出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/01/19 23:38:10」(JST)
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膝 | |
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膝の解剖図
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膝のMRI像
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ラテン語 | articulatio genu |
英語 | Knee |
器官 | 運動器 |
神経
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大腿神経
閉鎖神経 |
膝(ひざ)は脚(足)の関節部で、腿(もも)と脛(すね)とを繋ぐ部分のことを指す。膝の前面を膝頭(ひざがしら)、膝小僧(ひざこぞう)という。後面はひかがみ(膕、引屈)という。
膝は足裏以外では接地することが多い部位である。たとえばかかとを挙げ、つま先と膝をついて座る座り方は「跪く」と言い、多くの民族に見られる。つま先を伸ばして足の甲と膝をつくのを正座という。いずれも改まった場、あるいはへりくだった姿勢を示す。這う場合も足裏ではなく膝をつく。転ぶ場合には膝からぶつかることも多い。
膝の関節は、「大腿骨と脛骨で作られる関節」と、「大腿骨と膝蓋骨で作られる関節」とで形成される。このうち、大腿骨と脛骨で作られる関節は螺旋関節といわれる1軸性の関節形態を成している。膝関節は、腕における肘関節に対応する。
日本語で膝という場合は、膝頭の上部の大腿部(もも)の前面を含めることがある。欧米の言語には、大腿部前面の座った時に水平になる部分を指す言葉(英語のlap(ラップ)など)があるが、日本語にはそれに一対一に対応する言葉はなく、通常は「膝」という。
膝枕は膝頭ではなく腿を枕のようにすることである。腿の上(lap top)に乗せて使うラップトップパソコンは、日本語では「膝上パソコン」と訳された。
人間以外の動物についても、人間の膝に似ているものは「膝」と称される。四足で歩く動物については、前脚・後脚とも関節部は膝と呼ばれる。昆虫の脚の関節もそうである。ただし、「膝」と称されるものであっても、必ずしも人間の膝に対応する器官であるとは限らない。例えばウマやイヌなどで膝のように見える箇所はかかとに対応するものであり、膝に対応するものは脚のつけ根にある。
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筋枝:下腿の前区域、後区域の全ての筋、足背の筋 皮枝:下腿前面の外側、足背}
支配神経根 | 責任椎間高位 | 深部反射 | 感覚領域 | 支配筋 |
L4 | L3-4 | 膝蓋腱反射 | 膝蓋骨の内側近辺 | 大腿四頭筋 |
L5 | L4-5 | 膝蓋骨下外側から母趾にかけて下方に斜行 | 前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋 | |
S1 | L5-S1 | アキレス腱反射 | 小趾 | 下腿三頭筋、長母趾屈筋、長趾屈筋 |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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