- 英
- ribonuclease、RNase
- 同
- RNA分解酵素、RNアーゼ
- 関
- ヌクレアーゼ
実験
WordNet
- a transferase that catalyzes the hydrolysis of ribonucleic acid (同)ribonucleinase, RNase
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/03/23 21:06:18」(JST)
[Wiki ja表示]
リボヌクレアーゼ(ribonuclease, RNase)はリボ核酸を分解してオリゴヌクレオチドあるいはモノヌクレオチドにする反応を触媒する酵素。ヌクレアーゼの一種で、RNase(RNアーゼまたはRNエース)とも呼ばれる。
あらゆる生物に遍く存在する酵素で、内部からRNAを分解するエンドヌクレアーゼ、外側から分解していくエキソヌクレアーゼの双方が存在する。塩基を識別して分解を行う基質特異性の高いものもあり、種類は多様である。主なものとして塩基の種類を問わないリボヌクレアーゼT2(EC 3.1.27.1)やピリミジン塩基のある部分だけ切断するリボヌクレアーゼA(EC 3.1.27.5)、グアニンの部分のみを分解するリボヌクレアーゼT1(EC 3.1.27.4)などがあげられる。mRNAなどの必要なRNAはリボヌクレアーゼインヒビターと呼ばれるペプチドによってリボヌクレアーゼによる分解をまぬかれている。
リボヌクレアーゼは一次構造が最初に特定された酵素として歴史に残っており、これを決定した三人の化学者はノーベル化学賞を受賞している。
分類
- EC 3.1.27.5 RNase Aは研究に広く使用されるRNaseである。RNase A (たとえばbovine pancreatic ribonuclease A: PDB 2AAS)は研究室で一般に用いられる酵素の中で最も丈夫なもののひとつである。RNase Aを精製する方法のひとつは細胞の抽出物を煮沸しRNase A以外のすべての酵素を変性させるものである。RNase Aは一本鎖RNAの配列に特異的であり、一本鎖のC残基またはU残基(ピリミジン残基)の3'末端を切断して、3'末端リン酸化物を生じる。
- EC 3.1.26.4 RNase H はDNA/RNAハイブリッド二本鎖を形成しているRNAを切断し、一本鎖DNAを生じるリボヌクレアーゼである。RNase Hは非特異的なエンドヌクレアーゼであり、加水分解によってRNA切断を触媒する。酵素に結合した二価金属イオンはその活性を助ける。RNase Hは5'末端リン酸化物を生じる。
- その他
関連項目
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 葉緑体RNAの成熟と寿命--葉緑体RNA編集におけるPPR蛋白質の機能およびmRNA安定性制御の分子機構 (mRNAプログラム--多様性と非対称性の獲得戦略) -- (RNAのプロセシングと編集)
- 自然免疫における遺伝子発現制御--新規リボヌクレアーゼによる炎症応答の調節
Related Links
- リボヌクレアーゼ(ribonuclease, RNase)はリボ核酸を分解してオリゴヌクレオチドあるいはモノヌクレオチドにする反応を触媒する酵素。ヌクレアーゼの一種で、RNase(RNアーゼまたはRNエース)とも呼ばれる。 あらゆる生物に遍く存在する酵素 ...
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 リボヌクレアーゼの用語解説 - リボ核酸 RNAのリボースとリン酸基間の結合を加水分解する酵素をいい,その基質特異性によって RNaseT2 ,RNaseI ,RNaseT1 などいくつかの種類がある。 RNaseT2 は ...
- リボヌクレアーゼ | 詳細 | ニュース 検索 フレッシュアイペディアは、ウィキペディア財団が運営するウィキペディア日本語版に含まれるフリー百科事典の情報及びその関連情報を引用し、提供しております。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
エイムゲン
組成
製法の概要
- 本剤は、アフリカミドリザル腎臓由来細胞(GL37細胞)でA型肝炎ウイルスを培養し、高度に精製し、不活化後安定剤を加え、凍結乾燥したワクチンである。
- なお、本剤は製造工程でウシの血液由来成分(血清)、ウシの膵臓由来成分(デオキシリボヌクレアーゼI、リボヌクレアーゼA)、ブタの膵臓由来成分(トリプシン)を使用している。
組成
- 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.65mLで溶解した液剤0.5mL中に次の成分を含有する。
有効成分
不活化A型肝炎ウイルス抗原(HAV抗原)
添加物
乳糖水和物
添加物
D-ソルビトール
添加物
L-グルタミン酸ナトリウム
添加物
L-アルギニン塩酸塩
添加物
ポリソルベート80
添加物
塩化ナトリウム
添加物
リン酸水素ナトリウム水和物
添加物
リン酸二水素カリウム
添加物
塩化カリウム
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.65mLで溶解し、通常、0.5mLずつを2〜4週間隔で2回、筋肉内又は皮下に接種する。更に初回接種後24週を経過した後に0.5mLを追加接種する。 免疫の賦与を急ぐ場合には、0.5mLずつを2週間隔で2回、筋肉内又は皮下に接種する。しかし、長期に抗体価を維持するためには3回目の追加接種をすることが望ましい。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また、他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
- ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
薬効薬理
- マーモセットにA型肝炎ウイルスを感染させると、トランスアミナーゼが上昇し、発症するが、あらかじめ不活化A型肝炎ワクチンを接種して、能動免疫を与えておいたとき、発症が予防された4)。 ワクチンによって能動免疫を獲得したマーモセットの免疫グロブリン画分でマーモセットを受動免疫したとき、発症が予防された5)。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- eosinophil (Z), eosinophile
- 関
- 顆粒球、白血球、好塩基球
組織学
- 酸性色素(エオシン)で染まる顆粒(好酸性顆粒)を持つ → ギムザ染色で赤っぽい顆粒がみえる (HIS.190 図10-3)
- 塩基性の成分が含まれている?
- 二分葉の核 (HIS.197)
- 直径は10-14μm (HIS.197)
- 末梢血
顆粒
-
- 特殊顆粒:主要塩基性タンパク質、好酸性陽イオンタンパク、好酸球由来神経毒素
機能 (HIS.198)
- ヒスタミン、ロイコトリエン、好酸球走化因子と結合して、これに向かって遊走する。
- 抗原抗体複合体の取り込み、およびファゴサイト内での分解
基準値
好酸球数の変化
- 寄生虫感染症、アレルギー疾患(特に、I型アレルギー)
- 喘息、ある種の腫瘍
サイトカイン
- IL-5の受容→好酸球の前駆細胞増殖、前駆細胞から好酸球への分化促進 (HIS.197)
臨床関連
[★]
- 英
- nuclease
- 同
- 核酸分解酵素
- 関
[★]
リボヌクレアーゼ
[★]
- 英
- ribonuclease A, RNaseA, RNase A
- 同
- RNアーゼA
- 関
- リボヌクレアーゼ
[show details]
[★]
- 英
- ribonuclease protection assay、RNase protection assay
- 関
- リボヌクレアーゼプロテクション法、RNaseプロテクションアッセイ
[★]
- 英
- ribonuclease M23, RNaseM23, RNase M23
- 同
- RNアーゼM23
[★]
- 英
- ribonuclease E, RNaseE, RNase E
- 同
- RNアーゼE