- 英
- femoral artery
- ラ
- arteria femoralis
- 関
- 大腿神経、大腿静脈
起始
走行
分布
枝
側副路
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/13 16:51:12」(JST)
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動脈: 大腿動脈 |
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|
英語 |
Femoral artery |
ラテン語 |
arteria femoralis |
グレイの解剖学 |
書籍中の説明(英語) |
栄養 |
大腿伸筋区画 |
起始
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外腸骨動脈
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分岐
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浅腹壁動脈
浅腸骨回旋動脈
浅外陰部動脈
深外陰部動脈
大腿深動脈
|
静脈
|
大腿静脈
|
MeSH |
Femoral+Artery |
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大腿動脈(だいたいどうみゃく、英: Femoral artery)とは、ヒトの鼠蹊部から膝上部までを走行する動脈血管部位の解剖学的名称。
目次
- 1 接続
- 2 支配領域
- 3 臨床的意義
- 4 画像
- 5 外部リンク
接続[編集]
外腸骨動脈から膝窩動脈に接続する。その他の分岐としては、大腿深動脈、外側・内側大腿回旋動脈、貫通動脈、下行膝動脈がある。
支配領域[編集]
大腿部全体を支配する。膝窩動脈も含めれば下肢全体を支配する。
臨床的意義[編集]
体表に位置する動脈としては総頚動脈に次いで2番目に太い事から、以下のような場合に重要である。
- 橈骨動脈で脈拍を触れる事が出来ないが大腿動脈では触れる場合、血圧はおおよそ60~80mmHgである事が経験的に知られている。
- 血管造影検査での穿刺部位の一つである。殊に脳血管造影検査に於いては、上腕動脈からの穿刺では脳血管に到達できないため、鼠蹊部の大腿動脈が選ばれる。
画像[編集]
-
Structures surrounding right hip-joint.
-
Cross-section through the middle of the thigh.
-
Femoral sheath laid open to show its three compartments.
-
The left femoral triangle.
-
-
The spermatic cord in the inguinal canal.
-
Front of right thigh, showing surface markings for bones, femoral artery and femoral nerve.
外部リンク[編集]
- Gray's Anatomy of the Human Body - The Arteries of the Lower Extremity - Yahoo! Education
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 手術の工夫 虚血性心疾患およびLeriche症候群術後再閉塞に対する同時手術
- 両側腸骨動脈の分割再建で治癒し得た高齢者人工血管感染例
- 症例 人工血管の左大腿動脈吻合部感染に対して閉鎖孔バイパスを施行した超高齢者の1例
Related Links
- 大腿動脈 大腿動脈というのは浅枝、深枝、下方枝の総称ではありません。 また、深枝の総称でもありません。 これ等は大腿動脈分枝です。 大腿動脈は外腸骨動脈につづく動脈管で、 血管裂孔から腱裂孔にいたるまでの部で、
- 動脈瘤は、動脈の壁内にできる膨隆(拡張)のことで、普通は大動脈にできます。 動脈瘤は動脈壁の弱くなっている部分に発生します。動脈壁の弱くなっている部分に血流の圧力が加わると、外側に向けてふくらみます。
- 2.大腿骨頭の血管分布 ①大腿骨頭への血流は、外側大腿回旋動脈、内側大腿回旋動脈、閉鎖動脈の3系の血管網より供給されます。 ②内側および外側大腿回旋動脈は動脈環を形成しています。 ③内側大腿回旋動脈の分枝である後上部 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [098G034]←[国試_098]→[098G036]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106E015]←[国試_106]→[106E017]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G039]←[国試_100]→[100G041]
[★]
- a. 鼠径部のヘルニアの約半数を占める。
- b. 中年男性に多い。
- c. 両側性に発生する。
- d. 大腿動脈の外側に脱出する。
- e. 嵌頓しやすい。
[正答]
※国試ナビ4※ [101F037]←[国試_101]→[101F039]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097E040]←[国試_097]→[097E042]
[★]
- 英
- arteriosclerosis obliterans, ASO
- 関
- 慢性動脈閉塞症、ルリッシュ症候群 Leriche症候群
定義
疫学
- 50歳以上の中年男性に多く、1-3%と報告されている。
診断基準
- 糖尿病大血管障害研究会
- (1)または(2)
- (3)+Minor criteria1つ以上
Major Criteria
- 血管造影にて閉塞が著明である
- API=0.8以下:(API=Ankle pressure index)
- 虚血による間欠性跛行 or 安静時痛
Minor Criteria
- 動脈拍動の減弱・欠損
- 壊疽・潰瘍の存在または既往
- 四肢動脈の著しい石灰化
リスク因子
- 年齢:加齢に伴いASOの罹患率が上昇し、60歳以上では1-3%、70歳以上では2-5%とされている。
- 性別:男性は女性に比べて1-2倍リスクが高い。
- 喫煙:オッズ比が3-4倍と高い。喫煙本数と重症度が比例している。禁煙によって発症頻度が低下する。
- 糖尿病:オッズ比が3-4倍と高い。
- 高血圧:オッズ比は1.5-2倍とされている。
- 脂質異常症:有意なリスクファクターであるが、発症の寄与度としては高血圧や糖尿病より小さい
- 冠動脈疾患 CAD:冠動脈に有意な狭窄が確認された患者においてABI0.9未満の頻度は13-19%。
- 脳血管疾患 CVD:脳卒中患者において、ABI0.9未満の割合は18.8%。
- 透析:ABI 0.9%未満の頻度は15-24%、ABI 1.3以上の異常高値は10%程度に認めた。
- その他:慢性腎臓病、CRP高値、高ホモシステイン血漿、血漿フェブリノーゲン高濃度がか指摘されている。
検査
分類
鑑別
|
ASO
|
TAO
|
好発年齢と性差
|
中高年の男性 (50歳以上)
|
若年男性 (20-40歳)
|
全身性合併症 (基礎疾患)
|
高血圧,糖尿病,脂質異常症
|
なし
|
好発部位
|
大動脈分枝部~大腿動脈 (下肢の中枢側)
|
膝窩動脈以下 (下肢の末梢側)
|
遊走性静脈炎
|
なし
|
あり
|
喫煙
|
危険因子の一つ
|
増悪
|
血管造影
|
虫食い像、動脈壁硬化
|
先細り像、Corkscrew状側副路。多発性分節的閉塞(閉塞は途絶状)
|
石灰化
|
多い
|
少ない
|
予後
|
不良
|
良好
|
治療
- 運動療法:歩行など。血管の側副路の発達などにより歩行距離の延長
- 薬物療法
- PTA:カテーテルにより血栓溶解(ウロキナーゼ)、血栓吸引、ステント留置術など
- バイパス術:適応は急性閉塞。大動脈-腸骨動脈・大腿動脈などPTAの困難例
- 外科手術:広範囲の潰瘍・壊死性病変、感染を伴う例では肢切断。
- 細胞移植治療:ASO による慢性重症の虚血で、PTA やバイパス術が適応できない場合には、自己骨髄細胞移植治療が試みられる。
|
ASO
|
L-SCS
|
発生部位
|
腓腹部
|
大腿後面、下腿外側
|
症状変動
|
あまりない
|
変動有り
|
改善
|
急速で速やかに改善 たったままで治る
|
時間がかかる 座位(前屈)で軽減
|
頻度
|
少
|
多
|
ガイドライン2015に基づく治療
- 末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン(2015 年改訂版)
-
- 高血圧:(クラスI)降圧目標は140/90mmHg未満、CAD/CVDがなければ130/80mmHgを目標とする。β遮断薬の使用は差し支えない。
- 脂質異常症:(クラスI)LDL-Cの管理目標は120mg/dL未満としてスタチンを導入する。(クラスIIa)低HDL-Cと高TGを有する場合にはフィブラート系薬やEPA製剤の投与を考慮する。
- 糖尿病・肥満・メタボリックシンドローム:(クラスI)糖尿病、高血圧、肥満、喫煙などのリスクファクターを早期から厳格にコントロールする。
- 喫煙:禁煙状況や禁煙医師の評価を行い、適宜カウンセリングし薬物療法、行動療法を含めた禁煙治療を行う。
- 血小板薬の適応:(クラスIIa)症候性ASO患者に対して、CVD/CAD予防のためにアスピリンやクロピドグレルを投与する。脳卒中の二次予防のためにはシロスタゾールを投与する。
- 冠動脈疾患合併:(クラスI)CADを有するASO患者に対してoptimal medical therapy(生活習慣改善指導、血圧・血糖・脂質コントロール、抗血小板薬・β遮断薬・RA系阻害薬・スタチン処方、基礎心疾患の介入)を行う。
- 脳血管疾患合併:(クラスIIa)症候性ASO患者に対して脳卒中予防のために抗血小板薬を投与する。
- 無症候性:(クラスI)無症候性ASO患者に動脈硬化のリスク管理と生活習慣の改善を行う;無症候性ASO患者の下肢予後は良好とされているが、5年後の生命予後は健常者と比べて有意に不良であることから動脈硬化性疾患の発症予防に努める必要がある。
- 有症候性:間欠性跛行
- 観血的歩行患者には初期治療として監視下運動療法を行う。
- 心不全のない間欠性歩行患者にシロスタゾールを投与する。
- 運動療法や薬物療法による跛行の改善が不十分な場合には血行再検の適応がある。
参考
- http://mymed.jp/di/zh8.html
ガイドライン
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_shigematsu_h.pdf
- 2. INTER-SOCIETY CONSENSUS FOR THE MANAGEMENT OF PERIPHERAL ARTERIAL DISEASE (TASC II)
- http://www.tasc-2-pad.org/upload/SSRubriqueProduit/Fichier2/597.pdf
- 3.末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン(2015 年改訂版)
- https://www.j-circ.or.jp/old/guideline/pdf/JCS2015_miyata_h.pdf
[★]
- 英
- scrotum (M,Z)
- 関
- 外性器
- 平滑筋と皮膚からなる袋で2層からなる (M.127)
- 女性の外生殖器では大陰唇に相当 (KH.254,KL.482)
解剖
血管 (M.127)
動脈
静脈
神経 (M.127)
臨床関連
[★]
- 英
- popliteal artery (M,Z)
- ラ
- arteria poplitea
起始
走行
分布
枝
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- saphenous nerve (M)
- ラ
- nervus saphenus
- 関
- 大腿神経
- 図:KH.193,194(分布) KA.492(分布)
由来
支配
走行
枝
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- superficial epigastric artery (KH)
- 関
- 下腹壁動脈、深腸骨回線動脈
- ⇔ 下腹壁動脈は外腸骨動脈から分岐し横筋筋膜を貫いて腹直筋鞘の間に分布
起始
走行
- 大腿動脈から分岐し、腹部の皮下を上行する。
- 臍の高さで下腹壁動脈と吻合する(KL.377)
分布
[★]
- 同
- FFバイパス術
- 関
- 閉塞性動脈硬化症
参考
- http://www.masashikomeda.com/web/2010/01/f-f-3f44.html
[★]
- 英
- femoral artery occlusion
[★]
- 英
- femur
- ラ
- os femoris
- 関
- 下肢、下腿
[★]
- 英
- artery (Z)
- ラ
- arteria
- 関
- 静脈