- 英
- rotavirus
- 関
- ウイルス
特徴
ウイルス学
感染症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/06 12:08:08」(JST)
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ロタウイルス |
電子顕微鏡によるロタウイルス(スケールバー100nm)
|
分類(ウイルス) |
群 |
: |
第3群(2本鎖RNA) |
科 |
: |
レオウイルス科 Reoviridae |
属 |
: |
ロタウイルス Rotavirus |
種 |
: |
A, B, C, D, E, F & G |
|
ロタウイルス (Rotavirus) は、レオウイルス科の一種のウイルス。1973年に見つかった。2層のタンパク質の殻に覆われた2本鎖RNA (double-strand RNA) ウイルス。
一般に乳児下痢症・嘔吐下痢症の原因としても知られている。アメリカ合衆国では年間50万人以上が主に下痢症状で受診し、特に小児は重篤な下痢を起こし易く、罹患患者の10%は入院となる。地域差があると考えられるが世界で毎年約70万人程度が亡くなっていると考えられている[1]。
目次
- 1 分類
- 2 臨床像
- 3 検査
- 4 予防
- 5 関連
- 6 脚注
- 7 外部リンク
分類
内殻タンパク (VP6) の抗原性によりA~G群に分類される。
- A群はヒト、サル、ウマ、トリ、イヌ、ブタ、マウス
- B群はヒト、ブタ、ウシ、ラット
- C群はヒト、ブタ
- D群はブタ、ウサギ、鳥類
- E群はブタ
- FおよびG群は鳥類を宿主とする
臨床像
感染経路は全て経口。
- 潜伏期24~72時間(1~3日)、下痢症状は3~9日継続し乳児のウイルス性下痢症・感染性胃腸炎の原因ウイルスとして重要。中枢神経にも影響し合併症として、痙攣、脳炎、髄膜炎、脳症[2]、ライ症候群、ギラン・バレー症候群、出血性ショック脳症症候群をおこすこともある。
- 冬季に流行し、多くは白色の水様下痢を生じ白色便性下痢症と呼ばれることもあるが、白色になるとは限らない[3]。便の状態は、「米のとぎ汁のよう」と表現される事もある。激しい下痢のため脱水に陥りやすく、経口補水や輸液により水分の補給を行う。
- 糞口感染を起こすことも多く、感染予防には手洗いが重要である。
- 医療従事者は、患者の嘔吐物や糞便を処理するときのみでなく、患者の処置や診察時に標準予防策および接触感染予防策を講じて、他の患者に接する前および他のエリアに移動する前には必ず手袋やガウンを外し、手洗いを行うようにしなければならない。(universal precaution)
- 特異的な治療法はなく、対症療法が行われる。下痢止め薬は症状の回復を遅らせるため使用しない。
検査
糞便中ロタウイルス抗原を迅速に検査できるようになった。(ロタ診断薬:ラピッドエスピー《ロタ》(DSファーマバイオメディカル株式会社)、ラピッドテスタ®ロタ・アデノなど)
予防
手洗い、充分な加熱。吐物・糞便の始末の後、適切な消毒を要する。アルコールは無効なため、次亜塩素酸ナトリウム液などで消毒すべきである。ノロウイルスほど感染力は強くはないが、ほぼ同様の予防策を講じるべきであろう。
ワクチンとして、ロタリックス(Rotarix; グラクソ・スミスクライン)およびロタテック (RotaTeq; MSD) が存在し、重症ロタウイルス下痢症乳児の大幅な減少成果を認め[4]、共にコクランのレビューで発症阻止能が認められている[5]。1990年代に使用されていたワクチン (RotaShield) の副反応として腸重積が多発したことが報告されていたが[1]、2006年頃以降市場に出ているワクチンと腸重積との関連性は認められていない。しかし、腸重積の既往のある子どもの場合、再発することがあるので、注意は必要である。ワクチンは生後2, 4, 6ヶ月に経口接種となる。生後6週から接種可能で、接種間隔は4~8週。3回目の接種を生後8ヶ月までに完了させる。ロタウイルス・ワクチン接種前後の接触制限はない。
関連
脚注
- ^ a b ロタウイルスの最近の話題 モダンメディア 2006年12月号(第52巻12号)
- ^ ロタウイルス感染に関連した急性脳症の 1例 日大医学雑誌 Vol.67 (2008) No.5 P304-308
- ^ 【ロタウイルス感染症】急変リスク高い胃腸炎 日経メディカルオンライン 記事:2012年12月19日 閲覧:2014年1月7日
- ^ 谷口 孝喜:ヒトロタウイルスワクチン ウイルス Vol.62 (2012) No.1 p.87-96
- ^ Soares-Weiser K, Maclehose H, Bergman H, et al. (2012). "Vaccines for preventing rotavirus diarrhoea: vaccines in use". In Soares-Weiser, Karla. Cochrane Database Syst Rev 11: CD008521. doi:10.1002/14651858.CD008521.pub3. PMID 23152260.
外部リンク
- ロタウイルス IASR Vol.35 No.3(No.409) March 2014 国立感染症研究所 病原微生物検出情報
- ロタウイルス感染症 愛媛県立衛生環境研究所 愛媛県感染症情報センター
- ロタウイルス関連脳炎・脳症における臨床症状と神経学的後遺症の関連 (PDF) 小児感染免疫第20巻第1号
ウイルスの分類(ボルティモア分類) |
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DNA |
I: 2本鎖DNAウイルス (dsDNA) |
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カウドウイルス目
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マイオウイルス科 - サイフォウイルス科 - ポドウイルス科
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有エンベロープ: ヘルペスウイルス科 - ポックスウイルス科 無エンベロープ: アデノウイルス科 - パピローマウイルス科 - ポリオーマウイルス科
未分類: アスコウイルス科 - アスファウイルス科 - バキュロウイルス科 - コッコリスウイルス科 - コルチコウイルス科 - フセロウイルス科 - グッタウイルス科 - イリドウイルス科 - リポスリクスウイルス科 - ニマウイルス科 - フィコドナウイルス科 - プラズマウイルス科 - ルディウイルス科 - テクティウイルス科
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II: 1本鎖DNAウイルス (ssDNA) |
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有エンベロープ: パルボウイルス科(パルボウイルスB19)
未分類: サーコウイルス科 - ジェミニウイルス科 - イノウイルス科 - ミクロウイルス科 - ナノウイルス科
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RNA |
III: 2本鎖RNAウイルス (dsRNA) |
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レオウイルス科(ロタウイルス) - ビルナウイルス科 - クリソウイルス科 - シストウイルス科 - ハイポウイルス科 - パルティティウイルス科 - トティウイルス科
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IV: 1本鎖RNA+鎖 ((+)ssRNA) |
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ニドウイルス目
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コロナウイルス科 - アルテリウイルス科 - ロニウイルス科
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トガウイルス科(風疹ウイルス) - フラビウイルス科 - ピコルナウイルス科(エンテロウイルス, ライノウイルス) - カリシウイルス科 - アストロウイルス科 - へペウイルス科 - バルナウイルス科 - ブロモウイルス科 - カルシウイルス科 - クロステロウイルス科 - コモウイルス科 - ディシストロウイルス科 - フレキシウイルス科 - レビウイルス科 - ルテオウイルス科 - マルナウイルス科 - ナルナウイルス科 - ノダウイルス科 - ポティウイルス科 - セキウイルス科 - テトラウイルス科 - トンブスウイルス科 - ティモウイルス科
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V: 1本鎖RNA-鎖 ((−)ssRNA) |
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モノネガウイルス目
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パラミクソウイルス科 - ラブドウイルス科 - フィロウイルス科 - ボルナウイルス科
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オルトミクソウイルス科 - アレナウイルス科 - ブニヤウイルス科
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逆転写 |
VI: 1本鎖RNA逆転写ウイルス(ssRNA-RT) |
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レトロウイルス科 - メタウイルス科 - シュードウイルス科
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VII: 2本鎖DNA逆転写ウイルス (dsDNA-RT) |
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ヘパドナウイルス科 - カリモウイルス科
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- 先生にきく からだのしくみ 冬の下痢に気をつけよう : ノロウイルス・ロタウイルス
- ロタウイルスワクチン (第1土曜特集 小児用ワクチンUpdate) -- (予防接種各論)
Related Links
- 10~100個くらいのロタウイルスが口から入ることで感染します。ロタウイルスは、ロタウイルスによる胃腸炎の患者の便に大量に含まれています。患者の便を処理した後、たとえ十分に手洗いをしても、手や爪に数億個ものウイルスが ...
- ロタウィルスによる非常に感染力の強い病気で、免疫のない小児では6ヶ月~2歳くらいまでに必ずと言っていいほど経験する病気。 水のような多量の下痢便がで、便の色も白っぽくなることから、白色便性下痢とも言われる。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ロタリックス内用液
組成
製法の概要
- 本剤は、G1P[8]に属するヒトロタウイルス(89-12株)のクローンである弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株)をアフリカミドリザル腎臓由来のVero細胞で培養増殖させ、得たウイルス液を精製し、添加剤を加えた内用液剤である。
本剤は、製造工程でブタの膵臓由来成分(トリプシン)及びウシの乳由来成分(無水乳糖)を使用している。また、製造工程の極めて初期の段階(Vero細胞のセルバンク作製時)において、仔ウシの血液由来成分(血清)、ウシとブタの骨抽出成分(アミノ酸類)及びウシの乳由来成分(ラクトアルブミン加水分解物)を使用している。
組成
- 本剤は、1.5mL中に下記の成分・分量を含有する。
有効成分
- 弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株) 6.0log10 CCID50以上
安定剤
緩衝剤
緩衝剤
希釈剤
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の接種後に本剤又は本剤の成分によって過敏症を呈したことがある者
- 腸重積症の発症を高める可能性のある未治療の先天性消化管障害(メッケル憩室等)を有する者
- 腸重積の既往のある者
- 重症複合型免疫不全(SCID)を有する者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 本剤はロタウイルスG1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4P[8]、G9P[8]に対する予防効果が示唆されている。
- 他のウイルスに起因する胃腸炎を予防することはできない。
- 乳児に通常、4週間以上の間隔をおいて2回経口接種し、接種量は毎回1.5mLとする。
接種対象者・接種時期
- 生後6週から初回接種を開始し、少なくとも4週間の間隔をおいて2回目の接種を完了する。遅くとも生後24週までには接種を完了させること。また、早期産児においても同様に接種することができる。
接種方法
- 本剤は経口接種だけに限り、絶対に注射してはならない。
- 接種直後にワクチンの大半を吐き出した場合は、改めて本剤1.5mLを接種させることができる。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔をおいて本剤を接種すること。ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往がある者
- 免疫機能に異常がある疾患を有する者及びそのおそれがある者、免疫抑制をきたす治療を受けている者、近親者に先天性免疫不全症の者がいる者[「重要な基本的注意」及び「臨床成績」の項参照]
- 胃腸障害(重度又は慢性の胃腸疾患、感染原因を問わない感染性胃腸炎等)を有する乳児における本剤の有効性及び安全性は確立していないので、予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
- 1歳1か月の男児。嘔吐と発熱とを主訴に来院した。
- 現病歴 : 2日前の夕方から嘔吐が出現した。昨日、発熱し、嘔吐が頻回になったため近医を受診した。制吐薬を処方されたが服用できず、白色下痢も加わった。水分も摂取できなくなった。
- 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 意識は清明だがぐったりしている。身長72 cm、体重10.3 kg(1週前の1歳児健康診査では11.0 kg)。体温 39.2 ℃。呼吸数 26/分。脈拍 140/分、整。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:比重 1.025、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体3+。血液所見:赤血球 450万、Hb 12.3 g/dl、Ht 40 %、白血球 14,900(桿状核好中球 11%、分葉核好中球 62%、単球 3%、リンパ球 24%)、血小板 49万。血液生化学所見:血糖 88 mg/dl、総蛋白 6.6 g/dl、尿素窒素 15 mg/dl、クレアチニン 0.4 mg/dl、尿酸 6.9 mg/dl、総ビリルビン0.4 mg/dl、AST 66 IU/l、ALT 31 IU/l、LD 630 IU/l(基準260~530)、Na 133 mEq/l、K 4.4 mEq/l、Cl 90 mEq/l。CRP 1.3 mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [103H033]←[国試_103]→[103H035]
[★]
- 次の文を読み、1~3の問いに答えよ。
- 34歳の男性。急速に強くなった腹痛のため搬入された。
- 現病歴: 昨日、夕食を午後8時に摂取した。午後11時ころに臍部を中心とした腹痛があり、最初は普通便、続いて水様便が始まり、夜間にも3回排便があった。妻もその頃から下痢を認めていた。今朝は朝食を摂取せず出社した。出社後、腹痛が周期性となり、血液の混じった粘液便を2回認めた。痛みのためうずくまっていたため、同僚が救急隊を要請した。
- 既往歴: 特記すべきことはない。
- 生活歴: 飲酒はビール1本を週に1回。喫煙はない。最近1年の海外渡航歴はない。
- 現症: 意識は清明。顔貌は苦悶様。身長165cm、体重64kg。体温38.3℃。脈拍96/分、整。血圧106/80mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [101E001]←[国試_101]→[101E003]
[★]
- 9歳の男児。発熱、腹痛および下痢を主訴に来院した。夏休みに少年野球の合宿に参加していた。合宿から帰宅した翌日の昼から38℃台の発熱、強い腹痛および頻回の水様下痢があり、血便が認められることもあったという。診察の結果、入院が必要と判断された。さらに患児以外の6名の少年が同様の症状を訴え入院となった。症状を有する全員が前日の昼に合宿打ち上げのバーベキューパーティーで鶏肉を食べたという。入院時の血液所見:赤血球425万、Hb 13.5g/dl、Ht 42%、白血球13,200(桿状核好中球8%、分葉核好中球66%、単球3%、リンパ球23%)、血小板24万。CRP 9.3mg/dl。腹部は平坦、軟で、腸雑音は軽度亢進している。臍周囲に圧痛を認める。入院2日目に腹痛と血便とは消失し、体温も37℃台と解熱傾向にある。
- 原因と考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D056]←[国試_107]→[107D058]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098H069]←[国試_098]→[098H071]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G060]←[国試_098]→[098G062]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100B068]←[国試_100]→[100B070]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [112B049]←[国試_112]→[112C002]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 関
- ノロウイルス、ノーウォークウイルス
病原体
疫学
- 学童期以降成人のウイルス性胃腸炎、ウイルス性食中毒の原因ウイルス
- 10月-4月
- 日本では生ガキを喫食するため
顕性
- Approximately 50% of persons challenged with Norwalk virus become ill and acquire short-term immunity against the infecting strain.(HIM.1206)
潜伏期
感染経路
- 糞口感染
- 嘔吐物が乾燥し、エアロゾルとなって経口的に感染しうる
- 呼吸器を介して感染しない
- 小腸の上皮細胞で増殖
症状
- 脱水により重症化することはまれ
- 発熱は38℃をこれることはまれ
HIM.1205
- 平均24時間(12-72時間)の潜伏期を経て、胃腸炎を突然発症。経過は12-60時間。
- 消化器症状:悪心・嘔吐、腹部疝痛、下痢
- 全身症状:頭痛、発熱、悪寒、筋痛
- 症状の重症度:ロタウイルス>ノロウイルス>サポウイルス
経過
- 1-3日で回復
- 回復後3-7日間は糞便中にウイルスを排出し続ける
治療
検査
- 便:軟便~水様便、×血便、粘液便、白血球なし (HIM.1205)
- 血液:血球数異常なし、時に白血球増多+相対的リンパ球減少 (HIM.1205)
予防
予後
- 死亡は稀。死亡する場合、脱水による(老衰している老人など)。(HIM.1205)
[★]
- 英
- infantile diarrhe aand vomiting
- 関
- 脱水
概念
病因
[★]
[★]
- 関
- ワクチン類、ロタウイルス
- 弱毒生ロタウイルス株(WI79-9株、SC2-9株、WI78-8株、BrB-9株、WI79-4株)の生ワクチン。5価ワクチン。
[★]
- 英
- infantile diarrhea
- 同
- 急性消化不良症 acute dyspepsia
- 関
- ロタウイルス
[★]
- 英
- rotavirus infections, rotavirus infection
- 関
- 乳幼児下痢症、ロタウイルス
国試
[★]
- 英
- rotavirus enteritis
- 関
- ロタウイルス性腸炎
[★]
- 英
- rotavirus infection
- 関
- ロタウイルス感染症
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
- tau
- 関
- タウ蛋白質