- 英
- prolonged eosinophilic pneumonia
- 関
- 慢性好酸球性肺炎
UpToDate Contents
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- 好酸球性肺炎の定義は,血中の好酸球増加を伴う肺 浸潤影をきたし,気管支肺胞洗浄液や組織検査にて肺 への好酸球浸潤増加が証明されることであり,本病態 によってひきおこされる咳,発熱,呼吸困難などの臨 床症状の原因となる ...
- 治療 好酸球性肺炎の治療の基本は、ステロイドの投与になります。発症時の呼吸状態が重症な例に対しては、ステロイドのパルス療法と呼ばれる大量投与方法が行われます。 病状次第では酸素投与や挿管、人工呼吸管理といった呼吸サポートが必要になることもあります。
- 好酸球性肺炎は白血球の一種である好酸球が関与したアレルギー性の肺炎です。細菌が原因となる一般的な肺炎とは原因および治療が異なります。化学物質やカビなどが原因となることが多いです。急性好酸球性肺炎と慢性好酸球性肺炎
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- chronic eosinophilic pneumonia CEP
- 同
- 遷延性好酸球性肺炎 prolonged eosinophilic pneumonia、特発性好酸球性肺炎 idiopathic eosinophilic pneumonia
[★]
遷延性好酸球性肺炎
[★]
- 英
- pneumonia pneumonitis
- 関
疫学
- 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
- 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
- 死亡者の95%以上が高齢者である。
- 年代と病原体
日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)
- ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
|
年齢階級
|
総数
|
15~
|
25~
|
35~
|
45~
|
55~
|
65~
|
75~
|
85~
|
90~
|
19
|
29
|
39
|
49
|
59
|
69
|
79
|
89
|
|
受療率
|
外来
|
6
|
3
|
4
|
3
|
3
|
6
|
7
|
14
|
21
|
21
|
入院
|
19
|
2
|
3
|
2
|
3
|
7
|
21
|
86
|
309
|
489
|
死亡率
|
男性
|
76.4
|
0.5
|
0.5
|
1.5
|
4.6
|
15.2
|
69.2
|
339
|
2087
|
4317
|
女性
|
62.7
|
0.3
|
0.5
|
0.9
|
1.9
|
5.6
|
22.4
|
144
|
934
|
2291
|
総数
|
69.4
|
0.4
|
0.5
|
1.2
|
3.2
|
10.3
|
44.6
|
249
|
1291
|
2787
|
分類
発症の場
原因
病理
- 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
肺炎の比較
ガイドライン
[★]
- 英
- eosinophil (Z), eosinophile
- 関
- 顆粒球、白血球、好塩基球
組織学
- 酸性色素(エオシン)で染まる顆粒(好酸性顆粒)を持つ → ギムザ染色で赤っぽい顆粒がみえる (HIS.190 図10-3)
- 塩基性の成分が含まれている?
- 二分葉の核 (HIS.197)
- 直径は10-14μm (HIS.197)
- 末梢血
顆粒
-
- 特殊顆粒:主要塩基性タンパク質、好酸性陽イオンタンパク、好酸球由来神経毒素
機能 (HIS.198)
- ヒスタミン、ロイコトリエン、好酸球走化因子と結合して、これに向かって遊走する。
- 抗原抗体複合体の取り込み、およびファゴサイト内での分解
基準値
好酸球数の変化
- 寄生虫感染症、アレルギー疾患(特に、I型アレルギー)
- 喘息、ある種の腫瘍
サイトカイン
- IL-5の受容→好酸球の前駆細胞増殖、前駆細胞から好酸球への分化促進 (HIS.197)
臨床関連
[★]
- 英
- eosinophilic
- 関
- エオシン好性、エオジン好性、好酸球、好酸性、好酸球性
[★]
- 英
- eosinophilic
- 関
- エオシン好性、エオジン好性、好酸、好酸球、好酸性
[★]
- 英
- prolonged、persistent
- 関
- 持続性、持続的、残留性、遺残、遷延