糖分解により乳酸で腸内を酸性にする
→病原菌大腸菌の増殖阻止
→腐敗発酵物のアンモニアの産生抑制
下痢止め作用弱→止瀉薬併用
ラクトミン
antibiotic resistant lactobacillus(耐性乳酸菌ビオフェルミンR)
抗生物質使用時に使う
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/07/29 09:51:51」(JST)
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胃腸薬(いちょうやく)とは、胃および腸の疾患の治療や、症状の緩和に用いられる医薬品の総称である。俗に胃薬(いぐすり)と呼ばれることも多い。
目次
- 1 薬効の違い
- 1.1 胃腸活動抑制型
- 1.2 胃腸活動促進型
- 1.3 その他
- 2 参考文献
薬効の違い
胃腸薬を服用した後にあらわれる薬効の内容としては、胃酸を中和し胃腸の過度な働きを抑制するものと、胃酸の分泌を促進し胃腸の働きを活発にするものとに大別できる。症状にあわない医薬品を選択すると効果がないばかりか、症状を悪化させることとなる。これら両方の効果を持つ複合胃腸薬も市販されている。瀉下薬や止瀉薬も広義の胃腸薬に含まれる。
胃腸活動抑制型
胃酸過多や消化性潰瘍などに有効。制酸薬やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)などが該当する。
- 胃のpHを上昇させ、増えすぎた胃酸を中和する。水酸化アルミニウムや炭酸カルシウムなどのアルカリ性の化合物が配合される。
詳細は「制酸薬」を参照
- 胃酸分泌受容体拮抗剤
- H2ブロッカー : ヒスタミンH2受容体に拮抗し、胃酸の分泌を抑制する。シメチジンやファモチジンなどが配合される。
詳細は「ヒスタミンH2受容体拮抗薬」を参照
- ムスカリン受容体拮抗薬 : ムスカリン受容体に拮抗し、胃酸の分泌を抑制する。ピレンゼピンなどが配合される。
- 胃粘膜保護成分
- 荒れた胃粘膜を覆って保護し、修復を補助する。スクラルファートやグリチルリチン酸二カリウム、銅クロロフィリンナトリウム、アズレンスルホン酸ナトリウムなどがある。
- 抗コリン薬として臭化水素酸スコポラミンやロートエキス、局所麻酔薬としてアミノ安息香酸エチル、平滑筋弛緩薬として塩酸パパベリンなどが処方される。
- 消化管内部のガスを取り除き腹部の張りを抑えるため、ジメチルポリシロキサンが胃腸活動抑制型・促進型を問わず配合されることがある。
胃腸活動促進型
「消化管機能改善薬」も参照
胃腸虚弱や消化不良などに有効。健胃消化薬や整腸剤などが該当する。
- アロエ、ウコン、ケイヒ、陳皮など生薬が主体で、乾燥酵母や消化管運動改善薬として塩酸カルニチンやマレイン酸トリメブチンなどが配合されることもある。生薬の苦味・辛味や匂いが味覚・嗅覚神経を刺激し効果を生み出すため、オブラートやカプセルを用いると効き目が損なわれる。マレイン酸トリメブチンは消化器の運動が活発なときは抑制的に、逆に弱っていたら活発にする作用があるが用量が多いと抑制的に動くため特に用量を守る必要がある。
- ジアスターゼやリパーゼなどの消化酵素、ウルソデオキシコール酸やデヒドロコール酸などの胆汁成分が配合される、
- 乳酸菌や酪酸菌、納豆菌などが配合される。
その他
- 代表的なものにスルピリドと呼ばれるものがあり、現在は主に精神・情動安定剤として使用されるが本来は神経性の胃炎や食道炎、十二指腸潰瘍など胃腸疾患の薬として開発された(副作用に向精神薬としての有効性が認められた)ため現在も胃腸薬として処方されることがある。離脱症状として食欲不振や吐き気、焦燥感や抑うつ感など胃腸薬の副作用としては通常みられない症状(ドパミン受容体に作用するため)が現れることがあるため処方された用法、用量を守ることが重要である。
参考文献
- 齋藤洋、福室憲治、武政文彦著 『一般用医薬品学概説(第2版)』 じほう、2006年。ISBN 9784840735940。
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Japanese Journal
- Fecal properties and associated factors in elderly persons requiring care at a long-term care health facility for the elderly
- 榊原 千秋,塚崎 恵子,Sakakibara Chiaki,Tsukasaki Keiko
- 金沢大学つるま保健学会誌 = Journal of the Tsuruma Health Science Society Kanazawa University 34(1), 39-49, 2010-07-30
- … 整腸剤の使用は4%、坐薬の 使用は20%だった。 …
- NAID 120002314569
- 整腸剤は下痢のときに飲む薬である? (看護のエビデンス"いま""むかし"--かつて信じられていたことの何が変わったの?!) -- (排泄ケア)
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- 生後25日の男児。皮膚の黄染を主訴に来院した。1日に7、8回母乳を与えている。血液所見:赤血球423万、Hb 12.3g/dl、Ht 46%、白血球7,600、血小板21万。血液生化学所見:総ビリルビン11.3mg/dl(基準0.3~5.3)、直接ビリルビン9.5mg/dl(基準0.2~1.3)、AST 98IU/l、ALT 128IU/l。患児の便の写真(別冊No.18)を別に示す。
- この児への対応で適切なのはどれか。
- a 母乳をやめさせる。
- b 整腸剤を処方する。
- c 1か月後の再診を指示する。
- d 精査目的の入院を指示する。
- e 便のウイルス抗原を検査する。
[正答]
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商品
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- 関
- 薬、作用薬、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品