ロペラミド
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
クラレットカプセル1mg
禁忌
※※
出血性大腸炎の患者
- [腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な感染性下痢患者では,症状の悪化,治療期間の延長を来すおそれがある。]
抗生物質の投与に伴う偽膜性大腸炎の患者
- [症状の悪化,治療期間の延長を来すおそれがある。]
低出生体重児,新生児及び6ヵ月未満の乳児
- [外国で,過量投与により,呼吸抑制,全身性痙攣,昏睡等の重篤な副作用の報告がある。]
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
下痢症
- ※※
通常,成人にはロペラミド塩酸塩として1日1〜2mgを1〜2回に分割経口投与する。
なお,症状により適宜増減する。
慎重投与
重篤な肝障害のある患者
重大な副作用
イレウス,巨大結腸
(頻度不明)
- 消化器症状(「その他の副作用−消化器」の項参照)とともにイレウス,巨大結腸があらわれることがあるので,このような場合には投与を中止すること。
ショック,アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常があらわれた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常があらわれた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
※※
一般名
- ロペラミド塩酸塩(Loperamide Hydrochloride)
化学名
- 4‐[4‐(p‐chlorophenyl)‐4‐hydroxy‐1‐piperidyl]‐N,N‐dimethyl‐2,2‐diphenylbutyramide hydrochloride
分子式
分子量
融点
性状
- 白色〜微黄色の結晶性の粉末である。酢酸(100)またはクロロホルムに溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けやすく,水,無水酢酸または2-プロパノールに溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- loperamide
- 化
- 塩酸ロペラミド loperamide hydrochloride
- 商
- Imodium。カグダリン、クラレット、タイペミン、ミロピン、ロスポリア、ロペカルド、ロペナ、ロペミック、ロペミン、ロペラン、ロンバニン
- 関
- 止瀉薬
- 止しゃ剤,整腸剤
効能又は効果
禁忌
- 1. 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化,治療期間の延長をきたすおそれがある。]
- 2. 抗生物質の投与に伴う偽膜性大腸炎の患者[症状の悪化,治療期間の延長をきたすおそれがある。]
- 3. 低出生体重児,新生児および6カ月未満の乳児[外国で、過量投与により、呼吸抑制,全身性痙れん,昏睡等の重篤な副作用の報告がある。]
- 4. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌
- 1. 細菌性下痢患者[治療期間の延長をきたすおそれがある。]
- 2. 潰瘍性大腸炎の患者[中毒性巨大結腸を起こすおそれがある。]
- 3. 6カ月以上2歳未満の乳幼児(「小児等への投与」の項参照)
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2319001C2060_1_02/2319001C2060_1_02?view=body
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2319001M1264_1_02/2319001M1264_1_02?view=body
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