5-ホスホリボシル1α-二リン酸
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/22 09:30:12」(JST)
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| ホスホリボシルピロリン酸 | 
 | 
| 識別情報 | 
| CAS登録番号 | 
7540-64-9 | 
| PubChem | 
7339 | 
| MeSH | 
Phosphoribosyl+pyrophosphate | 
| 特性 | 
| 化学式 | 
C5H13O14P3 | 
| モル質量 | 
390.07 g/mol | 
| 特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 | 
ホスホリボシルピロリン酸(ホスホリボシルピロリンさん、Phosphoribosyl pyrophosphate)は糖リン酸の一つ。リボース-5-リン酸からリボース-リン酸ジホスホキナーゼによって作られる。
反応
ホスホリボシルピロリン酸はいくつかの反応でリン酸エステルを転移させる役割を持っている。
| 酵素 | 
反応物 | 
生成物 | 
| アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ | 
アデニン | 
AMP | 
| ヒポキサンチン-グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ | 
グアニン | 
GMP | 
| ヒポキサンチン-グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ | 
ヒポキサンチン | 
IMP | 
| オロト酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ | 
オロト酸 | 
OMP | 
| ウラシルホスホリボシルトランスフェラーゼ | 
ウラシル | 
UMP | 
関連項目
| 
ヌクレオチドの代謝中間体 | 
 
 | 
 
| プリン代謝 | 
| 
 同化 
 | 
R5P→IMP: R5P ·  PRPP ·  PRA ·  GAR ·  FGAR ·  FGAM ·  AIR ·  CAIR ·  SAICAR ·  AICAR ·  FAICAR 
IMP→AMP: アデニロコハク酸 
IMP→GMP: キサンチル酸  
 | 
 
 | 
 
| 
 異化 
 | 
 ヒポキサンチン ·  キサンチン ·  尿酸 ·  5-ヒドロキシイソ尿酸 
 | 
 
 
 | 
 
 | 
 
| ピリミジン代謝 | 
| 
 同化 
 | 
 カルバモイルリン酸 ·  カルバモイルアスパラギン酸 ·  4,5-ジヒドロオロト酸 ·  オロト酸 ·  オロチジン-5'-一リン酸 ·  ウリジル酸 
 | 
 
 | 
 
| 
 異化 
 | 
 ウラシル: ジヒドロウラシル ·  3-ウレイドプロピオン酸 ·  β-アラニン 
チミン: ジヒドロチミン ·  β-ウレイドイソ酪酸 ·  3-アミノイソ酪酸 
 | 
 
 
 | 
 
 
 | 
 
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 液体クロマトグラフィー -タンデム質量分析法による赤血球中ホスホリボシルピロリン酸の定量法の開発
 
- 市田 公美
 
- 日本薬理学雑誌 136(6), 321-324, 2010-12-01
 
- … リン体の<I>de Novo</I>合成系が亢進し高尿酸血症をきたす.また同時に,遊離脂肪酸が増加し,肝臓でのインスリン抵抗性が惹起され,インスリンに制御されている酵素活性の低下を介し,ホスホリボシルピロリン酸の合成が亢進し,プリン体の生合成系が亢進する機序も想定されている.一方,フルクトース摂取がメタボリックシンドロームを来しやすいことは知られている.同時に,このフルクトースが肝臓 …
 
- NAID 10027909330
 
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- 財団フェローのLiam WyattがMLA(博物館、図書館などの機関・施設)とウィキ  メディアンの共同作業について横浜(11日)と京都(13日)で講演を行ないます(詳細).   ホスホリボシルピロリン酸. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動:   案内, 検索 ...
 
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★リンクテーブル★
  [★]
- 英
 
- hyperuricemia
 
- 同
 
- 尿酸過剰血症
 
- 関
 
- 尿酸 uric acid、血清尿酸、痛風
 
概念
- 尿酸の血漿中溶解度を考慮し、男女を問わず血清尿酸値7.0mg/dlを超える状態(医学事典)
 
病因
- 
- von Gierke病
 
- 多血症、慢性骨髄性白血病 ← 乳酸過多による尿酸クリアランスの低下???、核酸分解産物の増加
 
 
- 続発性:利尿薬(サイアザイド系利尿薬、ループ利尿薬(フロセミド))
 
HIM.2445
- 
 
ガイドライン
- http://www.tukaku.jp/tufu-GL2.pdf
 
治療
治療開始基準
- 腫瘍崩壊症候群の予防
 
- 無症候性持続性高尿酸血症(9mg/dl) ← これをトリガーにして治療するのは、ないわー、と言われている。
 
生活食事療法
回避すべき食習慣
- 肉(レバー、ホルモン、砂肝など)、魚類(エビ、カツオなど)、菓子パンの過剰摂取
 
- ビール、紹興酒など酒類: (禁酒週に2回。1日ビール500ml以下、日本酒1合以下、ウイスキー60ml以下
 
- 果糖/ジュースの採りすぎ
 
- カロリーの過剰摂取
 
尿酸を下げる食事
参考
- http://www.nmt.ne.jp/~nagioo/gout.htm
 
  [★]
- 英
 
- phosphoribosylpyrophosphate,5-phosphoribosyl 1-pyrophosphate ,PRPP
 
- 同
 
- 5-ホスホリボシル1-ピロリン酸、ホスホリボシルピロリン酸 phosphoribosyl pyrophosphate、5-ホスホリボシル1-二リン酸 5-phosphoribosyl 1-diphosphate
 
  [★]
ホスホリボシルピロリン酸
  [★]
- 英
 
- phosphoribosyl pyrophosphate synthetase
 
- 関
 
- ホスホリボシルピロリン酸合成酵素
 
  [★]
- 英
 
- phosphorus P
 
- 関
 
- serum phosphorus level
 
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
 
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
 
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
 
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
 
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
 
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
 
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
 
- 腎より排泄される。
 
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
 
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
 
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
 
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
 
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
 
  [★]
- 英
 
- acid
 
- 関
 
- 塩基
 
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
  [★]
- 英
 
- phospho
 
- 関
 
- フォスフォ、ホスフォ、リン酸