋白質(1.2-1.5g/kg)の食事を摂取、ビタミンB、ビタミンK補充
- 肝庇護薬(ウルソデオキシコール酸、グリチルリチンなど)
非代償期
-
- 食塩制限(5-7g以下)。飲水制限(1L/day)(腹水貯留時)
- 蛋白質の補充:分枝鎖アミノ酸の多い食事、分枝鎖アミノ酸製剤の点滴。NH3が上昇するなど肝性脳症の危険があれば低蛋白食とする。
- 膠質浸透圧の維持:アルブミン製剤
- 早朝低血糖に対し、夜食を勧める(肝機能低下により糖新生↓のはず)。(出典不明)
- 利尿薬:抗アルドステロン薬(スピロノラクトン)、トルバプタン、フロセミド、サイアザイド → 後2者はhypokalemiaからmetabolic alkalosisを惹起、アンモニアのNH4+ ⇔ NH3 + H+の平衡を左に移行させてアンモニアの排泄を阻害、高アンモニア血症を増悪しうる(非イオン化状態では尿細管で再吸収されやすいはず)(出典不明)。
- 腹水濃縮再注入法
- 肝内門脈大循環シャント、腹膜静脈短絡術
- 食道静脈瘤の治療:内視鏡的食道静脈瘤硬化術・結紮術、外科的治療
- 肝性脳症の治療:腹水の食事療法に準じるが、NH3再吸収につながる便秘の予防に気をつける。
- 肝移植
予後
- 死因:(1)肝性脳症、(2)静脈瘤破綻、(3)肝癌合併
- (1),(2)の治療が発達したことにより、(3)での死亡が増加している。
参考
- 1. [charged] Diagnostic approach to the patient with cirrhosis - uptodate [1]
- 2. [charged] Overview of the complications, prognosis, and management of cirrhosis - uptodate [2]
国試
[★]
- 英
- nodule, node
- 関
- 発疹
大辞泉
心臓
整形外科
発生学
泌尿器
皮膚・神経内科
循環器
感染症
未分類
[★]
- 英
- lesser tubercle (N)
- ラ
- tuberculum minus
- 関
- 上腕骨
- 図:N.403(筋の付着)
- 上腕骨の近位端にあって、解剖学的姿勢で結節間溝をはさんで内側にある。
付着する筋
- 肩甲下筋
- 大円筋 ← 内側寄り。厳密に言えば小結節稜に付着
- 広背筋 ← 外側寄り。厳密に言えば小結節稜に付着
[★]
- 英
- nodosity、nodal、nodular、tubercular、tophaceous
- 関
- 結節、結節型、結節状、小結節、節
[★]
- 英
- cirrhosis
- 関
- 肝硬変、硬化性