- 英
- Leriche syndrome, Leriche's syndrome
- 同
- 大動脈分岐部慢性閉塞症 chronic occlusion of the terminal abdominal aorta、腹部大動脈分岐部閉塞症 (YN)
- chronic aortoiliac occlusive disease
- (国試)Leriche症候群
- 関
- 大動脈腸骨動脈閉塞症
[show details]
ルリッシュ症候群 : 94 件
ルリーシュ症候群 : 39 件
レーリッヘ症候群 : 約 5 件
ルリッシ症候群 :
ルリッシュ症候群 : 71 件
レリシュ症候群 : 15 件
ルリィシュ症候群 : 2 件
ルリーシュ症候群 : 34 件
ルリッシ症候群 Leriche :
ルリッシュ症候群 Leriche : 25 件
レリシュ症候群 Leriche : 5 件
ルリィシュ症候群 Leriche :
ルリーシュ症候群 Leriche : 16 件
- 腹部大動脈下部から総腸骨動脈領域に慢性的な血栓性動脈閉塞を来す疾患の総称。
- 比較的若い男性に多い(YN.C-155)。35-60歳の男性(医学事典)
- 病因:直接の原因は血栓、塞栓による。多くは高度の動脈硬化(粥状硬化)によるものが多い。原因疾患は閉塞性動脈硬化症、大動脈炎症候群など。
- 腰部・両側下肢の易疲労感、間欠性跛行、両側下肢の筋萎縮・蒼白・疼痛・冷感・脱毛、両側下肢動脈拍動の減弱・消失、陰茎勃起困難(陰萎) ← 壊死・潰瘍はない。静脈の血栓塞栓、静脈炎じゃないから?
- 治療:血栓内膜摘除術、閉塞部切除Y型人工血管置換移植術(Y型グラフトによるバイパス術)、(全身状態不良例に対して)腋窩動脈-両総大腿動脈人工血管バイパス移植術、経皮経管血管形成術(PTA)
国試
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 177)ルーリッシュ症候群に腎動脈狭窄を合併した症例に対するカテーテル治療(第102回日本循環器学会近畿地方会)
- 滝瀬 博仁
- Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 71(Supplement_II), 923, 2007-04-20
- NAID 110006450302
- 94)ルーリッシュ症候群に対するカテーテル治療(第101回日本循環器学会近畿地方会)
- 飯田 修,南都 伸介,上松 正朗,両角 隆一,小谷 順一,粟田 政樹,大西 俊成,井藤 紀明,大島 英子,南口 仁,赤堀 宏州,永田 正毅
- Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 70(Supplement_III), 1225, 2006-10-20
- NAID 110006188756
- 熱傷を契機として皮膚壊死を生じたルーリッシュ症候群の1例
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- arteriosclerosis obliterans, ASO
- 関
- 慢性動脈閉塞症、ルリッシュ症候群 Leriche症候群
定義
疫学
- 50歳以上の中年男性に多く、1-3%と報告されている。
診断基準
- 糖尿病大血管障害研究会
- (1)または(2)
- (3)+Minor criteria1つ以上
Major Criteria
- 血管造影にて閉塞が著明である
- API=0.8以下:(API=Ankle pressure index)
- 虚血による間欠性跛行 or 安静時痛
Minor Criteria
- 動脈拍動の減弱・欠損
- 壊疽・潰瘍の存在または既往
- 四肢動脈の著しい石灰化
リスク因子
- 年齢:加齢に伴いASOの罹患率が上昇し、60歳以上では1-3%、70歳以上では2-5%とされている。
- 性別:男性は女性に比べて1-2倍リスクが高い。
- 喫煙:オッズ比が3-4倍と高い。喫煙本数と重症度が比例している。禁煙によって発症頻度が低下する。
- 糖尿病:オッズ比が3-4倍と高い。
- 高血圧:オッズ比は1.5-2倍とされている。
- 脂質異常症:有意なリスクファクターであるが、発症の寄与度としては高血圧や糖尿病より小さい
- 冠動脈疾患 CAD:冠動脈に有意な狭窄が確認された患者においてABI0.9未満の頻度は13-19%。
- 脳血管疾患 CVD:脳卒中患者において、ABI0.9未満の割合は18.8%。
- 透析:ABI 0.9%未満の頻度は15-24%、ABI 1.3以上の異常高値は10%程度に認めた。
- その他:慢性腎臓病、CRP高値、高ホモシステイン血漿、血漿フェブリノーゲン高濃度がか指摘されている。
検査
分類
鑑別
|
ASO
|
TAO
|
好発年齢と性差
|
中高年の男性 (50歳以上)
|
若年男性 (20-40歳)
|
全身性合併症 (基礎疾患)
|
高血圧,糖尿病,脂質異常症
|
なし
|
好発部位
|
大動脈分枝部~大腿動脈 (下肢の中枢側)
|
膝窩動脈以下 (下肢の末梢側)
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遊走性静脈炎
|
なし
|
あり
|
喫煙
|
危険因子の一つ
|
増悪
|
血管造影
|
虫食い像、動脈壁硬化
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先細り像、Corkscrew状側副路。多発性分節的閉塞(閉塞は途絶状)
|
石灰化
|
多い
|
少ない
|
予後
|
不良
|
良好
|
治療
- 運動療法:歩行など。血管の側副路の発達などにより歩行距離の延長
- 薬物療法
- PTA:カテーテルにより血栓溶解(ウロキナーゼ)、血栓吸引、ステント留置術など
- バイパス術:適応は急性閉塞。大動脈-腸骨動脈・大腿動脈などPTAの困難例
- 外科手術:広範囲の潰瘍・壊死性病変、感染を伴う例では肢切断。
- 細胞移植治療:ASO による慢性重症の虚血で、PTA やバイパス術が適応できない場合には、自己骨髄細胞移植治療が試みられる。
|
ASO
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L-SCS
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発生部位
|
腓腹部
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大腿後面、下腿外側
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症状変動
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あまりない
|
変動有り
|
改善
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急速で速やかに改善 たったままで治る
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時間がかかる 座位(前屈)で軽減
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頻度
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少
|
多
|
ガイドライン2015に基づく治療
- 末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン(2015 年改訂版)
-
- 高血圧:(クラスI)降圧目標は140/90mmHg未満、CAD/CVDがなければ130/80mmHgを目標とする。β遮断薬の使用は差し支えない。
- 脂質異常症:(クラスI)LDL-Cの管理目標は120mg/dL未満としてスタチンを導入する。(クラスIIa)低HDL-Cと高TGを有する場合にはフィブラート系薬やEPA製剤の投与を考慮する。
- 糖尿病・肥満・メタボリックシンドローム:(クラスI)糖尿病、高血圧、肥満、喫煙などのリスクファクターを早期から厳格にコントロールする。
- 喫煙:禁煙状況や禁煙医師の評価を行い、適宜カウンセリングし薬物療法、行動療法を含めた禁煙治療を行う。
- 血小板薬の適応:(クラスIIa)症候性ASO患者に対して、CVD/CAD予防のためにアスピリンやクロピドグレルを投与する。脳卒中の二次予防のためにはシロスタゾールを投与する。
- 冠動脈疾患合併:(クラスI)CADを有するASO患者に対してoptimal medical therapy(生活習慣改善指導、血圧・血糖・脂質コントロール、抗血小板薬・β遮断薬・RA系阻害薬・スタチン処方、基礎心疾患の介入)を行う。
- 脳血管疾患合併:(クラスIIa)症候性ASO患者に対して脳卒中予防のために抗血小板薬を投与する。
- 無症候性:(クラスI)無症候性ASO患者に動脈硬化のリスク管理と生活習慣の改善を行う;無症候性ASO患者の下肢予後は良好とされているが、5年後の生命予後は健常者と比べて有意に不良であることから動脈硬化性疾患の発症予防に努める必要がある。
- 有症候性:間欠性跛行
- 観血的歩行患者には初期治療として監視下運動療法を行う。
- 心不全のない間欠性歩行患者にシロスタゾールを投与する。
- 運動療法や薬物療法による跛行の改善が不十分な場合には血行再検の適応がある。
参考
- http://mymed.jp/di/zh8.html
ガイドライン
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_shigematsu_h.pdf
- 2. INTER-SOCIETY CONSENSUS FOR THE MANAGEMENT OF PERIPHERAL ARTERIAL DISEASE (TASC II)
- http://www.tasc-2-pad.org/upload/SSRubriqueProduit/Fichier2/597.pdf
- 3.末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン(2015 年改訂版)
- https://www.j-circ.or.jp/old/guideline/pdf/JCS2015_miyata_h.pdf
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候