- 英
- pseudomembranous、submembranous
- 関
- 膜下
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Japanese Journal
- 臨床経験 VCM注腸が著効した重症偽膜性腸炎の一例
- 藤塚 健次,中野 実,大塚 修,高橋 栄治,中村 光伸,宮崎 大,小倉 崇以,原澤 朋史
- 日本集中治療医学会雑誌 22(2), 117-121, 2015
- … 原因精査にてClostridium difficileトキシン陽性,大腸内視鏡検査で偽膜形成を認めたことから,劇症型偽膜性腸炎,敗血症性ショックと診断した。 … 劇症型偽膜性腸炎は,致死率が高く,外科的治療を施行しても救命できない症例が多い。 …
- NAID 130004846934
- 病態からみた薬剤性下部消化管障害の臨床像 (第5土曜特集 くすりの副作用のすべて) -- (病態からみたくすりの副作用)
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- Q1:偽膜性大腸炎とはどのような病気ですか? Q2:偽膜性大腸炎ではどのような症状がでますか? Q3:偽膜性大腸炎をおこす可能性のある薬剤は何でしょうか? Q4:偽膜性大腸炎の治療法はどうなっていますか?
- 概要 偽膜性腸炎は、急性出血性腸炎、MRSA腸炎とともに抗菌薬関連腸炎の一つである。抗生物質の投与がClostridium difficileの増殖を加速し、放出された毒素が傷害性を発揮し偽膜性大腸炎を発症する1)。Clostridium difficileは大型 ...
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- 偽膜性
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- pseudomembranous enterocolitis, pseudomembranous enteritis
- ラ
- enterocolitis pseudomembranacea
- 関
- 偽膜性大腸炎 pseudomembranous colitis PMC
まとめ
- 抗菌薬の投与後に下痢や腸炎をきたす疾患であり、偽膜性腸炎の90%はClostridium difficileによるとされる。危険因子として長期入院、高齢、基礎疾患、抗菌薬、電子直腸体温計、経腸栄養、外科手術、腸管の蠕動運動が関与しており、原因となるClostridium difficileは内因性と外因性の両方が関与している。原因となる抗菌薬には第3世代のセフェム系(セフトリアキソン、セフタジジム、セフォタキシム)が多く、クリンダマイシン、アンピシリンも原因となる。発症は抗生物質の摂取から数日後である。症状は無症状から劇症型腸炎まで幅広い。また、発熱、腹痛、白血球増加が認められる(感染症で白血病領域まで白血球が増加する疾患は偽膜性腸炎と百日咳)。このほか、悪心、倦怠感、低蛋白血症、大腸出血、大腸穿孔、腸軸捻転症もありうる。診断には「(1)過去60日以内に抗菌薬を使用歴がある」あるいは「(2)入院後72時間以上経過した後の下痢」を満たした上で、糞便からの毒素の検出・内視鏡による偽膜の確認を行う。治療は抗菌薬の中止、絶食、輸液をおこなう。薬物療法としてはバンコマイシンの経口投与が第一選択であり、第二選択はメトロニダゾールである。止痢薬は中毒性巨大結腸症を誘発させうるので禁忌とされる。(IRE.691 YN.A-70)
偽膜とはなんぞや
- 黄白色をなし、フィブリン・壊死組織等からなる(YN.A-70)
症状
- YN.A-70
- 水様性下痢(時に血性)、腹部鈍痛、下腹部膨満感
- 重症例:発熱・ショックなどの全身症状、低蛋白血症、低カリウム血症、中毒性巨大結腸症
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- pseudomembranous conjunctivitis
- 関
- 結膜炎
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- 英
- pseudomembranous enterocolitis
- 関
- 偽膜性腸炎、偽膜性大腸炎、抗生物質起因性大腸炎
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- pseudomembranous candidiasis
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- membranous、membraneous
- 関
- 膜状
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- 英
- pseudomembrane, false membrane